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ゴールドマン・サックスとウォーレン・バフェット

お疲れ様です。たぬきです~
ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイが、ゴールドマン・サックスグループの第7位の大株主になるそうです。

話は2008年に遡ります。
2008年9月15日、リーマン・ブラザーズが経営破たん。世界的な株の大暴落が起きます。
弱気が弱気を呼ぶ混乱の中で、9月23日、ゴールドマン・サックスが、バークシャー・ハサウェイによる50億ドルの出資を発表します。

この時バークシャーが購入したのは、年率10%の固定配当率のついた50億ドルの優先株。ゴールドマン側が10%のプレミアムを支払うことでいつでも買戻しできる特約つきではあるものの、バークシャーは1年で5億ドル受け取ることができますので、10年保有すれば元が取れる計算です。さらに、ゴールドマンの普通株4350万株を、1株当たり115ドルで購入できる期間5年間のワラントのおまけまで。おまけといっても、権利行使時の株価が115ドルを上回っていれば、入手後市場で売却することによって、その差額を利益として得られます。

2011年、ゴールドマンは、優先株を買い戻します。
プレミアム10%の上乗せもあり、バークシャーは16.4億ドルの売却益を得ました。

そして、リーマンショックから5年目の今年10月1日、バークシャーはワラントを権利行使しました。
10月1日から先立つ10営業日のゴールドマン株の終値平均は、164.389ドル。115ドルとの差額は49.389ドル。4350万株分で約21億4800万ドルの利益です。
本来であれば、権利行使により115ドルで4350万株を購入し、市場価格で売却することで利益を得るのですが、4350万株もの売買が行われればマーケットへのインパクトが懸念されますし、ゴールドマン株の希薄化も問題となります。そこで、権利行使日前10営業日の終値平均と115ドルとの差額相当額の株式がゴールドマンからバークシャーへ渡され取引完了とすることで、両者が合意しています。受渡しは、明後日4日の予定です。

リーマンショックの恐慌の最中に出資を決めたのは、さすがはバフェット氏というところですが、10年持てば元が取れる条件といい、ワラントのおまけといい、通常では考えられない条件で、明らかに投資家に有利過ぎます。目を引くのは、やはりゴールドマンの立ち回りではないでしょうか。
まず、バフェット氏の50億ドルの出資の翌日に、ほぼ同規模の増資を行っています。あの「オハマの賢人」とほぼ同タイミングで株を買うチャンスという抜群の宣伝効果は、50億ドル以上の資金調達を成功させ、見事危機を脱しました。
そして、ワラントの取引を株式の授与に切り替えることにより、ゴールドマンは、なおもバフェット氏を株主であり続けさせることに成功しています。あの大投資家が株主である会社、というお墨付きは、今後も同社の信用を下支えすることでしょう。
自身が1年で5億もの配当の支払いに苦しんだ時期こそありますが、すべては、ゴールドマンの筋書きであったように思えてなりません。

両者が互いに良いビジネスをしたと考えていれば、再び連携をとることもあるかもしれません。なにぶん、動く金額が桁違いです。金融業界の両雄の関係は、今後チェックしていて損はなさそうです。

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