総合取引所に向けて(2)
2019 / 03 / 28 ( Thu )
皆さん今日もお疲れ様です。
ぴよ。です。
本日(3/28)、東京商品取引所(TOCOM)より総合取引所に関する日本取引所グループ(JPX)との基本合意締結の発表がございました。
概ね、予想通りの内容となっておりましたが、改めて当ブログでもまとめさせていただきます。
・統合に関する日程
2019年3月28日:基本合意書締結
同6月末(予定):公開買付開始
同9月(予定):公開買付終了
2020年度早期:商品の移管完了・清算機関の統合
・商品移管に関して
①貴金属、ゴム、農産物市場の上場商品を東京商品取引所(TOCOM)から大阪取引所(OSE)へ移管
②原油市場、東京石油市場、中京石油市場の上場商品は当面移管を行わない
③新たな石油関連商品の上場、その他の市場新設、立会休止中の商品については、TOCOM/OSEで協議
④電力・LNG市場については、引き続きTOCOMでの上場を目指す
・清算機関の統合に関して
㈱日本商品清算機構をJPXの子会社である㈱日本証券クリアリング機構に統合
以上が、今回の基本合意の内容となっております。
総合取引所の実現は投資家の方々にとって、証券・商品を同一の口座でお取引いただくことができるようになりますし、
商品先物の金と金のETFとのアービトラージを行うことが容易となります。
監督省庁が異なる部分や法律面の行方も気になるところではありますが、
各定率会費や清算手数料等の現行との違いなど細かな部分ですが、お取引いただくにあたって重要な部分の詰めも今後出てくるはずですので、そちらも随時お伝えできればと思っております。
また、取引プラットフォームにおける仕様等も判明し次第、お伝えさせていただきますのでお待ちいただければと思っております。
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