桜の開花予想と非線形モデル

こんにちは、たぬきです~

今月11日の日曜日、立川市の昭和記念公園で撮影したものです。
梅小


行った目的は犬の散歩(犬は自転車に乗っていたので散歩と言えるかは微妙ですが)でしたので、梅の花が見られたのは予想外の幸運でした。

梅が咲いたら、次は、桜はまだかいな、というわけですが、東京の今年の開花予想は3月29日だとか。
ところでこの開花予想、どのように導かれているかご存知ですか?

気象庁のページに拠れば、「花芽が休眠から覚めて生長に入り開花するまでの生長量を、気温により推定する手法」を用いていたそうです。花芽は、気温の低い間はほとんど生長せず、暖かくなるとともに開花に向けて育ち始めます。そこで、日々の気温について、その気温での1日分の生長量は、15℃の時の何日分に相当するかを計算していきます。これを温度変換日数と呼び、積算開始日以降、日々累計をとっていきます。開花までに必要な生長量が、15℃の時の何日分に相当するか?を予め計算しておき、累計の温度変換日数がその日数を満たす時が開花の日、と言うわけです。

ただ、この話、過去のものです。
とうのも、気象庁は2009年を最後に、開花予想の発表をやめてしまったからです。やめる理由として、当時の気象庁は「民間の気象事業者からも同様の発表は行われいる」ことを挙げていました。冒頭の開花予想も民間の会社の発表によるものです。
しかし、本当のところは、外した場合の批判が大きかったためではないか、と見られています。2005年では、気象庁の予測より開花が3日遅れ、それは気象庁にとっては許容範囲であったにも関わらず、苦情が数十件寄せられたこともあったそうです。

研究者の協力や、データには事欠かないであろう気象庁をもってしても、国民の求める精度に届かなかった開花予想モデル。原因は、気温データにあるようです。
気温は、積算開始日から今日までのものについては測定値が使用できます。しかし、明日以降の数値は、予測するしかありません。予測下気温と実際の気温が異なれば、当然、開花日予想も異なる結果となるでしょう。

天気や気温の予測は、衛星まで使った観測網を駆使して得たデータを下に、地球の物理運動や大気の運動法則などを勘案し、スーパーコンピューターを使って計算されています。技術の進歩と共に、翌日のものであれば、的中率は80%程度にまで向上しているそうです。
しかし、これで予測できるのは、せいぜい2週間まで。これは、技術うんぬんではなく、予測のもとになる大気の運動が非線形であるためです。2週間の範囲を超える長期予想は、的中率の劣る統計的確率予報に頼っているのが現状のようです。

マーケットも、線形モデルでは説明しきれないといいます。
しかし、生き残るために我々は、予測困難な非線形の世界に挑んでいかねばなりません。

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