ゴムは伸びたり縮んだり?

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~ 
今日のゴムには、皆様当惑されたようで、ご質問をたくさんいただきました。

まず、昼休みに一斉に電話があったのが、注文が拒否される件。
「DCB中でもないのに受付拒否になるよ?!」
ということで指値をご確認いただくと、前日比+20円を越える買指値。取引所が注文を受け付けるCB幅(ゴムなら前日帳入値段の±20円)外であることが原因でした。DCB幅2.0円は皆様の意識にあったようですが、CB幅20円は浸透していなかったようです。
かくいうたぬきも、まさかこんなにあっさりとこの価格がつくとは思っていませんでしたから。リーマンショックとか、サブプライム問題とか、そんなレベルの話かと。

なお、CBという名前は取引の停止を連想しますが、新システム下でのサーキットブレーカーの発動は、取引所の判断に委ねられています
CB幅は、いわばストップ高(安)のようなものをイメージしていただければと思います。

それから、「前日比20円高より高い値段はつかないんです」と話した後に確認されたのが、「高値が+20円越えてるよ?!」というご指摘です。

これは、SCO同士が約定したときに各限月の売り、買い注文に与えた約定価格を、高値安値の判定に含むことによって生じます。
SCOは、あくまで、売りと買いとの価格差を指定した注文なので、
例えば、「ゴムの6月-7月限を2円で」という注文が対当した場合、それぞれ、6月限がいくらで、7月限がいくらで約定するかは決まっていません。333円と331円かもしれませんし、333.2円と331.2円かもしれません。そしてこれらSCO由来の価格は、DCBやCBの制限を受けません。
ゆえに、前日比+20円以上の約定価格となり、それが高値の欄に表示されていたということでつじつまが合います。
念のため、大引け後にTOCOMのヒストリカルデータページからTickをとってみたところ、やはり、コード1で記録されるSCO同士の約定でした。

6Tick.png

画面中黄色の塗りつぶしがSCO由来で、+20円を優に越えているのに対し、ほぼ同じ時刻でのアウトライトの約定は、前日比+20円の332.9円で頭打ちになっている様が見て取れるかと思います。

当然ですが、SCO由来の約定価格は市場に出ていた価格ではないので、通常の片張りの注文でこの値段を取ることはできません。相場表の高値だけを見て、それより安いトリガーを持つストップ注文が機能していなくても、即、異常であると決めつけることはできません。
なお、このような混乱を避けるため、SCO由来の価格を除外して高値安値を表示させるシステムも最近は増えているようです。

さらには、「帳入価格が+20.1円」というのも。
帳入価格にSCO由来の価格は使われませんので、これは理由が異なります。
が、長くなりましたので別の機会に。

そうこうしているうちに、夜間も、早くも前日帳入+20円に達した限月が…
ただ、皆さん!ゴムは伸びるだけでなく、縮みますからね!!十分ご留意を。

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速報:ゴムのDCB幅がまた拡大!

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~ 

ゴムの即時約定可能値幅(DCB幅)が、また変更になります。

昨年のシステム更改から年末までは1.5円、1月の大発会(日中立会)以降2.0円になり、
今度は3.0円へと拡大です。

2017年2月1日(水)8:45スタートの日中立会から。
同じ計算区域である1月31日(火)16:30からの夜間立会では、現行通り2.0円のままです。
ご留意くださいね。


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2016年12月27日に発生したTOCOMの障害について

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~ 

12日夕方に行われましたTOCOM浜田社長の定例記者会見で、昨年末27日に起きた障害について言及がありました。
これは、15:15の日中立会終了後、帳入価格の配信が行われず、夜間立会が18:15寄板合わせに延刻されたもので、会見の内容は、伝わっている限りでは、
1)原因は、OSEと共同利用している帳入値段配信システムの不具合であったこと
2)システムを増強しており、同様の障害は今後は起こらないはず
というものでした。

原因が特定され、対応もなされたといいますが…消化不良な感じです。

まず、不具合の内容や対策の報告が十分でないかと。
当日、帳入値段は、各取引参加者に対しメールで通知されました。
配信部分の問題という報告は、電文を流すことができなかったことと矛盾はありません。
DCBの基準価格を前々営業日の帳入価格としたのも、取引所電文でしか帳入の更新をかけられないシステムへの配慮だったのでしょう。
ただ、帳入値段の一覧がメール送信されたのは、17時を回った後でした。配信部分の問題というには、ちょっと遅すぎやしませんか?

