高騰と証拠金変更
2018 / 04 / 25 ( Wed )
皆さん今日もお疲れ様です。
ぴよ。です。
TOCOMでは東京原油が19日に45,590円と2015年7月以来2年9ヶ月ぶりの高値を付け、23日引け時点では45,830円と上昇を続けております。
シリア情勢、米国の制裁発動の動向の影響の中、原油やアルミ、ニッケルなど非鉄金属や原材料価格が4月に入って高騰が続いています。
株式市場でも資源関連株、非鉄金属関連株の上昇が目立っておりました。
特にアルミに関しては、追加制裁の影響で代替調達先をめぐり国際的に影響を与え、LMEでは3割近い急騰も記録しました。
それに伴い、取引にかかるmarginの変更通知も今月は回数が多く、相場の変動ぶりがうかがえます。
証拠金の変更、特に増額というのは投資家負担が増えることになり、相場の急落を招く恐れもあります。
国内では、5月1日から大阪堂島商品取引所の新潟コシが10,000円から15,000円と1.5倍の証拠金に変更となることがJCCHの定期通知より判明しました。
1枚あたりがいくら少額とはいえ、1.5倍になるというのは相場に影響が出るかもしれません。
この取引にかかる証拠金は、TOCOMではInitial/maintenanceの制度を非採用としていますが、CMEでは採用しているため、若干の違いが存在します。
Spread marginに関しても、TOCOMの場合は限月間の組み合わせによる証拠金の差はありませんが、海外先物においては限月ごとのみだけでなく、一定期間の限月の組み合わせやバタフライ等細かくMargin設定がなされております。
細かく全てを把握してトレードをする必要性はないかと思いますが、変更を知らないままに計算区域が変わった瞬間、不足発生というのは多少なりともドキっとしてしまうのではないでしょうか。
証拠金額の見直しは、国内の場合、通常月2回+臨時変更。海外の場合は都度行われます。
証拠金はトレードできる枚数に直接影響するので気をつけなければいけませんね。
もちろん、証拠金に限らず取引所経費や制度変更等、変化のある際はしっかりとお伝えしたいと思っておりますのでよろしくお願いします。
プロトレーダーやシステムトレードに関するお問い合わせはこちらまで
