TT PLatform(R)登場!!
2019 / 11 / 27 ( Wed )
総合取引所に向けて(2)
2019 / 03 / 28 ( Thu )
皆さん今日もお疲れ様です。
ぴよ。です。
本日(3/28)、東京商品取引所(TOCOM)より総合取引所に関する日本取引所グループ(JPX)との基本合意締結の発表がございました。
概ね、予想通りの内容となっておりましたが、改めて当ブログでもまとめさせていただきます。
・統合に関する日程
2019年3月28日:基本合意書締結
同6月末(予定):公開買付開始
同9月(予定):公開買付終了
2020年度早期:商品の移管完了・清算機関の統合
・商品移管に関して
①貴金属、ゴム、農産物市場の上場商品を東京商品取引所(TOCOM)から大阪取引所(OSE)へ移管
②原油市場、東京石油市場、中京石油市場の上場商品は当面移管を行わない
③新たな石油関連商品の上場、その他の市場新設、立会休止中の商品については、TOCOM/OSEで協議
④電力・LNG市場については、引き続きTOCOMでの上場を目指す
・清算機関の統合に関して
㈱日本商品清算機構をJPXの子会社である㈱日本証券クリアリング機構に統合
以上が、今回の基本合意の内容となっております。
総合取引所の実現は投資家の方々にとって、証券・商品を同一の口座でお取引いただくことができるようになりますし、
商品先物の金と金のETFとのアービトラージを行うことが容易となります。
監督省庁が異なる部分や法律面の行方も気になるところではありますが、
各定率会費や清算手数料等の現行との違いなど細かな部分ですが、お取引いただくにあたって重要な部分の詰めも今後出てくるはずですので、そちらも随時お伝えできればと思っております。
また、取引プラットフォームにおける仕様等も判明し次第、お伝えさせていただきますのでお待ちいただければと思っております。
プロトレーダーやシステムトレードに関するお問い合わせはこちらまで

総合取引所にむけて
2019 / 02 / 13 ( Wed )
皆さん今日もお疲れ様です。
ぴよ。です。
総合取引所構想について、FIAジャパンによるアンケート結果が4日公表されました。
8割近くが1市場による金融商品・コモディティの取扱いに賛成しており、清算や法規制についても統一の声が大半を占めていたということです。
理想を上げるならばもちろんそれがベストでしょうといった回答結果ではありますが、19年3月を目途に制度設計を政府として示す方針とのことですので、続報待ちといったところでしょうか。
世界の商品デリバティブ市場の取引高が伸びている中、国内は減少の道を辿っているわけですが、TOCOMに関しては諸外国に比べて、確かにいわゆる証券会社の参加が多くありません。
監督省庁が違うために参入障壁が高いことやそれに見合った市場規模では無いこと等様々理由はありますがここまで動きが鈍かったわけですから、改めて総合取引所に向けて着実に動き出して欲しいと思います。
総合取引所が実現した際のメリット・デメリットは様々あるかと思いますが、やはり取引量が増えることによる流動性増には期待したいところです。
そうなることで赤字が続いているTOCOMの経営改善、取引所会費等の負担減や、J-GATE移行時に消えてしまったSCOのbait生成の復活があるとトレーダーの方々にとっては喜ばしいことなのではないでしょうか。
続報があれば、またご報告したいと思います。
プロトレーダーやシステムトレードに関するお問い合わせはこちらまで

国内10連休に向けて
2019 / 02 / 04 ( Mon )
皆さん今日もお疲れ様です。
ぴよ。です。
先日、TOCOMより改めて今年の4月27日(土)から5月6日(月)までの10連休に関しての通知・注意喚起のお知らせがございました。
過去最大の連休となりますし、マーケットとしては2週に渡っての6営業日海外の動きを追うことができません。
突入前の整理玉もそうですし、マーケットに影響を与える可能性のあるものも多くありますので一層の注意が必要です。
連休の間、簡単に浮かぶものだけでも30日にはFOMC、3日には米国雇用統計、その後はイランからの原油取引における制裁の8カ国の適用除外が期限を迎えるといった、いわばイベントが待ち構えております。
3月期決算企業の決済発表も多く控えておりますので、特に連休明けへのケアが大切です。
今回の連休はもちろん、皇太子さまの即位に伴うものですし大変喜ばしいお祝い事です。
トレーダーの方にとってはなんともいえない連休ではありますが、海外市場でのお取引を行うことで備えるという選択肢もあるのではないでしょうか?
弊社では、海外先物市場用のプラットフォームとしてTT・CQG社のプラットフォームを用意してございますので、ご興味お有りの方がいらっしゃいましたら、それぞれの費用感や機能などお答えさせていただきますので是非ともお問い合わせお待ちしてます。
プロトレーダーやシステムトレードに関するお問い合わせはこちらまで