同じく、システムの"増強"で対策を講じたというのも意味がわかりません。
オプションやJGBの事情までは把握していませんが、少なくともTOCOMの先物については、限月の数は営業日を問わずほぼ一定、配信すべき帳入値段の数が増えることはないと思うのですが…
"配信"という言葉から直感できる以上の問題があったのであれば、きちんと説明して欲しいと思いました。

それから、当日の経緯に関する言及がなかったことです。
一つは、なぜ、あわや寄付きまで、延刻の決断ができなかったのか。
取引所は16:15、帳入値段を取引参加者へ知らせぬまま、注文受付を開始しました。
たかが帳入値段というわけにはいきません!
リアルタイムでのロスカットありの口座を除けば、証拠金不足の判定は通常、帳入値段で行うからです。不足発生時の新規取引を禁止している口座では、夜間立会における発注制御を決められません。
それから、帳入値段の更新をもって営業日変更処理を行う仕様のシステムが多いようです。
当日16:15からの板がスカスカだったのは、そういうことではないかと思います。停止が決まるまでの15分間、取引できない委託者の皆様や参加者がどれほどの不安と恐怖にさいなまれたことか…。
16:30間際に停止された理由のBCP発動(3分の2以上の参加者が取引所システムに接続できない)は、16:15の時点でわかっていたはずです。もう少し迅速な意思決定ができなかったものかと思います。

二つ目に、先述の、帳入価格を周知したメール送信があの時刻になった理由。
多くのシステムでは、メールで受け取った情報を基に帳入値段の更新をかけ、営業日変更処理を行ったようです。
つまり、帳入値段のメールをもっと早く送っていれば、もっと早く事態を収拾できたのではないでしょうか。
さらに、問題が起きたのが、本当に"配信"部分だけで、通常帳入値段が判明する15:30頃に算出はできていたならば、早々にメールを送ることで、各社16:15に間に合った可能性だってあったと思うのです。

今回のことを取引所が、人的対応も含めきちんと振り返り、今後の糧としてくれることを切に望んでおります。
続報がありましたら、お知らせさせていただきます。

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是非活用を!TOCOMヒストリカルデータ

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~ 

昨日のTOCOMの出来高の集計のことで、質問を頂きました。
TOCOMのヒストリカルデータで足し合わせても、原油がこの数字にならないと。

はい。実は、ひと工夫必要です。

昨日、2016年の年間の合計を出すため、各月の合計を集めた表です。
1月から11月は、TOCOMが集計してプレスリリースに掲載している概況の数字を使わせていただきました。
各月集計
まだ発表されていない12月だけが、たぬきの集計分ですが、2段にしているのが見えますか(小さいですが・・・)?

まず、上段の数字は、TOCOMが無料で公開している、こちらのページから頂戴します。
ヒストリカルトップ

データ選択

ダウンロードボタンでCSVファイルが得られます。
CSVを開くと、データが日付順になっていますので、銘柄別に並び替え、12月1日から30日の出来高を合計すれば、容易に集計できます。

で、問題となるのが次の下段の数字。
金ミニ、白金ミニ、原油のみにあるのですが、これらの共通点、ピンときますか?!
そう、すべて現金決済型商品で、この数字は、最終決済価格で決済された数量なのです。

出来高ではなく、「決済高」だから、ということなのでしょうか?
理由は定かではありませんが、先程集計したデータ上の出来高は、最終決済された数量を含みません。
試しに、先程取得したCSVファイルの、12月1日の原油の行を見てみてください。
限月は、16年12月~17年5月の6本で、11月30日に取引最終日を迎えこの日最終決済された、16年11月限の記録がないことがおわかりいただけると思います。

そこで、「決済高」を、最終決済前日の取組高から拾ってメモしたのが2段目というわけです。

一度知ってしまえば、いたってシンプルな話ですよね。
出来高の集計に限らず、TOCOMのヒストリカルデータは、手軽な割になかなか使えます。
掲載期間が短いのが難点なので、日々ダウンロードしておくと、いざという時に役立つかもしれません。

