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どこへ行く?買収後のLME

こんにちは、たぬきです。
先日取り上げました、香港取引所によるLME買収の話。直接の関係者の中では混乱を生んでいるようです。
香港取引所としては、2015年1月まではLMEの既存の取引形態を維持するというスタンスのようですが、収益の試算を含め、取引所の考えが、既存の参加者に不安を与えているようです。

その背景には、LMEの特殊性があります。
LME買収話の行方でも触れましたが、LMEは取引所取引といっても、限りなく相対取引に近いです。商品の詳細や受渡しの単位、日取りなどを当事者同士で自由に設定できますし、証拠金に至っても、取引所による厳格な管理ではなく、与信に基づき融通しあっているようです。だからこそ、ミスター5%のような詐欺事件も起こりえたわけですが…。

このようなスタイルは、LMEを長年利用してきた参加者、実需家にとっては、非常に使い勝手の良いものでしょう。それは、LMEの繁栄が物語っています。
一方では、不特定多数の参加者を取り込む取引所とは相容れないものであることも確かです。
取引所は、参加者になるための要件を設け、かつ厳格な運営を行っています。追加の証拠金を翌日までに支払わなければ強制決済、といった具合の厳しいルールは、いわば、誰ともわからない参加者の決済履行に、取引所が裏づけを与える意味合いがあります。だからこそ、顔が見えない取引を誰もが安心して行うことが出来るわけです。

香港取引所が、今後もLMEについて今まで通りの運営を続けるのか?それとも、より多くの顧客を求め、通常の取引所として展開していくのか?この方針次第によっては、既存の参加者は現在の利便性と権益を奪われる可能性があります。やきもきするのも必至で、主要株主であるJPモルガンやゴールドマン・サックスなど、従来の取引形態の中で収益をあげてきた金融機関が、買収提案に賛成しない可能性まで取り沙汰されています。

ただ、買収の話がこれで頓挫する可能性は低いのではないかと思っています。
通常の取引所取引とともにOTCのクリアリング業務を行う取引所は増加しており、OTC取引の利点を生かしながら清算業務に与信を持たせることは、可能と言えます。
CMEグループ傘下のニューヨーク商業取引所(NYMEX)、 シカゴ商品取引所(CBOT)はClearPort を提供、インターコンチネンタル取引所(ICE)は、 ICE Clear を提供しています。先日紹介したシンガポールのSGXも然り。
OTCとは異なりますが、LMEにとって、一つの目指す方向となり得るのではないでしょうか?

なお、ドットフランク法の施行を見据え、このようなOTCのクリアリング業務の引き受けの動きは加速していくものと思われます。乗り遅れた感のあるTOCOMは、今後どうしていくのでしょう?


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こんにちは、たぬきです。先日取り上げました、香港取引所によるLME買収の話。直接の関係者の中では混乱を生んでいるようです。香港取引所としては、2015年1月まではLMEの既存の取引形 まとめwoネタ速neo【2012/06/28 23:20】
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