CMEのHeating oil

こんにちは、たぬきです~

CMEの上場商品について、規格変更のお知らせがありました。
対象はCMEのHeating oilで、含有硫黄分を従来の2,000ppmから15ppmに引き下げるそうです。

念のためですが、暖房油(Heating oil)は灯油(kerosene)とは異なります。暖房設備のボイラー用燃料として使用されますが、軽油・A重油の比重が大きい混合油です。原油から25%採れ、ガソリンの後の第2の成分として分留されます。

また、オイルに硫黄というのは日本ではピンとこないかもしれませんが、本来含まれているものです。自動車燃料などに含まれる硫黄分は燃費を悪くし、二酸化炭素排出量を増加させます。そこで、国ごとに規制が設けられているのが通常です。日本では、ガソリン、軽油の含有硫黄量は、2008年から10ppm以下とされており、「サルファーフリー」とみなされる水準です。<ppmは、parts per millionで100万分の1>
EUは日本同様にサルファーフリーとしています。出遅れ気味のアメリカも、ガソリンは2006年から80ppm、軽油は15ppmとし、Heating oilにも昨年、今年辺りから、北東部を皮切りに15ppmへの規制強化が始められています。CMEの変更も、一連の法規制強化の一環だそうです。

日本の言葉で言うならば「標準品」の変更ですから、価格形成や値位置に大きな変化をもたらすと思われます。
ヨーロッパの基準にぐっと近づいたことで、実需の引き合いも強まるかもしれません。また、Heating oilの成分としては、前述の通り軽油が多く含まれています。今までは、それぞれの硫黄含有量には大きな違いがありましたが、成分が近づいたことで、新たな裁定の機会も生まれるかもしれません。

顧みて、再上場後も今ひとつ盛り上がりを欠く東京軽油。もう少し出来高さえ出来てくれば…いろいろな利用が出来る環境は揃いつつあるのかな、と思います。


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