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SCB幅-1Tickの約定

お疲れ様です。たぬきです~

この日の相場表について、お客様よりお問い合わせをいただきました。
パラ-1001

パラジウムのSCB幅は、現在1,000円です。
前日帳入値段が7,150円のところ、この日の2月限の安値は6,149円。
なぜSCB幅を超える1,001円安い価格が成立しているのか?というご質問です。

確かにザラバでは、指値を出せる発注可能値段は前日帳入値段7,150円の上下1,000円の6,150円~8,150円の範囲であり、
6,149円が成立することはありません。

しかし!板合わせでは起こり得ます。
先日触れました板合わせの条件で、約定する範囲は、
「最も高い指値注文の値段から最も低い指値注文の値段に上下1Tick加減した値段の間で、売注文と買注文とが対当する値段」
でしたよね。ですから、もう1Tick下の6,149円で約定してもおかしくありません。

データを追いかけましたところ、6,149円が成立したのは、3月13日08:57:04のことでした。
さらに調べますと、同日8:56:04にDCBが発動、8:56:34に継続発動、8:57:04に終了していました。
つまり、DCB終了、ザラバ再開時の板合わせでついた価格であることがわかりました。
状況証拠からは、発注可能値段幅下限の6,150円の買指値に対し、成行の売りが余る状態となり、約定範囲で最も安い6,149円となった、というシナリオだったのではないかと思われます。(リアルタイムで見ていたわけではないので、おそらく、ですが…)


このような感じで、マーケットをご覧になっていて?と思われたこと、たぬきがお調べいたしますので、ご質問お待ちしております~


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15 : 24 : 46 | Tokyo Commodity Exchange | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

OSEへ行っても!板合わせ

お疲れ様です。たぬきです~

日、TOCOMの帳入価格が大引けに行われる板合わせ、すなわち引け板合わせで決定することに触れました。
15:10まで続いたザラバ終了後、15:10から引け板合わせの注文受付となります。
引け板合わせの受付時間は5分間ありますが、決まる値段は、最後に1つのみです。

そのプロセスは、まずは、
①最も高い指値注文の値段から最も低い指値注文の値段に上下1Tick加減した値段の間で、売注文と買注文とが対当する値段 を探します。
②①の値段が複数ある場合・・・当該値段で約定枚数が最大となる値段
③②値段が複数ある場合・・・当該値段で未約定枚数が最少となる値段
④③の値段が複数ある場合・・・未約定となる注文が売り越しなら③の中で最も安い値段、買い越しなら③の中で最も高い値段
⑤④でも決まらない場合別途定める「Reference Price(*)」に最も近い値段
(*直近約定値や前日帳入価格など、板合わせが行われる状況に応じて取引所が定める価格。)

例を挙げてみましょう。
引け板の注文受付で出されたのが、売り成行100枚と5,000円の買い指値10枚だったとします。
1Tick=1円とすると、注文状況を板に乗せると、
売りはどの値段でも常に100枚の注文が、買いは5000円以下の値段に10枚が出ている状態です。
ついでに、この値段で約定した場合に、未約定で残存する注文数も列記してみました。

ita.png

さて、指値は買いの5,000円のみですから、上下1Tick、すなわち4,999円~5,001円の間で売り買い対当する値段を探しますと、4,999円と5,000円とになります。
複数ですので、②の条件に進み、約定枚数を比べますと、いずれも10枚ずつ。
よって③の条件に進み、未約定枚数を比べますと、これまた90枚で同じ。
そこで、条件④へ。未約定となる注文は売り越しです。売り越しの場合は、最も安い値段となりますので、この引け板は4,999円で決まり、となります。

このように、引け板合わせは、引け板の注文受付中に寄せられた注文のみで値決めが行われ、ザラバでの約定価格とは隔絶された関係にあります。これが、VWAP等と異なり、帳入価格が”飛ぶ”理由です。
ザラバとの唯一のつながりは、DCBが適用されること。
引け板で決まった価格が、ザラバの最終約定価格からDCB幅より離れていれば、その引け板は不成立となります。

