Auto Spreaderの設定項目について
2020 / 09 / 29 ( Tue )
皆さん今日もお疲れ様です。
ぴよ。です。
本日は前回に続きまして、「AutoSpreader」の設定方法について、お話したいと思います。
まず、はじめにこちらの機能はPRO版でのみお使いいただける機能となっております。
月額最低400ドルの費用がかかりますので、ご了承ください。
AutoSpreaderの基本作成画面はこちらです。

残念ながら、日本語対応をしておりませんので全て英語ではありますが、そこまで設定は難しくありません。
初期設定では、2銘柄の価格差による合成板が作成されるような計算式が入っていますので、銘柄を選択し、倍率が違う場合は倍率を変更することで任意の合成板を作成することができます。
項目について簡単に説明しますと、
Spread Name:任意のAutoSpreader nameを設定します。
Formula Section:スプレッドの計算方法を変更できます。デフォルトでは価格差が設定されていますが、カスタムを選ぶことでお好きな数式を入力することも可能です。
Leg:基本的には2Legですが、Leg数を増やすことも可能です。
Contract:合成したい銘柄・限月を選択します。
Ratio:各Legの枚数比率。「-」は売りLegを表します。
Multiplier:計算する際の各Legにかける乗数(基本は1,-1)
Pay up ticks:ヘッジ注文の指値の許容幅を設定します。
Active Quoting:原市場でクォートさせるかどうかを設定します。オフのLegはその他のLegが約定してから市場に発注がなされます。
Enable Hedging:ヘッジ注文を送信をするかしないかを設定します。
Convert Quote to Hedge:3つ以上のLegを使用し、複数Active Quoteさせている場合に使用する項目です。
Min Lean Qty:クォート注文が参照する最低枚数を設定します。(基本は1)
Queue Holder Orders:一つのLegに対して設定した枚数分注文を出すことで優先順位を上げることができます。相場によっては片張りになってしまう場合があるので、注意が必要です。
Rules:いくつかのルールが用意されており、クォート注文やヘッジ注文の条件等をより細かく設定することができます。
このように、単純に合成板を作成して使用することもカスタマイズすることでより戦略的に組むこともできますし、同じストラテジーの銘柄違いを作成する場合も、コピーができるので比較的容易にお使いいただけるかと思います。
カレンダーやクラック、同一原資産の商品間などでのサヤ取りをお考えのトレーダーの方にとっては、費用こそかかりますが使ってみる価値があるかもしれません。
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