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UBS不正取引事件を受けて

 こんにちは、今月15日にスイス金融大手UBSは、投資銀行部門のトレーダーによる不正取引
で23億ドルの損失が発生したと発表しました。どのような不正が行われていたかについては現在
調査中だそうですが、ビジネス向けソリューション・ネットワーキング・サービス(SNS)
「リンクトイン」のサイトに掲載されている登録情報によると、彼はUBSロンドン事務所のETF
(上場投資信託)とデルタ1トレーディングのディレクターとなっています。

 今回は彼が担当していたデルタ1トレーディングとはどのようなものかについてお伝えしたいと
思います。

 まず、デルタ1トレーディングの「デルタ」についてですが、トレーディング世界においてデルタ
とは「原市場が1動いたとき、そのトレード対象はどれだけ動くか」と定義づけられています。
デルタが1に近づくほどそのトレード対象は原市場に近い動きをしていることを示し、デルタが”1”と
いった場合は、原市場の動きとそのトレード対象の動きが限りなく同一に近いことを示しています。
例えば、SPDR S&P500 ETF(銘柄コード:SPY)はその元になっているS&P500指数と限りなく似た
値動きをするデルタ1関連商品だと位置づけることが出来ます。通常、デルタ1自己売買部門はETF
とETFを構成する原資産との乖離の鞘取り等を主業務にしています。

 まず、ETFについて分かりやすく説明するために、まずは普通の投資信託にて新しく投資家からの
お金が入金された場合と解約が出された場合を例にとって説明したいと思います。
 通常、投信会社は新たなお金が入るとそのお金を使い、投信会社自ら証券会社に注文を発注し、遊んで
いるお金がないようにします。逆に解約が出るとポートフォリオの一部を売って余ったお金を作り、
それを受益者に返します。
 ETFの場合、投資信託でいう買い足したり、売ったりする作業を外部に委託し、指定参加者に任せて
いると考えれば良いわけです。もしETFとETFを構成する原資産に価格差が生じたときに市場原理が
効率的に働き、価格差が修正されるのであれば、このように外部者に調整を委ねていなくても滞りなく
ETFとETFを構成する原資産との乖離の解消が出来る筈です。

 このようなアービトラージ取引の性格から考えてデルタ1自己売買部門がETFを巡っ
て行う自己取引は一般に低リスクです。だからこそデルタ1のETFデスクで大きな損失が
出たというのは意外な事件だったと言えます。
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