なお、板合わせでも、寄付きに行われる寄り板合わせはDCBの適用がないため、注文が対当してさえいれば、CB幅+上下1Tickの範囲内で値段が付きます。

賛否両論分かれる引け板合わせですが、今のところ、OSE移管後も従前通り実施の予定のようです。


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15 : 32 : 11 | Tokyo Commodity Exchange | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

TOCOM帳入価格のアヤ

お疲れ様です。たぬきです~

こちら、3月13日のTOCOMホームページ上のプラッツドバイ原油の相場表です。
何か違和感がありませんか?
TOCOM相場表

8月限の帳入値だけ、随分と高くありませんか?
もちろん、同じ商品といっても、必ずしも全限月が連動して動くということはありません。
農産物などは、新穀と旧穀とでは、全く別物の動きをすることだってあります。

とはいえ、原油に関しては生産が年1回というわけでもありませんし、わずか1ヶ月の受け渡しの差がこれほどの価格差につながるものでしょうか?

前後の値動きも追いかけてみましょう。
上記は3月13日の15:15、つまり引け板合わせで決定した帳入価格です。
その直前の価格として・・・・・・同日15:10頃のザラバの最終約定価格、
帳入後の次の価格として・・・・・・同日16:30に行われた夜間立会(計算区域は16日)の始値
で先物2本を比べてみました。

8月vs7月

帳入価格を無視した13日ザラバ終了時と16日夜間寄付きの比較では、7月+640円、8月+600円と概ね同水準に落ち着く格好となりました。
結果的には上がるタイミングの違いに過ぎなかったということですが、なぜ、ザラバの最終約定価格と帳入価格とが乖離するようなことが起きるのか?
それは、TOCOMの帳入価格の決定方法が、ザラバと隔絶された板寄せ方式によるためです。

引け板は引け板で、ザラバとは異なる収益チャンスであったりもしますが、ポジションをオーバーナイトされる方にとって、この帳入の「アヤ」は時に厄介です。
一日に一度行われる未決済建玉の評価には、帳入価格が用いられます。ザラバ中は全く問題なかった値洗いが、引けてみたらなぜか一気に悪化したら…原因は帳入価格のゆがみかもしれません。


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15 : 31 : 29 | Tokyo Commodity Exchange | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

TOCOMのCircuit Breaker(サーキットブレーカー)

お疲れ様です。たぬきです~

先週は怒涛のような週明けに始まり、とにかく落ち着かない一週間でしたが、今朝もいち早く開いた為替市場は、ぱっくり窓あきスタート。続く商品も株も、不穏な空気をはらんでします。

要因はもちろん、Covid-19こと新型コロナウイルスによる肺炎の問題と、その対処。
金融市場においても、各国の口先介入、公開オペ、資金注入等々がたびたび行われておりますが、あたかも解熱剤の如く、一時は効いても抜本的な治癒には至らず。
ジェットコースターのような上げ下げが良いとも言えませんが、何も手を打たれなかったら、一体どこまで下がっていたのでしょう?

さて、このような事態になり、頻繁に聞こえるようになった言葉「Circuit Breaker(サーキットブレーカー)」。
先週初め、NYダウで史上初めて発動されたと話題になりましたね。

市場ごとにルールは千差万別ですが、概ねこの名称で通じます。
要は、価格の急変時に市場の付け合わせを何秒~何分間にわたり強制的に止める措置です。(中にはこのような制度自体を持たない市場もありますが。)

われらがTOCOMでは、「Circuit Breaker(サーキットブレーカー)」の名を持つものは、DCB(Dynamic)とSCB(Static)の2種類。
ここでいう「Circuit Breaker(サーキットブレーカー)」に該当するのは、後者です。

「CB幅」というのが予め決められているため、この幅外で注文が対当すると発動すると勘違いしそうですが、(システム更改以前は実際そうでしたし)、現行システムではCB幅=発注可能値段幅なので、かなり特別な場合を除いてCB幅外で注文が対当することはありません。
では、TOCOMでは、SCBはどのような条件で発動するのでしょうか?

