こんにちは、湘南烏帽子岩です。
バルチック海運指数の低下に歯止めがかからなくなっているようです。
今月16日のバルチック海運指数は、約8か月振りに1,000を割り込んだようです。

今回、指数低下にもっとも影響を与えたこととしては中国の需要低下が最も大きかったのではないでしょうか。
今年の年初に話題となったシャドーバンキング問題を受けて、中国では商品を裏付けとする資金調達に対する締め付けが進んでいるそうです。その結果、ゴムや大豆等の輸入商品の大規模な契約不履行が相次いで起きており、特に大豆においては過去10年間で最大規模の契約不履行となっているようです。これが今後の海運市場のほか、中国の輸乳入関連銘柄にとって、今後大きな影響を与えるのかもしれませんね。
さて、今月で黒田緩和の開始から約1年が経過しましたね。
日銀が公表しているデータによると、銀行や証券会社が日銀に預けている当座預金残高はこの1年間で約2.5倍となったようで、金融機関にとっては日銀に国債を買い取ってもらって得た資金を企業に貸し出すよりも、日銀に預けておいたほうが良いという考え方は変わらないようです。これらの資金がいつ動き出すのか気になるものです。
