CME出来高最高記録と、TOCOMの信頼回復のために

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~

少々遅くなりましたが、CMEグループから計算区域11月9日の取引について、誇らしげなレポートが出ておりましたのでご紹介です。(原文はこちら)

1計算区域での出来高が、過去最高の44,516,949枚を記録したとのことです。
それまでの最高である2014年10月14日の39,567,064枚から、約500万枚オーバー!
商品別においても、当社でも取扱っておりますWTI、COMEX GOLD、Japanese Yen Futuresなどなど多くの商品で、過去最高を達成しております。
ご参考までにTOCOMの2015年1年間の出来高は、24,399,068枚でした。スケールが違いますね。

ボリュームもさることながら、何よりも素晴らしかったのは、これほどの大幅記録更新であっても、障害を起こさなかったことに尽きるのではないでしょうか。

もっとも、システムへの負荷は、約定の数で図ることはできません。
気配を参照して注文を置き換える自動売買システムでは、秒間に何十回という注文取消と再発注を行うことがあります。トレーダー様は、システムを走らせるためのスイッチオンを1回なさるだけですが、取引所は取消等のアクションの都度、データの送受信を繰り返すことになります。1枚の約定のため、100回のCancel&Replaceが行われていたとしたら…お心当たりのある方、あなたも、取引所をいじめているかもしれません(笑)

トランザクション数は知るすべがありませんが、11月9日のTOCOMの出来高は、636,086枚でした。システムの処理能力に対する評価は人それぞれですが、処理能力を理由に取引を停止する事態を再発させてはいけないということは、共通認識でよいのではないかと思います。

では、どうすべきか?
取引所が処理能力の高いハードを導入するのも一つの方法です。ただし、これは取引所のコスト増になりますので、定率会費の引き上げにつながるでしょう。会員の負担が増えるため、委託手数料に転嫁して、最終的にはトレーダー様の負担となるかもしれません。
さらに、どこまでの処理能力を求めるか?というのは非常に難しい問題です。
過去の記録をベンチマークにしてもそれを超える事態が起こる可能性だってありますし、常に最高の状態を求めて最新機種を購入しても、それに足る出来高がなければ要らぬコスト増です。

前出のCMEグループは、1つの解法を示しています。
Messaging Efficiency Programという、単純に言えば、トランザクションに対する約定の割合が規定を下回るトレーダーに罰金が科せられる制度です。
取引が集中し易い米国の主要時間帯において、アルゴ等トランザクションが一定量を超えたトレーダーに対して、判定が行われます。
従って、ストラテジーに工夫が必要になるわけですが、たぬきとしては、この制度、悪くないのではと思う側面があります。
取引所との接続は、ハードの面では単純に、口が大きければ一度に大量にやり取りができるわけです。そうしますと、環境に巨額の投資ができる人ほど有利になるわけです。いかに利益を上げているトレーダー様でも、個人と機関投資家とでは、キャッシュフローの大きさが違います。
お金を持っている人が有利になるとか、配慮してトランザクション量を抑えた優しい人が馬鹿を見てしまうくらいなら、制度として確立している方が受け入れ易いように思います。

今後どのような方向に進んでいくのか?は取引所のみが知るところですが、先日のようなことは勘弁していただきたいと、切に思います。


にほんブログ村 先物取引ブログへ

18 : 38 : 19 | Foreign Exchange | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<再延期…SCOのBaitオーダー | ホーム | SCOのBaitオーダー生成再開へ>>
コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://ateye.blog52.fc2.com/tb.php/782-1ce5338b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |

プロフィール

Author:M.J.
岡安商事株式会社
マーケティング部
「Net Trade Pro」 の方を対象に
新規口座の案内、サポートを
行うために開設された部署です。

プロトレーダーやシステム
トレードに関するお問い合わせはこちらまで

traders@okayasu-shoji.co.jp

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

はじめに (2)
X-TRADER (118)
Market Explorer (1)
Order Book (1)
Commodity (38)
TT Demo (3)
TraderWorkStation (3)
Market Window (1)
Tokyo Commodity Exchange (66)
Tokyo Financial Exchange (8)
Tokyo Grain Exchange (6)
Fill Window (1)
Trade Book (1)
Algorithmic trading (19)
Proprietary Trading Firm (1)
Strategy (20)
Asahitrust (20)
Audit Trail (1)
Customer List (1)
Tokyo Stock Exchange (4)
Autospreader (2)
Bond (2)
Nikkei 225 (1)
Theory (18)
Order (1)
Foreign Exchange (44)
Derivatives (66)
etc (338)
Broker (3)
終わりに (1)
ADL (7)
経済指標 (5)
取引所スケジュール (7)
New TOCOM (8)

リンク(順不同)

必ずお読み下さい

ランキング

人気ブログランキングへ にほんブログ村 先物取引ブログへ 商品先物取引ポータルへ 商品先物ブログ・RSSナビはウェブコモ マネポケ金融投資ブログランキング 商品先物ランキング

フリーエリア

Google Page Rank Checker

検索フォーム

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

最新記事