取引所が、「売買管理上立会を継続して行うことが適当でないと認めるとき」です。

そう、特定の値幅とか割合とかではなく、裁量なんです。なんと予測の難しい…
この状況下では、いつ発動されてもおかしくないことを念頭に入れ、取引所からのアナウンスに留意していていただくことが肝要かと思います。

なお、Net Trade Proでは、TT上で確認できるほか、専用の照会画面でも「セッション情報」をリアルタイム配信しており、DCBはもちろん、SCBの発動も網羅してますよ~


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12 : 00 : 10 | Tokyo Commodity Exchange | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

現受け/現渡し(2)

お疲れ様です。たぬきです~

現受け/現渡しの続きです。
日をまたいでいる間にパラジウムの当限が落ち、新甫21年2月限の発会は9,010円、その後9,000円台を割り込み、貴金属相場はジェットコースターの様相を呈しております。

さて、前回現受け/現渡し(1)で、大まかな流れについてご紹介いたしました。要約すると、
・貴金属の保有方法には、現物(=貴金属のバー)と「倉荷証券」の2つの選択肢があること。
・現受渡しに利用できるのは「倉荷証券」のみであり、手持ちの現物を現渡するには、
「入庫」処理して倉荷証券を発行して貰うか、別の倉荷証券と「スワップ」することが必要。
・「倉荷証券」は、倉庫にて現物が保管されている証書のため、保有期間に応じた保管料が発生する。
ところまでお話ししました。
採算に合うか?をご検討されるに当たっては、もう少し細かな費用まで必要かと思います。

まず、保有に当たってモノを受け取る際、取引員ないし倉庫からご自身の保管場所への輸送コストが発生します。多くの場合郵送されますが、貴重品扱いで然るべき額の保険をかけますので送料は数千円になります。
加えて、現物の場合は、出庫料が求められることがあります。

次に保管期間の費用ですが、倉荷証券は前述の通り、倉庫に対する保管料が発生します。今くらいの値位置ですと、金1kg分につき1期(=10日)400円強。1年で約16,000円です。
現物をご自身で保管されるならタダ、ではありますが、銀を除けば容易に持ち運びできてしまうサイズのバーを自宅に置いておくのは…まあ、パラジウムのバーなどはくすんだ銀色で汚れやすく、ぱっと見て価値があることはわからないかもしれませんが、貸金庫などご利用される方が一般的でしょう。単体の保管コストでなくとも、何かしらの形で必要になるとお考えいただくのがよろしいかもしれません。

それから、費用とは呼ばないかもしれませんが、金利を生まない状態で資産を保有することの是非は、投資家の方には見落とせないポイントではないでしょうか。
かつて金のリースレートが高かった時代には、地金や倉荷証券を消費寄託契約することで金利相当額を受け取ることが出来るサービスなども散見されたのですが、このご時世ではスキームが成り立たないようです。金利はつかず保管料はかかるでは、保管料分値上がりしてくれない限り、保有期間が長くなれば長くなるほど損が大きくなることになります。

そこで、トレーダー様としては、「運用」という方法があります。
もちろん、運用が必ず益になるわけではありませんが、金の単価6,000円、年間保管料16,000円とすれば、年利0.26%程度で回すことが出来れば、保管料はペイできる計算ですよね。
例えば、商品先物取引。倉荷証券の状態であることが前提ですが、株券同様、有価証券として証拠金に充当することができます。ただし、担保価値は時価の6~7割の評価となります。

最後にご注意いただきたい点として、取引単位と受け渡し単位とが異なる貴金属があります。銀と件のパラジウムです。
銀は1枚から取引できますが、受け渡しは30kg単位なので、取引枚数にして3枚ずつとなります。
パラジウムも3kg単位ですが、1枚が500gのため取引枚数にするとなんと6枚!
一般に、建玉にかかる委託手数料や受渡し手数料は枚数で単価が決まっていますので、6枚ということは、手数料も6倍に増えることになります。

いかがでしょうか?
総代金での取引となりますので潤沢な余剰資金が必要ですし倉荷証券を証拠金として運用する等、どなた様にもという訳にはいきませんが、取り入れることで取引の幅は格段に広がると言えます。取引方法のチャネルの1つとして頭の片隅にでもとどめ置かれますと幸いです。


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12 : 08 : 49 | Tokyo Commodity Exchange | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