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TOCOM取引高増の裏側

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~ 

東京は、本日が大発会でした。
改めまして、明けましておめでとうございます。

寄付に合わせるかのように円安が進んだことで、日経平均は479.79円高、TOCOMは出来高127,731枚と、活気を帯びた大発会となりました。

年末にTOCOMが発表していましたが、全商品合計での2016年の年間取引高は、2015年に続いて前年を上回りました。
長らく右肩下がりの状態が続いていましたが、2年連続での前年比プラスというのは、低迷も底を打ったということでしょうか。

大発会の勢いで、今年一気に復権を果たしたいところですが、データをもう少し細かく見てみますと、かえって心配になってしまいました。

こちらのTOCOMのページに掲載されていたのは、全商品合計と、原油のみでしたが、他の銘柄について、年別の数字を集計してみたのが、以下の表です。

年間取引高推移


原油と金限日については、ここ2年で増えていると言って問題ないかと思います。
まあ、限日は2015年に新設された商品なので当たり前ですが、原油の、1年で200万枚を越える伸びは、立派なものだと思います。

しかし、ここ2年で増えていると言い切れるのは、この2商品に限られてはいませんか?
例えば、ガソリンや灯油は、原油の勢いとは裏腹に、2016年は、前年の半分近くになってしまいました。
白金、パラジウムの減り方も顕著です。
また、金は、限日が増えてはいますが、標準やミニの取引量はいかがでしょう。
限日取引1枚の増加の裏で標準取引が1枚減っていたら、見かけだけで、本当の増加とは言えないですよね。

銘柄固有の事情頼みや、銘柄の集中ではなく、本当の意味での出来高の底上げ。
早くも、今年3月には白金の限日取引の上場が予定されております。
白金の標準が小口取引に取って代られるのではなく、限日分が上乗せになるようなプロモーションをしていかねばなりませんね。

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初めて…の大納会

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~ 

いよいよ、明日は大納会。今回、TOCOMでは初めて、夜間立会が行われます。
すなわち、今年からは、15:15で日中立会が終了した後、計算区域を変え、16:15からのプレオープンを経て、16:30から翌朝5:30(ゴムは19:00)まで、いつも通り取引が行われます

システムの共同利用先であるOSEが前からこのスケジュールでしたのでそれに従ったのだと思いますが、正直、どうなんでしょう???

ある目的をもった個人のお客様にとっては、たしかに、大きなメリットがあります。
このブログでも再三触れてきた税金の問題で、両建てや、それに近いスプレッドで年間の利益額の調整をされる方、ですね。
今までは両建ての片側を30日の15:15に、反対側を1月4日の寄付きで落とすしかありませんでした。
年末年始も、海外市場は1日を除き営業していますので、多い年には3営業日の間、片建てリスクを負っていたわけです

今回からは、15:15までが2016年、16:30からが2017年の取引として計算されますので、片建てで保有するのは、1時間ちょっとで済むことになります。
もちろん、その間だって海外では取引が行われていますが、米国は深夜、欧州はまだ早朝。値動きのリスクと、利益調整のメリットとを天秤にかければ、やる価値のある片建てとなってくるのではないでしょうか?

ただ、他に何か良いことがあるかというと、正直思いつかないです。
「海外で取引が行われている以上、日本でも取引ができる方がよい」…正論だと思います。
でも、大みそかの朝5:30まで働きたいですか?!
ポジションを全決済でもしない限り、トレーダーの皆様は、TOCOMが開けば気にせざるを得ないわけです。TOCOMがピタッと閉まっていてくれたら、トレーダーの皆様だって正月らしく過ごせるじゃないですか。

いつでも利用できるというのは便利かもしれませんが、本当に必要でしょうか?参加者が少ない中、薄い板で値段が飛ぶのは、市場としてのあるべき姿でしょうか?
業界は違いますが、昨今、飲食業の24時間営業だって見直しが始まっているわけですし、何でも規模を拡げるのではなく、実情に沿って取捨選択すべきではないかと思います。

それにしても…初めての試みには、システムのトラブルがつきものです。明日、無事に取引が行われることを願ってやみません。

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昨日のTOCOMの夜間立会について

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~ 

昨日の取引所の障害は、大変な事態になってしまいました。
当社のお客様へもご説明が二転三転してしまい、申し訳なかったです。
皆様、大丈夫でしたか?

