大統領と原油の組み合わせに注意?!

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~ 

今年は、建国記念日が土曜でした。
トレーダーの皆様にとっては、貴重な安息日が1日減った↓となるのか、収益機会を逃さずに済んだ↑と受け止めるのか、どっちなんでしょうね?

さて、アメリカは、来週20(月)が、プレジデンツ・デー(大統領の日)で祝日となります。
CMEの取引スケジュールは、このようになります。

CME Prisidents

NYMEXの原油や石油製品、COMEXの貴金属やFXについては、20日は清算は行われませんが、立会自体はあり、早引けとなるタイプです。
現地19日の夕方~20日昼に行われた売買は、21日に行われる取引と一緒に、21日計算区域分として扱われます。
NYMEXのブレントは半ドンですが、名前の通りアメリカ独自の記念日なので、ICE EUのブレント等の取引は通常通りです。

今回の祝日についてちょっと気を付けていただきたいのが、WTIの取引です。
今週に入り、取組高こそ2番限の4月限に追い越されましたが、取引高ではまだまだ当限3月が中心です。その2017年3月限のLast Trade Dayが21日に迫っています。

まだ来週と侮るなかれ。
月曜は上記の通り、立会は実施されるものの祝日なので、休みを取る参加者も少なくないでしょう。
現地の週末=日本の金曜~土曜の深夜にかけて、急激に手仕舞いが進んでもおかしくありません。
当社のお客様へも2営業日前までの決済をご案内しておりますが、今回は、特に、今週内に決済を済ますようお願いしておるところです。

なお、現アメリカ大統領のトランプ氏の誕生日は6月14日。
強権発動でいろいろお騒がせですが、来年の大統領の日が初夏になってたり…なんてことはないですよね(笑)


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変わる!FX法人証拠金

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~ 

凪、ですね・・・。
雇用統計を控えているとはいえ、あまりにも動きにくいマーケットです。

さて、為替の世界では、今月下旬に、大きな変化があります。

個人を対象とする取引については、2011年8月にレバレッジを最大25倍とする証拠金規制が導入されて、早5年が経過しておりますが、他方、規制のなかった法人取引について、ついに規制が導入されます。
ポイントをざっくり挙げると、
1)新規取引時に、約定後必要な証拠金額が預託されていること
2)1営業日に1回以上、証拠金計算を行い、不足を解消すること
3)証拠金必要額を定量的計算モデルを用いて算出すること

1)は事前預託、2)はマージンコールですので、個人のお取引ではまあ、当然の話。毛色が違うのが、3)の証拠金の計算方法です。

前述の通り、個人の取引の証拠金は、想定元本に対する比率で定められています。つまり、総代金が大きくなれば証拠金額も高くなるわけです。
しかし、法人取引に対する証拠金の決定において注目されるのは、値動きです。
過去の値動きを基に、これだけ預けておけば、少なくとも1日でアシになることはほぼないでしょう、という金額を算出し、証拠金とするわけです。
商品の世界のトレーダー様ならピンときたかもしれません。そう、スパンに基づく証拠金計算と同じ要領です。

細かくは、計算期間が直近26週または130週の数値の内いずれか高いものとか、いろいろ決まってはいるのですが、まあ、トレーダーの皆様がわざわざご自身で算出される必要もないので割愛するとして…気を付けていただきたいのは、以下2点です。

まず、「少なくとも週に1回以上更新されること」というのが定められています。
お取引中の業者がどのくらいギリギリの証拠金を設定するかにもよりますが、今までより、証拠金額が頻繁に変わるケースが考えられます。
証拠金の変わり目は不足金発生の恐れのあるタイミングでもありますので、ご注意いただきたいところです。

それから、今後は必ずしも、法人の方が証拠金効率が良いとは言い切れなくなることです。
法人より保護措置が必要とされる個人取引の証拠金の方が安い、というのはちょっとしっくりこない現象ですが、個人は総代金、法人は値動き、と、判断基準が異なれば、こんなことも起こり得るかと。
パブリックコメントでも、各方面からツッコミが入っていましたが、覆ることはありませんでした。いずれは、個人の証拠金も値動きベースに移行していくのかもしれませんね。

なお、直接の規制の対象は「法人顧客」を相手方とする「店頭」FX取引ですが、取引所取引も別のルールによって、同様の内容に落ち着くことになっています。
お取引中の業者が、以前と変わらない高レバレッジ取引を提供しているようでしたら、ご自身の資産を守るためにも、金融庁の登録業者か?等の確認をしてみていただくのが良いかもしれません。

