CBOT取引時間短縮へ

お疲れ様です。たぬきです~
シカゴ商品取引所(CBOT)の穀物(コーン・大豆。小麦など)絡みで、またまたスケジュールの変更がなされるそうです。しかも今度は、取引時間を短縮する方向だそうです。

昨年2012年はCBOTにとって、丁度良い取引時間を巡り紆余曲折あった年と言えるかもしれません。

まず5月、電子取引であるGlobexの取引時間を、それまでの1日17時間から22時間に拡大する話が持ち上がりました。
審議された結果、22時間ではなく21時間、施行日を1週後にするという微妙な調整が加えられ、実施されました。

月が変わらないうちに、今度は、フロア取引であるOpen Out Cryを「重要な統計発表があるときに限って」スタート時刻を早める計画が発表されました。毎月10日頃の米農務省(USDA)の需給報告の日を主として、年末までの8回の適用日が提示されました。

続いて、Open Out Cryの終了時間が45分遅くなりGlobexと統一され、さらにミニ商品については、Globex、Open Out Cry共に、もう30分延長されました。

一連の動きには勿論理由があったわけで、CBOTに大幅な電子取引時間拡大に踏み切らせたのは、実はインターコンチネンタル取引所(ICE)であったと言われます。それまで穀物はCBOTの独壇場でしたが、ICEがコーンや大豆を上場、CBOTより証拠金や手数料を低く、取引時間を長く設定し、攻勢をかけてきたのです。傘下のニューヨークマーカンタイル取引所(NYMEX)が原油取引で猛追を受けていることもあり(NYMEXのWTIは、年間トータルの取引量で遂にICEブレントに追い越されました。)、CBOTの属するシカゴマーカンタイル取引所(CME)は、ICEと同じ取引時間に延長することで対抗しようとしたようです。

ただ、この決定は、歪みをも生みました。
過去約20年、USDAの需給報告は、シカゴ時間7:30に発表されてきました。
5月までCBOTの電子取引は9:30~13:15までと、休憩を挟んで18:00~翌7:15で1計算区域としていましたので、取引終了後に発表される段取りでした。
ところが、17:00~翌14:00までに取引時間が拡大された結果、発表が場中に行われることになってしまったのです。
一方のOpen Out Cryは朝9:30からですから、発表後電子取引で大きな価格変動があっても、なす術がありません。そこで、発表の日に限って発表の10分前から…という措置となったようなのですが、早朝出勤に対するフロアトレーダーの猛反発の声があったことをうかがわせます。
同様に、取引終了時間が異なることは、セツル価格の妥当性にも影響を及ぼしますので、統一の運びに。

このようにして、約半年もの時間をかけ、よく言うならば、少しずつ改良が加えられた(正直な感想としては行き当たりばったりな)変更を経て出された答えが、概ね元に戻す、という判断であったようです。

今年4月8日から、以下のスケジュールへの変更が予定されています。

◆ラージ(標準)
《Floor取引》月~金 8:30~13:15
《Globex》日~金 19:00~13:15 但し8:30~9:30の間中断

◆ミニ
《Floor取引》月~金 8:30~13:45
《Globex》日~金 19:00~13:45 但し7:45~8:30の間中断

上記いずれもシカゴ時間。日本時間との対応はこちら↓
CBOT_time_20130408.jpg

なお、USDAの方でも変更があり、今年から需給報告等重要な統計の発表時刻は、シカゴ時間11:00になっています。フロア、電子取引共にコアな時間帯にぶつけてきたのは、「これを元に大いに取引しろ!」という当局の意図なのでしょうか…?


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