本格的な電力値上げ

こんにちは、たぬきです~

東京電力と原子力損害賠償支援機構が4月に共同申請した、東京電力「総合特別事業計画」が、政府に認定される見通しです。計画が認定されれば、東電管内の家庭向け電気料金の7月からの値上げが、ぐっと現実味を帯びてきます。

「電気料金値上げ」というフレーズは、昨年の震災以降、何度も耳にされていると思います。実際、昨年から値上げはなされているわけですが、話題となった割には、影響をあまり感じないという方も多いのではないでしょうか?
しかし、今回取り上げる値上げは、これまでとは仕組みからして異なります。特に、電力消費の大きい消費者ほど大きな影響を受ける可能性がありますので、電力会社のお得意様であろう在宅トレーダーの方々にはコスト管理の上で、是非意識していただきたいと思います。

では、まず、今までの値上げについておさらいしておきましょう。
これは、「燃料調整費」という名目で、火力発電の燃料となるオイルやガスの値上がり分を受益者に転嫁する上乗せ料金です。例えば、平成24年6月分については、「従量制」契約の消費者は、通常の単価に0.55円乗せて、電気料金が計算されます。ひと月での負担増は、東京電力定義による「一般のご家庭」で、61円程度とされています。

一方、今回の値上げは、料金制度の改訂を伴う本格的なものです。単価自体を"平均"2.40円上げる案が有力で、その値上げ割合や何と10.28%に上ります。ただし、"平均"です。この意味を知るには、「三段階料金制度」について理解する必要があります。
現在の東電の従量計算方式の制度では、使用量に応じて発生する料金単価を、使用量に合わせ、3段階に設定しています。具体的には、一般的なB契約の場合、1kWh当り料金は最初の120kWhまでが17.87円、120kWhをこえ300kWhまでが22.86円、300kWhをこえる分は24.13円となっています。低所得者の税負担を軽く、高額所得者からは多く税徴を行う所得税の超過累進課税のイメージです。
今回の値上げ分についても、この考え方に基づき、1段階目の値上げ分は少なく、2段階、3段階と進むごとに値上げ幅を大きくするので、"平均"10.28%という表記となっているのです。

電気料金の仕組みの話が長くなってしまいましたが、ポイントは、「電力使用量の多い方ほど負担が大きくなる」という点です。ライフスタイルにも拠りますが、これから夏にかけての家庭での電力使用量は、在宅時間に比例する部分が大きくなるといえます。消費電力の4分の1を占めるとも言われる、エアコンの稼働時間に直接影響するためです。
電子取引を行う以上、電力消費を削るにも限界がありますが、今一度、本当に無駄はないか?確認してみて損はないと思います。
例えば、機器の置き方や配置。熱をもち易いPC本体の接地面積を出来る限り小さく、風通しを良くする。ディスプレイの輝度を落とす、といったごくごく基本的なことでも、意外と効果があるとされています。また、市販のワットチェッカーを使えば、消費電力を容易に計測することが出来ます。無駄食いの大きい電化製品は使用を控えたり、買い替えを検討しても良いかもしれません。ある会社の製品データでは、パソコンの最新モデルの中には、3年前のものの半分程度しか電力を消費しないものもありました。

なお、値上げと引き代えの"アメ"として、時間帯別料金の導入も検討されています。夏季の午後1時-4時のピーク時は高めになるものの、使用量の少ない夜間の料金は下がるようですから、夜間取引や、海外市場の取引には、ちょっと嬉しい話ですね。


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