現受け/現渡し(1)

お疲れ様です。たぬきです~

20日のTOCOMパラジウム相場は目を見張るものがありました。
先物2020年12月限は前日比316円高の9216円、当限同2月限は501円高の9990円で引けました。

当限は週明け2月25日(火)が納会ですから、取引できる時間は、もう僅かです。
にも関わらず、19日取引終了時点での取組高は205枚。あと2営業日の全ポジションの決済の注文が出されるのでしょうか?
いえいえ、「受渡し(現受け/現渡し)」という可能性があります。

「受渡し」とは、要は、モノとお金のやり取りをすることです。
商品先物の基本に立ち返ってみましょう。
商品先物取引は、将来の決められた期日にモノを買う/売る約束です。その期日までに、買う約束をした人は転売、売る約束をした人は買い戻すこと(=差金決済)によって取引の当事者でなくなることも可能ですが、本来、予め約束した価格で買ったり売ったりすることができるのです。

とはいっても、2.4トンの小豆を用意したり、海上で船に積まれたガソリンを受け取ったりというのは、当業者でなければ不可能な相談。一般投資家が入りこむ余地のあるのが、唯一、貴金属といえます。

「現受け」で用意するものは、お金。予め買いポジションを持っておき、取引員に対し、現受けの意思を伝えます。
納会し、受渡日になりましたら、倉庫に「倉荷証券」を取りに行きます。
やり取りするのは貴金属そのものではなく、どこどこの倉庫に収められているという証書です。
証書のまま持っていると、商品先物市場で「現渡し」するときに便利ですし、所有している間、商品先物取引の証拠金として利用することもできます。ただし、倉庫会社に対する保管料というランニングコストが発生します。

「現渡し」はお金の代わりに、先述の「倉荷証券」を用意します。
もし現物の貴金属で持っている場合、入庫されている同量の他の地金の倉荷証券と交換する(スワップ)取引か、所定の鑑定を経て倉庫へ預け証書を発行してもらう(=入庫)の措置が必要になります。
「倉荷証券」を「現渡し」用として取引員に渡し、売りポジションを持ったまま納会すれば、受渡日以降に現金を入金してもらえます。
ただしスワップといい入庫といい、思い立ってすぐにできるものではありません。「倉荷証券」を持っていない場合には、とにかく早めに動くことが肝要です。

先物で買った値段で現受けして塩漬けしたり、モノと同時に売りポジションを持つことで、一定の売却価格を確保する。現物と先物とを組み合わせると、戦略の幅が拡がります。
ただし、前述の保管料の問題はじめ、いろいろ考えなくてはならない問題もあります。
長くなりましたので、次回につづく~。


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18 : 30 : 22 | Tokyo Commodity Exchange | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

アウトライトと証拠金

お疲れ様です。たぬきです~

今朝も思わぬ、激しい幕開けとなりました。
日本の8:30頃、まさにTOCOM寄付き直前になってイランのミサイル発射の報道が飛び込み、
それと前後して米ドル/円も108円を再び割り込んでおります。
政情不安、特に中東絡みとあって白金を除く貴金属、そして原油オイル製品とほぼ全面高の様相です。

ただ、ここまでになってしまうと、鞘も何もなくなってしまいます…
普段は限月間スプレッドに注力されておられるトレーダー様方も、こんな時には、ごく短いスパンでの片張りをお考えになることもあるかもしれません。

そんな時にお気を付け頂きたいのが、証拠金です。
スプレッドでの証拠金の水準でお考えになっていると、アウトライトではすぐに証拠金を使い果たしてしまいます。
例えば、本日の東京金であれば、限月間スプレッド1組であれば25,000円のところ、アウトライト1枚で156,000円です。
東京原油は20,000円のところ140,000円。
1組仕掛けるに必要な原資に、実に6~7倍もの開きがあるのです。

また、異なる商品同士でも価格に連動性が求められている商品間では、売りと買いとを持っていることで、さらに証拠金が割り引かれているケースがあります。
例えば東京金と金限日の組み合わせの場合、86%の割引が効いています。
ラージ10枚の買い単独なら156万円、金限日の売り単独100枚なら156万円、合わせて312万円のところ、組み合わせによる割引で44万円程度で取引できています。
方針を変えて、金限日の売りだけを外すと、ポジションが減ったにも関わらず、44万円だった証拠金が156万円に跳ね上がります。

