遂に関税10%!インドの金取引

お疲れ様です。たぬきです~
大変長らく更新が途絶えており失礼いたしました。
その間に進めておりましたことは、来月あたりにはお話しできるのではないかと思っております。

さて、マーケットではこの1ヶ月の間、大阪堂島商品取引所のコメ先物取引の試験上場の延長が認可されたことを始め様々なことがありましたが、今日はインドの「金」をめぐる政策について。

8月13日、インドは、金の輸入関税を過去最高の10%に引き上げました。
さらに翌14日、金硬貨及びメダルの輸入の禁止と現金決済の義務付けを発表しています。

輸入関税が10%と言われてもピンと来ないですが、簡単のため円建てで考えれば、1gあたり4,200円の10%は420円。
関税がそのまま販売価格に上乗せされたとしたら、インド国内で金を購入する際には、国際水準の価格から1gあたり420円相当も不利な価格で買わねばならないことになるわけです。420円価格が上昇するのがいかに大変なことであるか(まあ、動くときには数日で上がることもないわけではありませんが…)は、皆さん十分にご存知のことでしょう。
もっとも、インド国内の金流通量が減少すればその分高く売れるでしょうけどね。

これだけの措置は、もちろん、一昨日突如として行われたわけではありません。
昨年の年初の段階で、インドの金輸入時の関税は2%でした。
それが、同年中に4%になり、今年に入り1月に6%、その後8%にまで引き上げられてきました。
また、販売の自粛を求めたり、手付金等による購入の禁止、輸入した金の20%を国外で販売することを義務付けるなど、様々な措置も取られてきました。加工業者にとっては仕入れを総代金で行うことは負担が大きいですし、販売業者にとっては、販路を一部限定されてしまうわけですから、関税のように価格に転嫁できない分、厄介かもしれません。

一連の規制の目的は、金の輸入を抑制することにあります。

インドの経常赤字は近年急激な拡大を続けていますが、なんと、この主な要因の一つが金の輸入だというのです。
インド=金が好き! という図式は金の投資家の常識ですが、今年4月の急落をインド国民はチャンスと捉え、さらに購入意欲が高まったとも…それにしても、一国の財政収支を狂わせるほどの嗜好とは空恐ろしい気がします。

ちなみに、日本で金地金やコインを輸入するときの"関税"はというと、0%です。
しかし、入関時の申告は必要で、一定以上の額については"消費税"が課されます。
再び輸出する際には、販売した国の付加価値税(海外の消費税に相当)に応じた還付金が受けられる仕組みにはなっているようですし、また、国内で購入するときには消費税分を上乗せして支払い、売却する時には消費税分を上乗せして受け取ることができます。
取引代金を大きくするだけで収支に影響はありませんが、消費税率の変わり目はちょっと特別。増税の行方を見極めつつ、金投資を有効に活用したいですね。


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