こんにちは、たぬきです~
世間は花粉シーズン真っ只中。毎年この時期には、辛い症状に悩まされるトレーダーの方も多いかと思います。
さて、この花粉。スギやヒノキのものではないとは思いますが、金融工学に非常に大きな影響を与えたことはご存知ですか?しかも、中学校の理科の教科書にも登場する、誰しも知っているものです。
「ブラウン運動」
「コロイド」についての章に、「チンダル現象」などと一緒に学んだ現象の一つです。
○年前のことですので、ざっとおさらいしますと、コロイドとは、物質が他の物質に混じるときに、直径1~100nm程度の粒子(コロイド粒子)となり、均一に分散する状態のことです。
ブラウン運動とは、このコロイド粒子の飛んだり跳ねたりするような不規則な運動のことを指します。
なぜこのような運動をするのか?その謎に取り組んだのが、アインシュタイン氏です。
氏は、当時はまだ存在を確認されていなかった分子に、その答えを求めました。「溶媒(溶かす側)が分子から成っている」と仮定すれば、熱運動をするそれらがコロイド粒子に無秩序に衝突し、コロイド粒子をランダムに動かす、というわけです。
その仮説の裏づけとして、氏は、一見でたらめな運動に規則性を発見します。そして、この関係性を、数学モデルで表現してしまったのです。
ここまでですと物理学の世界ですが、分子の運動を市場参加者の行動とみてみましょう。コロイド粒子の動きは、すなわち、価格です。
つまり、現在行われているような、マーケットの無秩序な動きから数学的に価格を推定する行為の"はしり"をたどると、ブラウン運動に行き着くというわけです。
この偉大なるブラウン運動の名前の元になったロバート・ブラウン氏は、意外にも植物学者です。当時花粉の研究をしていた氏は、水の上に浮かんだ花粉が破裂し、中から出てきた微粒子がおかしな動きをすることを発見したのです。
今年の花粉は、飛散量予想量の半分は終わったそうです。
未だ半分と捉えるか、あと半分と捉えるかは人それぞれですが、金融工学の発展の立役者と思えば、今までより少しは温かい目で見られそう…?

こんにちは、たぬきです~世間は花粉シーズン真っ只中。毎年この時期には、辛い症状に悩まされるトレーダーの方も多いかと思います。さて、この花粉。スギやヒノキのものではないとは思いますが、金融工学に非常に大きな影響を与えたことはご存知ですか?しかも、中学校の... まとめwoネタ速suru【2012/03/23 11:04】