新年度も…波乱続く商品業界

こんにちは、たぬきです~

先月辺りから、東京穀物商品取引所(TGE)の動きに関して報道がなされるようになりました。
21日には、TGEがTOCOMと関西商品取引所に全商品の移管を打診した、と報じられ、TGE側が即、「決定した事実はない」と書面にて反論するという事態も。
決定した、というのは早計かもしれませんが、関係者にとっては、もはや全面移管は規定路線。そのようなムードの中、TGEだけが躍起になって否定したのは、役所も含む様々な利権が絡む中、移管の合意形成は難航が予想されていることをうかがわせます。

徐々に疲弊してきた様を見ているのでショックが緩衝されているものの、「東京穀物商品取引所がなくなる」ということは、大変な事件です。私が業界に入った頃には、地方の商品取引所の淘汰は進みつつありましたが、まさかTGEまでもがその対象となるとは想像だにしませんでした。

しかし、その余命を縮めたのは紛れもなく商品取引員たちです。
TGEは、土地建物の売却益を日々の赤字で減らし続けており、株主でもある商品取引員にとっては、すこしでも資金のあるうちに解散してもらうことが喫緊の課題となっていました。

取引所解散の目処が付いた今、次のポイントは、上場商品の行方です。
継続して立会いを続けるには、どこかの取引所へ編入させねばなりませんが、どの取引所に組み入れられるか?は、商品取引員にとって死活問題です。

それは、大幅なシステム対応が必要となる場合があるからです。
移管に限らず、取引所のシステムが変更される場合には、商品取引員は大変重い負担を強いられることになります。
自社のバックシステムを取引所のシステムに対応させるための開発費用や機器の増強は、直接発生するコストです。2009年のTOCOMのOMXシステムへの変更の際のように、注文の種類までが大きく変わる場合には、顧客への周知徹底や問い合わせ対応にも人手を裂かれることになります。
また、取引所の出費は、商品取引員へ転嫁されます。「参加料」等の名称で、取引1枚ごとに徴収されるのがそれで、取引所の財政が厳しければ、当然、金額は大きくなります。

システムを共同利用している東京"工業"品取引所へか?
穀物中心の取り扱いながら、現行は板寄せで、今まさに新システムを発注したばかりの関西商品取引所へとし、経営体力のない取引員をふるいにかけるか?

TGEがどこに嫁入りするかによっては、業界地図が書き換えられるかもしれませんし、投資家の方に直接関わることとしては、手数料をはじめとするサービス体系が覆されるかもしれません。
商品業界は今年度も波乱の様相を呈しています。


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