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90万ドルの罰金と取引所経費の問題

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~ 

CFTCが、JPモルガン証券へ、課徴金90万ドルを課したそうです。
モルガン〇〇やら△△モルガンやらへの罰金、和解金、過怠金…などなどは、ちょっと検索するだけでも、1億ドル、3億6700万ドル(ドルですよ?!)などものすごい額がヒットしますので、それらと比べればかすむものの、ざっと1億300万円ですから相当なものです。

気になる理由はというと、取引所費用の過徴収でした。

2010年から2014年の間、CMEの取引に係る取引所経費を、顧客との取り決めより多く徴収しており、その額780万ドル。2014年に気付き、自己申告の上、影響のあった顧客に返金済みだそうです。
その過程でも相当な労力と費用を要したことと思いますが、さらにこの額の罰金とは、なかなかに手厳しい。

CFTCの報告書の中では、同社は、取引所からの請求書の額と、顧客から徴収する額との整合性をとるための適切なシステムが機能していなかったそうです。古いマニュアルでの作業で、たった一人の従業員により、月末に3つのシステムを動かしていたそうで、同社の預かり資産の額からは考えられないくらい簡素ですね。

さて、この手の罰金、珍しくありません。
昨年8月にはバークレイズキャピタル社が80万ドル、2014年にはメリルリンチの系列の企業で120万ドル。
でも、正直、たぬきは業者に同情してしまいます。といいますのもこの問題、たぬきがちょうど悩まされているところだからです。

トレーダーの皆様が直接実感することはないかと思いますが、CMEグループの取引所の取引所経費の変更は、驚くほどに通知が徹底していません。
銘柄が多く、一時的な免除や減免のプログラムが多数実施されているのも複雑さを増していますが、どこにも通知文書を出すことなく変わっていたりと、日本の取引所のやり方では考えられないことが起きます。
CMEのスタッフと相談しているところですが、事前に完璧に把握するのは不可能なのではないかというレベルなのです。

我々も日々合わせを取り、正確性には万全を期しておりますが、皆様も、ブローカーから受け取る帳票が常に完璧とはお思いにならず、取引所経費等ご確認いただくのが間違いないかもしれません。
週明けに起きた、りそな銀行のATM手数料の問題も、利用者の問い合わせにより発覚したそうですからね。

後ろ向きな話になってしまいましたが、”自己責任の国”の取引所に関わる定めでしょうか…

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来年の海外市場

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~ 

東京市場は、先ほど大納会を迎えました!
といっても、16:15からは夜間立会の受付が始まって、いつも通り、朝まで立会は行われますけどね。

思い起こせば、ほんの10年前くらいまで、TOCOMの大納会は、前場の11:00まででした。それが、昼休みがなくなって、15:30までになって、翌朝までになって…
トレーダーの皆様も、我々取引員も、お互い大変なことです。

さて、気を取り直して、年末年始のスケジュールの確認です。
TOCOMは、
30日(金)15:15で大納会
      平常通り夕方から夜間立会(計算区域は、来年1月4日(水))
31日(土)休み
1日(日)休み
2日(月)休み
3日(火)休み
4日(水)平常通り8:00からプレオープン 8:45寄板合わせ(大発会)

海外取引所は、こちらの通り。
CME_201612301008184f6.png

ICE_2016123010081915d.png

例年であれば、2日から取引開始ですが、今年は1日(日)の振替のため、ちょっと長めの休みです。

なお、CMEグループでは、1月の取引から、取引所経費が改定されます。
ポイントは、
1)NYMEXブレント原油の割引措置がなくなること
2)NYMEX、COMEXの主要製品で0.05ドル引き上げになること
3)通貨先物のスプレッド約定の割引措置がなくなること
です。

銘柄やトータルの費用はこちらのサイトに載ってますので、ご確認ください。

では、少々早いですが、2016年もお世話になりました。
来年も変わらぬご愛顧のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます


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早めにチェックを!海外取引所クリスマススケジュール

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~ 

昨日、一昨日の東京は良く晴れて、片っ端から丸洗いしたカーテンも網戸も、難なく乾いてくれました。
あまりの暖かさにいまいち雰囲気が出ていませんが、次の週末はクリスマスですね。