TOCOMリアルトレードコンテスト
2019 / 01 / 21 ( Mon )
皆さん今日もお疲れ様です。
ぴよ。です。
昨年7月2日から半年に渡りTOCOMで開催されておりましたTOCOMリアルトレードコンテストの結果発表がございました。
第三回となる今回は497名の参加と過去最大の参加者となり、海外投資家の参加もあったようです。
利益率・実益額と2つの部門でのコンテストでしたが、1位は両部門ともに同じ方が受賞されており、
利益率317.33%、実益額が137,371,180円という結果を出されました。
参加者唯一の利益率300%超え、実益額に至っては2位の方に1億2000万円以上離しての1位となんとも夢のある結果だったのではないでしょうか。
この結果がどれだけの人に届くのか、どれだけの投資家がこれ以降の商品先物市場へ参加していただけるのか、がもちろん大切です。
昨年後半の原油の動きなどは投資家のみならず多く目にしたニュースでもありますし、先日当ブログでも取り上げましたパラジウムなど、話題と動きに事欠かかない2019年のスタートとなっておりますので、売買が盛んになることを願っております。
また、このコンテストでは成績優秀者の戦略・手法を聴く機会もありますし、
そういったものを形にできるツールとして弊社で取り扱っておりますX_Trader®にもご興味を持っていただけると幸いです。
料金体系やAutoSpreader、Autotrader、ADLといった機能につきましては、これまでの記事でも取り扱っておりますので、ご参考にしていただき、ご不明な点等ございましたらお問い合わせいただければと思っております。
国内・海外問わずお取引に関するご質問等ございましたら、弊社までお電話でもメールでも構いませんので、是非ともお問い合わせください。
プロトレーダーやシステムトレードに関するお問い合わせはこちらまで

パラジウム、金を上回る
2019 / 01 / 18 ( Fri )
皆さん今日もお疲れ様です。
ぴよ。です。
2019年に入っても昨年同様パラジウムの高騰が目立ちますね。
NYMEX先物市場では、金価格を2002年9月以来、16年ぶりに上回る結果となりました。
もちろんTOCOMにおいても上昇が続いており、昨年8月16日の安値2,767円から19年1月18日の高値4,525円と上昇率約63%を記録しております。
パラジウムはご存知の通り自動車触媒向け需要が高まっており、世界的な環境規制強化の流れからこの先も高い需要が見込まれております。
供給量が横ばいで需要が増えれば、価格が高騰するのは自然の道理。
更に、もともとは触媒としては高価だったプラチナの代替品として各種メーカーが仕様を切り替えて対応してきたわけですが、プラチナへ戻すことの金銭・時間のコストのために足踏み状態であること、そこに金などに比べると板の薄い市場への資金投入が相まってこのような高騰に繋がっていると思われます。
TOCOMでの出来高はというと、18日は6限月合計で611枚と奮ってはおりませんが、こうしたニュースが少しでも投資家の皆様に届くことで全体的な底上げができることを期待したいと思います。
海外市場では各種非鉄金属も昨年夏の下落以降堅調に推移していますし、国内には上場していない銘柄をお取引されるのも今年は1つの選択肢になるのではないでしょうか。
国内・海外問わずお取引に関するご質問等ございましたら、弊社までお電話でもメールでも構いませんので、是非ともお問い合わせください。
プロトレーダーやシステムトレードに関するお問い合わせはこちらまで

