脱海外路線を行くNOMURA

お疲れ様です。たぬきです~
このところなぜか、大変バタバタしております。しかし、今の証券会社さんの忙しさといったら、我々の想像以上でしょう。つい最近も、中には、この2ヶ月で最近の1年分位売り上げたという、何とも羨ましい声を耳にしました。

そんな証券業界の雄、野村HDの2012年10~12月期決算発表が、明日に予定されています。まあ、年末にかけての市場状況から見て数字が悪いはずはないと思いますが、同時に発表が予定されている"脱海外"の新経営戦略が気になるところです。

具体的には、絶対的なハブであったロンドンから、アメリカや新設したアジアの子会社へ口座を移管させ業務の効率化を図ること、大幅なリストラなどが盛り込まれています。欧米における事業を圧縮し、ホールセール部門における日本を含むアジアの比率を約半分にまで高めるのだとか。
一方、国内のリテール部門は、顧客資産残高ベースで、2012年の見込み72兆円を2016年には90兆円にまで拡大させる計画です。50歳を境に平均純貯蓄額が‐75万円から1524万円に引き上がるとの分析のもと、50歳未満のうちにネットやコールセンターで顧客を掴んでおき、50歳を超えたところで対面コンサルティングを本格的にスタートする構想が描かれており、息の長い取り組みとなることが予想されます。

これを見る限り、野村は、思い切って海外進出へと舵を切った判断を、「失敗」と総括したのかもしれません。

野村の岐路は、リーマンショックに遡ります。リーマン・ブラザーズを、破綻から数日のうちに、部門によってはわずか2ドルで買収、一気に海外拠点拡充をなしえたことは、日系の世界的投資銀行の誕生を期待させるのに十分でした。
しかし、ランニングとして発生し続ける高額な人件費に、昨今の円高は、収益を圧迫し続けました。
野村といえども、さすがにユーロ危機までは予測できなかったのでしょう。

とはいえ、今回の野村の路線変更は、政権交代をきっかけとする国内株式市場の再興への期待や、不祥事後に交代して就任した新CEOが野村證券の営業畑出身であることなどの影響も少なくなかったと思われます。日本の金融機関は世界ではやっていけないのだと、悲観することはないと思いますし、中小企業だからこそ出来ることもあるでしょうし。

諦めることなく、世界のマーケットに挑んでいきたいものです。我々も含めて…。


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