帳入価格が配信されなかったために、多くの取引システムが日次処理不能に陥ったようです。
Net Trade Proの照会系システムも例に漏れずでしたが、さすがはX_TRADER(R)。16:15の取引所のプレオープン開始とともに、注文を通し始めました。もっとも、発注できる参加者が少なく板がスカスカだったので、お客様はびっくりされたようですが…

帳入価格の表示や持ち越し玉のプライス等、いつも通りとはいかない部分も多々あり、ご迷惑をおかけしてはしまったのですが、
発注に特化したシステムの強みを今更ながら感じさせられた一件でした。

現在のところ、障害の原因は発表されておりません。JPXのJGBで同様の障害があり、売買停止措置がとられたことを考えますと、TOCOMよりもっと川上の問題のような気がしてはいますが、TOCOMのWEBサイトから、関連する全お知らせを削除する理由にはならないかと。愕然としておるところです。

再開のスケジュールがなかなか決まらず、不安なまま待ってくだっさっていたトレーダー様も数多くいらっしゃいますし、今もっともホットなゴムの取引時間が45分間しかなくなってしまったことで、機会損失を悔むお声も頂戴しております。
うやむやにせず、きちんとご報告させていただきたいと思っております。


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荒ぶるゴムとDCB幅

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~

ゴムが大変なことになっていますね!
東京の先限つなぎ足はご覧の通りです。
東京ゴム先限

ただ、一本調子で上がっているわけでもなく、ぐんぐん上がったと思いきや、翌日には下げでDCBを連発したり、1日、いや、数十分の間で行って来いになったり…と慌ただしい動きです。

そんな最中、ゴムのDCB幅(即時約定可能値段幅)の変更が通知されました。
現行の1.5円から、2.0円への拡大です適用は、1月4日の日中立会からになります。

先日、TOCOMの証拠金こと、SPANパラメータのPSR値の算出の仕組みについて取り上げましたが、DCB幅はどのようにして決まっているのでしょう?
これは、残念ながら、たぬきの調査では、明記したくだりを見つけられませんでした。
TOCOMが決定していることは確かなのですが、取引所が何を根拠に定めているのか?システムの共同利用をしているJPXにヒントがあるかもしれません。

例えば、日経225先物などの指数先物の場合、DCB幅は、●●円といった絶対値ではなく、DCB基準値段の何%といった決め方になっています。また、有価証券オプションでは、対象有価証券の基準値段が、500円未満は〇〇円、500円以上1,000円未満は△△△円…といった具合で階段状になっています。

これらの状況証拠から、DCB幅は原商品の価格に応じて決められる、という仮説を導くことができるかと思います。
つまり今回のゴムは、値動きが荒くなったとか、DCBが頻発するからとかではなく、11月から上げてきた値位置の変化を受け、2.0円にすることになった、というところのようです。

9月20日の新システム稼働以降、DCB幅が変更されたのは今回が初めてではないでしょうか。特に混乱もなく、実施まで十分な猶予をもって伝達されることが確認できました。十分に時間を使って、自動売買プログラムの見直しや心構えをしてください。

なお、繰り返しになりますが、2.0円になるのは、1月4日の日中立会から。1月4日計算区域ではありませんから、30日夕方からの取引は1.5円幅のままです。お間違いなく。
一抹の不安は、正月を挟んで皆様に忘れ去られていないか(たぬき含め)、ですかね(笑)

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ご存知ですか?TOCOMの証拠金の算出ルール

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~ 

16日計算区域、すなわち15日の夕方の取引から、TOCOMの証拠金が全体的に引き上げになりました。中には一般大豆の20,000円から40,000円というのも!15日の大引けでは足りていたのに、夜間の開始時に証拠金不足になっていてびっくりされた方もいらっしゃるかもしれません。

もっとも、100%でロスカットが設定されている口座ですと、びっくりでは済まない事態で、証拠金の見直しというのは、結構重要だったりします。この機会に、見直しのルールについて、確認しておきましょう。

「証拠金」と呼んでいますが、クリアリングから発表されるのは、「SPANパラメータ」です。
定期見直しは、月2回。原則1日~15日までの上期と、16日~月末までの下期です。これ以外に、今月初めにガソリンで適用されたような、臨時の見直しもあります。

では、肝心の算出の根拠を。
証拠金に求められているのは、ごく簡単に言うなら、最低限、1日で生じる損失分はカバーできることです。
当然と言えば当然ですよね。1日で飛んでしまうような金額では、担保価値がありません。
しかし、ここで問題があります。
どんな一日でもなくならない金額、となると、リーマンショックや世界同時株安といった、10年に1度とか、100年に1度とか言われるような事態まで考慮しなくてはなりません。それって、効率が悪くないですか?

