断崖絶壁を乗り越えた先に待つものとは

こんにちは、湘南烏帽子岩です。今月7日に行われました米大統領選挙は、選挙前半は両党ともに拮抗していたものの、最後はオバマ大統領が再選されることとなりました。
現大統領の再選が決まるやいなや、米国経済の先行きを憂う『財政の崖』という言葉が頻繁に現れるようになりました。

『財政の壁』とは、2000年代より始まった大型減税策、いわゆるブッシュ減税が2012年12月末に失効する事や、2011年に米国で債務上限が問題になった際に約束した強制的な歳出削減が集中し、2013年1月から国防費を中心とした、連邦予算の強制削減により、急激な財政緊縮が起こってしまう可能性がある問題のことをいいます。
 このまま米議会が何の行動も取らないまま歳出削減や増税が実施された場合、米GDP成長率はマイナス0.5%にまで落ち込むとの見方もあります。
 オバマ大統領はブッシュ減税のうち、富裕層の減税だけを打ち切り、年間所得が25万ドル(約2,000万円)以下の世帯については引き続き減税措置をとる方針を示しております。しかし、富裕層にのみ増税措置を取るためにはポイント・オブ・オーダーという壁があります。
 ポイント・オブ・オーダーとは、上院で減税や歳出法案が既存の予算決議に抵触する際に取らねばならない票決方式です。この方式では、5分の3以上の票を得られなければ法案が可決されません。ブッシュ減税が時限法案となっていた訳も、共和党がポイント・オブ・オーダーで民主党からの票を得るために妥協点を探った結果でもあります。
 今回の選挙後に民主党は議席を2多くし、議席を55に伸ばしましたが、ポイント・オブ・オーダーで議事妨害阻止に必要な60議席に届かず、不足している5議席分の票を得るためには法案について共和党との妥協点を見出す必要があります。
 
 財政の崖を回避する上で避けては通ることができないこの事案に対し、オバマ大統領は今後どのように折り合いをつけていくのか気になります。

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