何がずるいか?HFT(High Frequency Trading)

こんにちは、たぬきです~

「アルゴリズム取引」や「HFT(High Frequency Trading)」、「システムトレード」などは、世の中ではどうも未だ悪者扱いされることが多いようです。

確かに、そのスピードから、発注・取消・訂正を駆使し第3者の発注を煽る行為-いわゆる"見せ玉"などもできてしまうわけで、これらが処分や規制の対象になるのはもっともなことです。ただし、悪いのは行為であり、やった人間であり、コンピューターで自動で売買させる方法に問題があるわけではありません。

また、具体的には、これらの取引手法のどのような特徴を非難しているのでしょう?

例えば、「HFTなどが、特別な契約によって一般の市場参加者より○秒速く情報を得たり発注できたりすることが出来るのは卑怯だ。」という説。

○秒と明確に決まっているのであれば、「フラッシュオーダー」のことかもしれません。
ある取引所で売買取引が成立せず、別の取引所に売買注文を転送する際に、その直前に一瞬(約0.03秒)、独占的に情報を提供する契約制のサービスのことです。
以前はアメリカで存在しましたが、今はありませんし、日本での導入事例も聞いたことがありません。

あるいは、昨日紹介した「コロケーション」や「DMA」のことでしょうか?
「コロケーション」は、厳密には、取引所サーバー設置場所と同じ建物を利用する「コロケーション」と、比較的近い場所を利用する「プロキシミティ」にわかれますが、いずれも、契約して、対価を払って得る優位性です。
お金を払って速さを得ることが、卑怯ということになるのでしょうか?

対価を払って優位性を得ることが出来るのは、サーバーの設置場所問題に限りません。
専用回線を引いたり、ハードのスペックを上げれば値段も上がります。売買プログラムを専門家に外注すれば、より処理能力の高いものに仕上がるかもしれません。
これらは、投資家ないしブローカーの努力と認めてはもらえないのでしょうか?
自分で頑張ってプログラムを作り込むことは認められて、外注はだめ?
そもそも、プログラムの作成自体がだめ?
ならば、ブローカーが提供するものは?…
言い始めたらキリがありませんし、そこまで細かく規定されては、ルールブック片手に取引しなくてはならなくなってしまいそうです。

アメリカの話ではありませんが、金にモノを言わせる投資は、確かに、貧富の差を広げるかもしれません。
しかし、何でも平等に、が行き過ぎても市場の構造を歪めてしまうのではないでしょうか?



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コメント
Re: コメントを頂きましてありがとうございます。
コメントを頂きましてありがとうございます。
HFTや取引所の高速化に関しては、金融業界に大きなイノベーションをもたらせたという感じを受けています。
それまで、スピード面で優位性を持っていた自己売買部門がIT技術の革新により、優位性を保てなくなり、撤退しているということが起きていますが、HFTもかなり広まってきており、いずれHFTも淘汰されていくことが予想されます。
個人、法人問わず、いつの時点でも新しい技術の取り入れはもちろん必要なことだとは思いますが、その根幹にあるトレードの手法が最も重要なことではないでしょうか。

> HFTが出来る環境にあるか、無いかの違いは大きいですね。取引所システムも超高速化対応が進んでますし、HFTできないとスピード勝負では勝てないですしね。 ここ数年で地場証券の自己売買部門がどれだけ閉じたかでわかると思います。 個人も離れるでしょう。
by: M.J. * 2012/01/30 08:42 * URL [ 編集] | page top↑

HFTが出来る環境にあるか、無いかの違いは大きいですね。取引所システムも超高速化対応が進んでますし、HFTできないとスピード勝負では勝てないですしね。 ここ数年で地場証券の自己売買部門がどれだけ閉じたかでわかると思います。 個人も離れるでしょう。
by: * 2012/01/28 09:23 * URL [ 編集] | page top↑

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