年金運用の変化

本日JPモルガン・アセット・マネジメント社より、年金運用動向調査結果(速報)が発表されました。

調査結果が公表されている項目は以下の4点です。
・市場環境の認識
こちらでは、企業年金がどのような市場環境に注視しているかの結果が記されています。
注視されている市場環境は、国内株式の期待リターン低下が47%、市場ボラティリティの上昇が46%、日本の債務問題、国債増発が42%等と続いています。

・資産配分の変化
こちらでは2009年3月末から2012年3月末までの資産配分が記されています。
比率としては国内債券が35~36%と高位を保っており、国内株式については減少傾向、オルタナティブが上昇傾向にあります。

・非従来型運用の導入状況
こちらでは各部門別の非従来型運用の導入割合が記されております。
債券部門では、新興国債券、株式部門でも新興国株式の導入が目立って進んでおり、オルタナティブでは、絶対収益が69%と非常に高位となっています。

・為替ヘッジの状況
こちらでは2010年3月末~2012年3月末までの為替ヘッジの利用割合が記されています。
明らかに為替ヘッジの利用割合が大きくなっています。40~60%の利用率が広がっており、ヘッジなしの割合が低下しています。


年金運用については今年AIJ問題が有りました。
この根底にあるものとしては、年金運用では基金維持、継続の為に必要な予定利率がありますが、超低金利政策が続く中では国債での大きなリターンは期待できず、さらに国内株式市場が上昇しないため、国内株式のリターンが期待できないので、資料でも示されているように年金運用では少しでもリターンを得るためにリスクを許容し、新興国の株式、債券、オルタナティブでもヘッジファンドに代表される絶対収益型の導入を行なっているということが推測されます。

市場環境は変化しましたが、過去の遺産があり、必然的に以前よりも高リスクを負わざるを得ない年金もあります。その為、今のような運用対象の変化の流れは続くのではないでしょうか。

また、大きな取引を行なっている年金の運用が変わるということは少なからずマーケットに対しての影響が出てくるものと思われますので、徐々に市場環境の変化というものがやってくる可能性があります。
現在の利用されているStrategyも市場の変化に対応する必要が出てくるかもしれません。


It is not the strongest of the species that survives, nor the most intelligent that survives. It is the one that is the most adaptable to change.

Charles Darwin

生き残ったのは、最も強いものでも、最も賢いものでもない。最も変化に適応したものだ。

チャールズ・ダーウィン


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