なお、ブローカー次第ですが、証拠金は、ポジションが建ったときでなく、発注時に必要となることが多いです。
証拠金が不足することは、追証の懸念だけでなく、十分な注文が出せないことにもつながりかねませんので、ご注意ください。

もちろん、証拠金はリスクに基づいて算定されているわけで、アウトライトはハイリスクな分、当たればリターンも期待できるのですがね。

今日は天気も冬の嵐。東京は午後には回復の予想ですが、マーケットの方はいかがでしょうか…。

(※文中の証拠金額及び商品間スプレッドクレジットレートは、2020年1月8日9:00現在適用のものです。)

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10 : 30 : 24 | Tokyo Commodity Exchange | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

東京金上場来高値とTickデータ

お疲れ様です。たぬきです~

昨日は、ブログ更新の後も金がもう一段伸び、期近2月限は5,488円、期先12月限は5,483円の上場来高値を記録しました。

この値段を付けたのは1月6日の12:48~12:49ですが、
12月限はこの間5,481円~5,483円を推移しておりまして、5,483円の約定は6度15枚(売15/買15)
2月限に至っては、12:49に5,488円4枚(売4/買4)約定、同じ49分でも次の約定は5,487円でしたから、本当に瞬間のことだったようです。
20200107.png

どんな方がこの価格のポジションを持たれたのでしょう?もっとも、デイトレーダーの方では、保有時間も瞬間かもしれませんが…。

ところで、このような「上場来記録」や「約定値データ」、どこで確認できるかご存知ですか?
いずれもTOCOMのホームページで公開されており、「上場来記録」はこちらとなります。

約定値はティックデータをダウンロードすることで追いかけることができます。
ダウンロードサイトはこちらです。

このティックデータ、右端をご覧ください。アウトライトの約定なら0、SCO同士の対当なら1と、コードで判別できます。
SCOってどれくらい約定してる?というご質問、時折トレーダーの方から頂くのですが、実はこのデータから集計しています。
ただし、無料サイトでダウンロードできる期間は過去5営業日分ですので、ご注意ください。(有料サービスではこの限りではありません。)

そうそう、祭りの後には付きものの、証拠金額の見直しが行われています。
プライス・スキャンレンジが、
◇東京金:変更前102,000円→変更後156,000円
◇東京金ミニ:変更前10,200円→変更後15,600円
◇東京金限日:変更前10,200円→変更後15,600円
に引き上げられております。
ざっくり1.5倍以上!!
証拠金の使用比率の高い状態にある方は、今日、思わぬ形で追証が発生する事態もあり得ますので、今一度口座状況をご確認ください。


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15 : 30 : 32 | Tokyo Commodity Exchange | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

電力先物取引 2

お疲れ様です。たぬきです~

年を越す前に、電力先物の後半です。
そもそも、電力先物って、何のために上場されたのか、という話をしたいと思います。
TOCOM再起のための乾坤一擲とかそういうのでなくて(笑)、誰がどのような理由で利用することを想定しているのか?です。

そのヒントは、電力先物の「最終決済価格」の決定方法にあります。
例えば、東エリアベースロード電力の取引要綱には、
「JEPXスポット市場における、東京エリアプライスのベースロード(0:00~24:00)の対象期間(暦日)の月間平均価格」
という書き方がなされています。
JEPXとは、 一般社団法人 日本卸電力取引所(Japan Electric Power Exchange:JEPX)の略で、日本唯一の卸電力取引市場を開設・運営する取引所を指します。すなわち、電力業者が発電以外の方法(売買)で電力を調達する際の指標価格に収束することを意味します。
これ、何かと似ていませんか?そう、原油。TOCOMの原油も、受け渡しの行われない現金決済型商品で、業者が取引する際の指標であるプラッツの価格に収束します。

