こんにちは、湘南烏帽子岩です。
サンクスギビングデー明けの今日、米国では「ブラックフライデー」となりますね。ブラックフライデーといっても特に祝日というわけではなく、その名前の由来は、米国ではサンクスギビングデーが木曜日となるため、翌日の金曜日も休暇を取得して連休にし家族連れで外出することが多く、小売店の売り上げが一斉に黒字化することからこの名前が付けられたようです。
米国ではブラックフライデーより1か月間に渡るクリスマス商戦が始まるのですが、近年ではクリスマス商戦の特売を1日前倒しする店舗があったり、サンクスギビングデー翌週の月曜日にオンラインショップで買い物をする人が多くなることから、ブラックフライデーの前後に「グレーサーズデー」や「サイバーマンデー」と呼ばれる日もあるようです。
今年、米国のクリスマス商戦は過去3年間で最高の収支なるのではないかとも言われているようですが、その売上げが結果どうなるか気になりますね。
さて、来年度からECB政策理事会の議事要旨が公表されますね。ECBも日銀やFRBのように議事要旨が公表されていることが当たり前で、今年にドラギ総裁が公表することを発表した時に初めて、今までECBが公表していなかったことを知った方も少なくないのではないでしょうか。
これまでECBの議事要旨が公表されていなかった主な理由として、ECBという組織が独自に抱える問題があります。日銀やFRBと違い、ECBは国を跨いだ組織です。ある国にとって都合の良い金融政策であっても、別の国にとっては望まれないということもよくあり、また、時として自国にとって都合の悪いことでもECBという共同体の一員として行動しなければならないこともあります。その場合に、「真摯に行動することができる」ようにこれまで議事要旨が公表されていなかったようです。
来月4日は今年最後のECB政策理事会であると同時に、理事会での発言について匿名性が保たれる最後の理事会となります。誰が何を言ったか分からないうちに自国にとって都合が悪く嫌々でもやらなければいけないことはやっておこうと考える役員が現れるかもしれないだけに注目したいところです。
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