例えば、日本の一級河川では、100年に一度の洪水に耐えられる治水を行います。200年に1回起こるような大雨が降れば、氾濫する可能性が極めて高くなります。
でも、危ないから、税金を投入して、1000年に1回の洪水にも耐えられる堤防を作りましょう、という提案が、果たして受け入れられるでしょうか?

リスク対策というのは、費用対効果の見合うところで線引きするしかないのでしょうね。まあ、そのラインの引き方がすごくすごく難しいわけですが…

で、今、TOCOMが採用しているラインが、「99%」です。
参照する計算日が120日ですから、その99%、すなわち、最も前日比が大きく開いた1日を除く119日については、1日で消えてしまうことのない金額を最低限納めるべき証拠金の額としているわけです。

いかがでしょう。今回の急激な引き上げ、納得できましたか?

なお、次回の定期見直しは、計算区域2017年1月4日。30日の16:30の取引から、見直し後の金額が適用されます。
うっかりポジションがなくなったり、年末年始の忙しい中で入金に走ったりしなくて済むよう、余裕をもってお取引くださいね。


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11月の出来高は前月比45.3%増?!

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~

CME、TOCOM両取引所の11月の概況が発表されております。

CMEのプレスリリースでは、「出来高の1日平均が前年同月比52%アップ」の文言が見出しに踊っていましたが、
これは株や金利、通貨先物を含みますので、コモディティ単独では、28.8%増でした。
また、同じくコモディティ単独の先月10月比は、21.7%増でした。
一方、TOCOMはというと、前年同月比21.9%増、同年前月比45.3%増でした。

TOCOMについては、6月から月間の出来高の減少が続いていたので、久しぶりに明るいニュースです。

ただ、11月は、序盤のアメリカの大統領選挙を分岐点にマーケットの様相が大きく変わりましたし、OPECの減産合意など投資家心理をくすぐるトピックもコンスタントに出てきました。
このような、マーケットの力によって増える出来高は、いわば特需。マーケットが再び凪になれば、まるっと退出する恐れのある浮動票ですので、TOCOMが自力で増やした分を見極める必要があると言えます。

10月比45.3%増について、もう少し細かく考えてみましょう。
各部門別の前月比を算出してみますと、
金単独:69.8%
貴金属全体:49.3%
原油、ガソリンなどエネルギー部門:28.2%
農産物:マイナス です。

つまり45.3%という数字は、TOCOMの出来高の30%以上を占める金を中心とした貴金属の功績で底上げされたものだ、ということが言えるのではないかと思います。

次に、CMEについて、部門別の前月比を見てみましょう。
金属・非鉄金属部門:86.0%
エネルギー部門:15.0%
農産物:14.3%

含む銘柄が異なる影響は多分にありますが、ざっくり、マーケットによる出来高への影響は両取引所でおおむね同じと考えてよいのではないかと思います。
その前提で見比べますと、金属・非鉄金属部門でのTOCOMの伸びは、物足りないと言えます。CMEでは、今、銅の取引をしきりに宣伝しているので、そのような努力が形になったのかもしれません。
一方、原油をはじめとするエネルギー部門は、健闘したといってよいのではないでしょうか。ファンド玉の流入等が続く、TOCOM一番の成長株らしい結果です。
そして、農産物。CMEではエネルギーと遜色ない増加を見せているのにTOCOMではマイナスというのは、マーケット云々ではない市場からの退出があった証拠でしょう。

世界でトップのCMEでさえ、日々新しい銘柄の上場や規程の変更等対応し、出来高を増やす努力をしています。いわんやTOCOMを、です。
表面の数字に胡坐をかくことなく、どうしたら投資家がTOCOMに定着してくれるのか?を我々取引参加者も一緒に考え、実践していかねばなりません。

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プロフィール

Author:M.J.
岡安商事株式会社
マーケティング部
「Net Trade Pro」 の方を対象に
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行うために開設された部署です。

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