業者が実際にモノを調達・売却する価格と連動性があるということは、業者にとって、価格ヘッジが可能ということです。

電力で価格ヘッジというのは、しっくりこないかもしれません。
燃料価格等の変動による発電コストは長らく、「調整費」という名目で消費者へ転嫁されてきたからです。
しかしながら、電力事業の自由化に伴い、大規模な発電設備を持たないいわゆる「新電力」と呼ばれる業態が参入、市場を介して電力の調達・売却を行うようになったことから、
価格ヘッジや信用のおける清算の場が必要になったのです。

こうして紐解いていけば、今年(若干遅いですが)電力先物が上場された意味を納得いただけるのではないでしょうか。

勿論市場はヘッジャーだけのものではなく、投機家が必要です。
ただし、電力先物に限っては、取引が可能なのは「法人」に限定されており、「個人」は取引できません。
また、日本の商品先取引では馴染みのない、インサイダーの概念がありますので、お取引前によくご確認ください。

「Net Trade Pro」でも、法人のお客様はお取引できます!
限月の倍率の違いに関わらず、委託手数料はわかりやすく一律で、
1枚あたりベースロード:350円、日中ロード:130円(いずれも片道税抜)です。
業者様も、法人トレーダー様も、お問い合わせお待ちしております。

さて、FXや海外先物は明日も取引がありますが、たぬきは本日でご無礼、山へ帰らせていただきます。
皆様よい年越しをー♪


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15 : 30 : 54 | Tokyo Commodity Exchange | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

電力先物取引

お疲れ様です。たぬきです~

2019年を振り返るならば、電力先物にも触れなければなりませんね!

年明けの予定が秋までずれ込みこそしましたが、9月17日、無事、電力先物4銘柄(東エリアベースロード・西エリアベースロード・東エリア日中ロード・西エリア日中ロード)が上場いたしました。

さて電力先物、これまでの上場銘柄と大きく異なる点があります。
・限月が15本
・倍率が限月毎に異なる

限月がたくさんあるのはご想像いただけるかと思いますが、倍率が異なるというのは、設計変更で一時的に手前と先物とが異なっていた例(Non-GMO大豆や粗糖)を除けば、国内の商品先物ではちょっと馴染みがないかもしれません。

なぜそのようなことになっているのか?
それは、電力の取引単位が、●●kWhという形ではなく”1ヶ月分の”電力量のため、1ヶ月の日数がパラメータに含まれるからです。具体的には、ベースロードの場合、
100kWh × 24(時間)× D(日数)
で計算され、31日間の2020年1月限は74,400倍、と29日間の2020年2月限は69,600倍となります。

次に、4銘柄の違いですが、
・東エリアか西エリアか
・ベースロードか日中ロードか
の組み合わせによります。
前者は、読んで字の如く消費される地域を表します。
東日本大震災の時に大きく取り上げられましたが、東日本と西日本とでは電圧が異なっており、東の電力が足りないからといって、余った西日本の電力を容易に東日本へ供給することは叶いません。
つまり、東と西の電力は別のものとして値決めされる必要があるのです。

後者は、ベースが終日24時間、日中が平日のAM8:00~PM20:00までの12時間を指します。
平日のAM8:00~PM20:00は主な経済活動が行われる時間帯となり、眠って過ごすことが多い夜間の12時間に比べ、当然消費電力は大きくなりがちです。
よって、電力会社によっては、このピークの時間帯の電力のみを調達したいというニーズもあり、ベースとは別に取引されています。
なお、ここでいう”平日”は暦とは異なりTOCOMが決めています。例えば今月12/30は取引所も開いており、たぬきも出勤していますが!!平日ではないのです。一般的には27日で仕事納めの企業が多いんですかね。羨ましい。
すなわち、31日間のうち、日曜5日、土曜4日で平日は22日ありますが、12/30と12/31も「休日相当の日」として扱われるため、2019年12月限日中ロードの倍率は、
100kWh × 12(時間)(=AM8:00~PM20:00)× 20(日数)= 24,000 倍
となります。
ベース/日中というのは耳慣れない言葉ですが、何を指すのかを知っておいていただくと、覚えやすいのではないでしょうか。

電力先物については、もうちょっとお伝えしたいことがあるのですが、少々長くなりました。次回に続きます…


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