お疲れ様です。たぬきです~
先週我が家では、子だぬきがインフルエンザに罹っておりました。
発熱から検査でインフル陽性が発覚するまでの丸1日は、食べることも寝付くこともできずたぬきにしがみつくばかりでしたが、タミフルが処方されるや、翌日には熱が下がり、その翌日には入れ違いで39℃を発したたぬきの枕元で走り回るまでに回復しました。
普段の風邪では正直あまり実感がないですが(失礼)、薬の効能をありがたく感じた出来事でした。
さて、世間では肺炎のニュースが。
昨年末から中国の湖北省武漢市で発症が相次いでいた新型肺炎、ついに日本でも確認されましたね。
武漢市を訪れていた方で、幸いすでに回復、退院されているそうです(というか、そうなるまで厚生労働省が伏せていたのかもしれませんが…)が、この発表を受けた前場の取引では、東証業種別指数のうち、上昇のトップは医薬品となっております。
個別株がコモディティや為替とちょっと違うのが、こういうところなのかもしれません。
要人発言だとか、国の治安情勢だとか、金融市場全体に影響するような要因だけでなく、特定の業種、会社に特化したトピックで価格が大きく動いたりします。
また、会社そのものや製品に対する思い入れ、とでもいいましょうか。
今回たぬきもタミフルへのリスペクトから、製造メーカーである中外製薬の株を持ってもいいかな、なんて考えたりしました。
業績、資本状況、将来性を分析した上での判断ではない、感謝・好き・応援したいetc…、いわゆる経済理論に基づかない投資行動です。いっとき(今もですかね)流行った株主優待目当ての株保有なんかもそうですよね。
株式というのは、銘柄も星の数ほどありますし、人間の心情にも流されたり、机上の分析だけでは図ることのできない面白さがあるんだろうなと思います。
ところで、昨日15日からいつもの保育園へ登園したところ、クラスの在籍15人に対し、出席児童が子だぬき込みでわずか3人でした!先生曰く、1月に入り、インフルの猛威が止まらないそうです。
ということは、今シーズン、まだまだ抗インフル薬の売り上げは伸びるのかな~
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お疲れ様です。たぬきです~
TOCOMが日本取引所グループ(JPX)の子会社になって…と総合取引所の話を取り上げましたが、日本にはもう一つ商品取引所が存在します。「コメ」で知られる大阪堂島商品取引所です。
TOCOMとOSEの清算機能の統合により清算部分こそ変わりますが、本取引所は7月以降もJPX傘下には加わらず、単独での運営を続けていくことになっております。
独自路線を歩む本取引所、なんと、2018年10月まで、取引歴の長いトレーダー様には懐かしの!!「板寄せ」方式で取引が行われておりました。
今日一般的な「ザラバ」方式は「連続」方式とも呼ばれ、決められた時間中、価格が対当すれば、DCB幅外の場合を除き、次々と約定していきます。対当都度約定するので、同じ取引日内でも約定価格はバラバラです。
他方、「板寄せ」は、いわばセリ。掲示された価格に対する売り買いの注文を出し合い、全員の注文が1つの価格で約定するよう調整していきます。
例えば、15,000円でセリがスタート、買い注文20枚、売り注文15枚が出されました。
買い注文が5枚余っていますので、さらに売りが5枚出てくれば、この回は15,000円で約定、と相成ります。
売りが出てこなければ、買付け側の選択は2つ。
1つは、どうしても買いたい場合で、売り注文を呼び込むため、より高い価格へ変更します。
15,010円? 15,020円? 15,030円なら売ってくれる??? と価格を上げながら売り手の出方を待ちます。もし15,050で売りが5枚飛び込んで来たなら、15,050円で売り買い20枚ずつが対当、約定となります。
もう一つは、買い注文が余る=供給過多とみて、買付けを見合わせる場合。
買い注文が5枚取消されれば、15,000円で売り買い15枚ずつが対当、約定となります。
この通り、板寄せには、参加者同士の呼吸が必要となります。
かつては「取引所」に、各取引員の代表が集合、注文を出し合っており、余った注文を引き受け約定を付けることは「ハナ取り」と呼ばれ文字通り、取引の「華」だったりしました。
日本古来のユニークな取引方式なのですが、決まった時間にしか取引が出来ないという側面もあります。また、委託者の注文を直結で取引所へ送る時代にあっては、良くも悪くも取引員の裁量の働く余地がないため、板寄せの魅力は薄れたのかなあと思ったりします。
最も、板寄せは取引の世界から完全になくなってしまったわけではなく、寄付き前や、引けの価格の決定に当たっては今も用いられています。形は少し違えど、基本の考え方は同じです。
15:10からの5分間は何をやっているのか?
板合わせなのに成行が約定しない?
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