人民元のオフショア市場

こんにちは。たぬきです~

少し前に触れてから、宙に浮いていたオフショア人民元についてです。

近年、香港では、人民元がごく普通に利用されるようになっています。その要因の一つは、
中国本土からの観光・買い物客の増加。そして、もう一つ、オフショア人民元の取引市場の
誕生は欠かすことができません。

中国本土での人民元取引は、非居住者に対しては複雑な制限があることは周知の通りです。
投資目的の個人の預金なども思うようには出来ませんが、香港では、開放されています。
金利は本土の金利そのものではなく、香港ドルと大差ない水準になってはいますが、今後の
人民元高が期待されるだけに、人気を集めているようです。

また、オフショア人民元市場の創設によって、中国企業や中国に拠点を持つ外国企業にとって
はドル建て決済以外に、人民元建て貿易決済という選択肢が生まれました。

海外からの輸入時に人民元建て貿易決済を行うパターンは早々に定着し、その主要な相手先
は香港。この結果、香港の人民元預金残高は、人民元建て貿易決済導入直後の2009年7月
末時点での559億元から、約1年半で、3,706億元に達したといいます。

豊富に流通するようになったオフショア人民元の投資先も考案され、そのさきがけともいえる
のがオフショア人民元建債券、通称「点心債」です。メインを張れるほどのボリュームはない
が、少量で美味しい飲茶のイメージから名づけられたと言われます。
ですが、人民元を調達したいものの、現地で融資を受けるには問題が伴う外資系企業に
とって、人民元建債券の起債はもっとも手軽で有効な手段とも言え、発行額は今後も増えて
いきそうです。

国際化する人民元。一方で、香港ドルを借りて、オフショア人民元を預ける動きがますます
活発化すると、いずれ香港ドルの流動性に支障をきたし、信認低下につながるのではないか?
と懸念されています。

この問題は、今後の政策次第の部分も大きいですので、今のところは、のお話。
また、変化がありましたらお伝えしたいと思います。


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