日本は祝日ではありませんが、今年はちょうどイブが土曜にあたり、外食産業は色めき立っているようです。金曜の天皇誕生日の祝日と繋がって連休ですしね。

さて、我々が注目する欧米市場は、25日が日曜日のため、振替で月曜が休みになります
早速ですが、スケジュールを確認しておきましょう。

CME.png
ICE.png

NYMEXやCOMEXが26日の計算区域が丸っと抜けるだけなのに対し、ブレント原油などのICE_UKが23日も早上がりになっているのが、注意したいポイントです。

まあ、26日が休みだと言っても、海外の場合、夕方から翌計算区域の立会が始まりますから、日本と違い、26日の夜までゆっくりできるわけではありません。
取引時間を海外に合わせ延ばしてきた日本ですが、夜間立会と日中立会とを切れ切れにすることで、祝日は終日休めるようになっています。業界人として、この点だけは、何とか譲らずにいて欲しいなあ、というのが素直な思いです。


取引先の外国籍の業者のいくつかからは、今週中に機器の設定変更やアカウント申請等を済ませておくようにと連絡を受けています。この週末から多くのスタッフが長期休暇に入るためです。
投資家も然り。もうすでにボリュームは漸減しており、一気に手仕舞いが出る怖れはそう大きくはないと思いますが、今年は例年よりちょっと早めの22日の夕方には、対策を講じておいていただくようお願いいたします。


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NYMEXで取引しよう♪ブレント原油

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~

先月から動きの幅が10,000円近くになっている原油。
今最もホットな銘柄の一つですが、皆様、海外の原油は、どの市場をお使いですか?あるいは、TOCOM原油の取引において、海外のどの銘柄を指標になさっていますか?

海外の原油と言えば、やはりWTI北海ブレントがメジャー油種になるかと思います。米国産のWTIはNYMEX、北海のブレント原油はICE_EUがいわばホーム取引所ですが、今や、必ずしも別々の取引所で取引する必要はありません。
つまり、NYMEXにもブレント原油が、ICEにもWTIがあるのです。

8日取引日の出来高です。
ICEのWTIこと、Futures Daily Market Report for ICE WTI Crude Futures(コード:T)は、全限月の合計で317,156枚の取引。
個別では多い順に、2017年2月限の101,825枚、2017年1月限の76,279枚 となっております。
NYMEXのブレントBrent Last Day Financial Futures(コード:BZ)では、全限月の合計が121,982枚、個別では2017年2月限44,044枚、2017年3月限が22,938枚です。

それはまあ、本家はそれぞれ、全限月の合計でNYMEXのWTIは1,664,588枚、ICEのブレントは963,017枚ですから、規模は違います。
でも、TOCOM原油の、先物2017年5月限が32,952枚、2017年4月限30,587枚なのですから、十分な流動性はあると言えるのではないでしょうか。
CMEも、ブレント原油については、出来高増に向け力を入れており、取引所費用の割引も設けられておりました。それも2016年いっぱいで終わりですので、目標レベルには達したということでしょうか。

何も新しい方で取引しなくても…と思われるかもしれませんが、取引所を集約させることのメリットはあります。
1つには、証拠金の計算です。
WTIとブレントでスプレッドを組む場合、ポートフォリオ全体のリスクはそう大きくはならないはずです。
しかし、取引所が別々ですと、それぞれのクリアリングで、それぞれのポジション単独で証拠金計算が行われますので、片張りの証拠金額が適用されます。
アウトライトとスプレッドの証拠金額の違いは歴然ですので、まとめることによって必要な投下資金額を低く抑えることができるようになります。

それから、データ料金の問題です。
日本ではまだ馴染みがありませんが、海外の取引所では、取引所の価格データを受信するユーザーに対し、使用料を課しています。
海外の取引所の定義でプロ認定されると、その額は月で1万円を越えることもあります。しかも、工業品と農産物とで別々です。
NYMEX、ICEそれぞれに料金を払うより、まとめることができればコストが削減できます。

NYMEXでは、WTIとブレントのスプレッド銘柄も上場されています。
TOCOMのGASOCRUD(ガソリン-原油)のような、取引所がサポートする商品間SCOです。
これなら、自動売買機能で合成しなくても、両者の鞘取りの注文を入れられます。
NYMEXでブレントの取引、悪くないでしょう?!


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トウモロコシの2020年問題?!

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~

CBOTで取引されているトウモロコシの新甫発会が遅れる旨、通知がありました。

シカゴトウモロコシの限月は、3月/5月/7月/9月/12月ですが、新甫発会の日が異なり、7月限と12月限が納会の4年前年の12月、残る限月が3年前の12月となっています。
直近で1年分5限月が揃っている2017年を例にとりますと、7月限と12月限の発会が2013年の12月16日で、3月、5月、9月限は2014年12月15日という具合です。

従って、今年2016年12月15日には、2019年の3月、5月、9月限と、翌2020年の7月、12月限とが発会するはずだったのですが、このうち、2020年の2本が延期されることになりました。

TOCOMにおいて新甫が出ないというと、取引休止に向けたプロセスのように思ってしまいますが、CBOTでは事情が異なるようです。
今回については、受渡し場所となる港にセントルイスを加えるか?で協議が行われているため、という説明がなされています。
それに、発会停止は、今回に限ったことではありません。証拠に、大豆ミールの発会再開のお知らせも届いておりました。
これは、昨年12月、標準品の条件と格差の調整の見直しのため、2019年の限月が発会するはずでしなかったものです。

標準品の条件が変わるということは、取引対象の価値が変わるため、発会できないというのは理解していただけるかと思います。対象となったのは、大豆ミール中のタンパク質の含有割合で、従前48%だった最低ラインが、47.5%に引き下げられました。
なんでも、大豆の産地の変化により、アメリカ産大豆のたんぱく質の含有量が落ちているのだそうです。

発会を停止するということの是非はありますが、取引対象やその条件を時勢に応じて見直すのは、必要なことでないかと思います。
例えばトウモロコシ。東京トウモロコシの受け渡しは米国産に限られており、南米産は認められていませんが、日本に入ってくるトウモロコシが米国産一辺倒であったのは過去の話。今の実情とはマッチしていません。実際に購入している方から、今はむしろ南米産の方が良いという声を聞いたこともあります。
産地限定の方が都合が良い方もいらっしゃると思いますので、対象を拡大するのが一概には言えませんが、より多くの参加が見込める市場を目指して、機動的に対応する姿勢がTOCOMにもあっていいんじゃないかなぁと思います。


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17 : 10 : 37 | Foreign Exchange | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

CME/ICEの立会スケジュール~Thanksgiving~

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~
朝の地震では、皆様、お怪我や被害はなかったでしょうか。
東京では、そう大きな揺れではなかったのですが、揺れていた時間の長さや、発生時刻に、過去の大きな災害が頭をよぎりました。

さて、明日、日本は勤労感謝の日、祝日です。
かたやアメリカは、24日がThanksgiving。翌金曜日、俗にいうブラックフライデーも休日になるところが多いようで、市場も変則スケジュールです。抑えておきましょう。

まず、わかりやすいICEから。
ICE_USの銘柄の内、ココアやコーヒーなどのいわゆるソフトコモディティは、23日(水)は平常通り、24日(木)は休み、25日(金)は早上がりです。ただし、SugarNo.11こと粗糖だけは、25日も平常通りです。
かたやICE_EUのブレント原油などは、休みなし!ただし、24日(木)、25日(金)とも早上がりです。
CMEグループのWTI(NYMEX)、金(COMEX)、FX(CME)も、多少の終了時刻の違いはあれど、24日、25日ともに取引は行われます。
しかし、ICEのブレントと異なるのが、24日(木)は、清算機関はお休みです。
TOCOMには馴染みのない習慣ですが、CMEにおいては、取引所と清算機関の休みは、必ずしも一致していません
両方とも完全に休みとなるのはクリスマスや元旦など限られたケースで、立会は行われる(=取引所は稼働)けど清算業務が行われない(=清算機関は休み)というパターンが多いです。
清算業務が行われないというのはどういうことかといいますと、24日に行われる立会と25日に行われる立会をまとめて、25日分取引とみなします。帳入価格は出ませんし、値洗い計算もされません。24日の立会での約定は、25日計算区域での約定となり、24日に有効期限をGTDで出した注文は、25日の立会終了時まで有効です。

裁定取引などへの影響に対する配慮だとは察しますが、どうなんでしょうね?休みの日まで市場を開くというのは。
「常にマーケットが開いている方がよいのか?」という疑問を持ったのは、東日本大震災のときだったな、とふと思い出しました。


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CME出来高最高記録と、TOCOMの信頼回復のために

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~

少々遅くなりましたが、CMEグループから計算区域11月9日の取引について、誇らしげなレポートが出ておりましたのでご紹介です。(原文はこちら)

1計算区域での出来高が、過去最高の44,516,949枚を記録したとのことです。
それまでの最高である2014年10月14日の39,567,064枚から、約500万枚オーバー!
商品別においても、当社でも取扱っておりますWTI、COMEX GOLD、Japanese Yen Futuresなどなど多くの商品で、過去最高を達成しております。
ご参考までにTOCOMの2015年1年間の出来高は、24,399,068枚でした。スケールが違いますね。

ボリュームもさることながら、何よりも素晴らしかったのは、これほどの大幅記録更新であっても、障害を起こさなかったことに尽きるのではないでしょうか。

もっとも、システムへの負荷は、約定の数で図ることはできません。
気配を参照して注文を置き換える自動売買システムでは、秒間に何十回という注文取消と再発注を行うことがあります。トレーダー様は、システムを走らせるためのスイッチオンを1回なさるだけですが、取引所は取消等のアクションの都度、データの送受信を繰り返すことになります。1枚の約定のため、100回のCancel&Replaceが行われていたとしたら…お心当たりのある方、あなたも、取引所をいじめているかもしれません(笑)

トランザクション数は知るすべがありませんが、11月9日のTOCOMの出来高は、636,086枚でした。システムの処理能力に対する評価は人それぞれですが、処理能力を理由に取引を停止する事態を再発させてはいけないということは、共通認識でよいのではないかと思います。

では、どうすべきか?
取引所が処理能力の高いハードを導入するのも一つの方法です。ただし、これは取引所のコスト増になりますので、定率会費の引き上げにつながるでしょう。会員の負担が増えるため、委託手数料に転嫁して、最終的にはトレーダー様の負担となるかもしれません。
さらに、どこまでの処理能力を求めるか?というのは非常に難しい問題です。
過去の記録をベンチマークにしてもそれを超える事態が起こる可能性だってありますし、常に最高の状態を求めて最新機種を購入しても、それに足る出来高がなければ要らぬコスト増です。

前出のCMEグループは、1つの解法を示しています。
Messaging Efficiency Programという、単純に言えば、トランザクションに対する約定の割合が規定を下回るトレーダーに罰金が科せられる制度です。
取引が集中し易い米国の主要時間帯において、アルゴ等トランザクションが一定量を超えたトレーダーに対して、判定が行われます。
従って、ストラテジーに工夫が必要になるわけですが、たぬきとしては、この制度、悪くないのではと思う側面があります。
取引所との接続は、ハードの面では単純に、口が大きければ一度に大量にやり取りができるわけです。そうしますと、環境に巨額の投資ができる人ほど有利になるわけです。いかに利益を上げているトレーダー様でも、個人と機関投資家とでは、キャッシュフローの大きさが違います。
お金を持っている人が有利になるとか、配慮してトランザクション量を抑えた優しい人が馬鹿を見てしまうくらいなら、制度として確立している方が受け入れ易いように思います。

今後どのような方向に進んでいくのか?は取引所のみが知るところですが、先日のようなことは勘弁していただきたいと、切に思います。


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CME取引=Globexの時代へ

今日もトレードお疲れ様です。
たぬきです~ ご無沙汰しておりました・・・

CMEグループより、フロアー取引の閉鎖の報がまた届きました。
CMEグループと言えば、今でこそGlobexが主流ですが、もとはと言えばフロアーの市場。Globexを「時間外取引」と呼んでいたことからも、主はフロアーであったことがわかるかと思います。
メンバーの資格に応じた色のジャケットを纏ったブローカーたちが集い、素早い状況判断と機転とで、値決めを行ったものでした。
これは海の向こうだけの話ではなく、日本でも、各商品取引業者の業務部の社員が取引所に集まり、"手振り"で注文を通す習慣が残っていました。ほんのひと昔前のことです。今でも、古株の業界人などは、居酒屋に入って「8人!」と言う時に、片手で8を示したりします。店員さんには、絶対通じてないだろうけど…。

さて、冒頭で"また"とした通り、昨年夏に、通常の先物については、すでにフロアー取引は終了していました。今回決まったのは、存続していたオプション取引の内、New Yorkで行われていたものです。
シカゴのフロアーでは引き続き、株価指数先物等のオプション取引が行われるとのこと。まあ、こちらも、あとはタイミングの問題だけかもしれませんが。

閉鎖は2016年末の12月30日。New Yorkのフロアー取引に使用されている場所は、その後リースに出される予定だそうです。
収支を考えれば、もはや取引量の減ったフロアーを維持するより、電子取引へ切り替える方が、効率的なのでしょう。場所代もそうですが、4本値(始値・高値・安値・終値)にしても、フロアー、Globex、総合で3種類出すには、手間もインフラも必要としているわけで…ちょっと寂しいですけれど。

といっても、感傷に浸っている暇はありません。
もはやオプション取引もGlobexが主流になったということは、米国外のトレーダーにとっても収益機会になる得るということです。オプションそのものはもちろん、先物と組み合わせれば、ストラテジーの幅が広がります。
残念がら、当社ではまだシステムの対応ができていませんが、ニーズがあれば、個人的には何とかしたいと思っております。
どなたか是非やりたいという方、たぬきの背中を押すご連絡をお待ちしております。


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Author:M.J.
岡安商事株式会社
マーケティング部
「Net Trade Pro」 の方を対象に
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