2018年を振り返って
2019 / 01 / 11 ( Fri )
皆さん今日もお疲れ様です。
ぴよ。です。
ご存知の方も多いかと思いますが、TOCOMには各種データを扱っているページがございます。
今回はその中の年間の出来高データを基に昨年を振り返りたいと思います。
.jpg)
年間の出来高を2017年と比べますと、全体的にはおよそ56万枚減と2016年から2年連続で減少しております。
内訳はというと、金が100万枚増でしたが、白金が39万枚減、原油が75万枚減、農産物市場に関してはおよそ4割減の18万枚と盛り上がりに欠けてしまったように見えます。
2018年10月に上場されましたTSR20も月間平均3.9万枚と既存のRSS3市場のシェアを奪うことにはなりませんでしたが、相乗効果もあまり出ていないといったところでしょう。
商品ごとに年初年末の騰落を見てみますと、原油が約18%安、白金が約15%安と軒並み下落している中、パラジウムに関しては8%以上の上昇となっており、プラチナからパラジウムへの需要シフトが顕れた年だったといえるかと思います。
ともあれ、新商品が上場してもなお年間の出来高が2年連続で減っており、国内市場の厳しい日々が続いております。
TOCOMとしては電力先物を最優先事項と掲げて挑む2019年となるようですが、リアルトレードコンテストは回を重ねるごとに参加者も増えているそうですし、投資先が増えてきている中でどれだけ魅力を伝えることができるかが出来高回復の鍵であることは変わりません。
2019年は、総合取引所構想の動きなど今後の市場環境にとって転換の準備段階となる可能性もありますので、そういった情報の発信や、既存のトレーディング環境やツールについても皆様に情報を提供してまいりたいと思います。
プロトレーダーやシステムトレードに関するお問い合わせはこちらまで

2019年
2019 / 01 / 07 ( Mon )
皆さん今日もお疲れ様です。
ぴよ。です。
明けましておめでとうございます。
2019年も早くも2週目となりましたが、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
海外先物市場、為替市場は2日から、国内商品先物市場は先週4日からスタートし、やや荒れた出だしとなりました。
今年は国内では元号の変更、5月の大型連休、夏の参議院選挙、消費税の増税予定、軽減税率の導入、翌年に控えた東京オリンピック需要等システムだけでなく相場的にも動きが出る可能性のある年といえます。
亥年の相場格言は「亥固まる」。
2020年の子年での繁栄に向けて足場を固めるという意味でもより良い地合いの形成ができることを願っております。
もちろん米中貿易関係や原油市場の動向、イギリスのEU離脱といった海外の懸念材料も多くありますので気は抜けません。
更に十干までに広げて見てみますと今年は「己亥」。
どちらも自己や組織の完成度を高め、次の年に向け備える意味合いが強く、調子に乗ってしまうとよろしくないそうです。
ともあれ、こうした干支にまつわる格言に関わらず、どんな時も驕ることなく真摯に相場と向き合うことは大切ですね。
最後に、皆様にとってより良いトレード環境を整えるべく本年も精一杯頑張ってまいりますので、宜しくお願い致します。
プロトレーダーやシステムトレードに関するお問い合わせはこちらまで

一気に年末年始ムードへ
2018 / 12 / 20 ( Thu )
音声入力注文
2018 / 12 / 10 ( Mon )
皆さん今日もお疲れ様です。
ぴよ。です。
今月3日、マネックス証券㈱が日本株トレードにおいて、「音声入力注文」を導入しました。
当初は、価格・株数・有効期限といった項目に限定しての運用とのことですが、
今後は銘柄検索から発注の確認までをすべて音声による完全ハンズフリーを目指しているとのことです。
音声入力に関しては、スマートフォンやカーナビなど徐々に生活に馴染んできている印象ですが、正確な認識率という点ではもう少しといった気がしております。
導入当初は発注においても手作業の部分は残りますし、全てを手で完結させた方がまだ早いのかもしれません。
取引における「速さ」という意味では入力が音声でできたとしても取引所までの物理的距離やアルゴなどを用いたシステムトレードの方がもちろん速いですが。
とはいえ、技術が進歩するスピードはとても速いわけで、想像できうることはすべて実現するとも言われます。
こういった取引がしたい、こういった時にはどうしたい、などを音声で伝えるだけで理想のアルゴの組立、検証をしてくれる日が来ることもあるでしょう。
そうなった場合の取引がどのようなものになるのか、今のようなサヤがそもそも生まれない市場になってしまうかもしれません。
ただし、今ならアルゴの組立がTTのADL(Algo Design Lab)を使えば比較的簡単に作成できます。
イメージをブロックを組み合わせることで実現できるので、TOCOMやCME・ICEといった海外市場でのお取引にお役立ちできるかと思います。
当ブログでも過去記事でのご紹介や今後も例をあげていきますので、ご参考にしていただけると幸いです。
もしご興味や質問等ございましたら、お問い合わせお待ちしております。
プロトレーダーやシステムトレードに関するお問い合わせはこちらまで

クリスマスへ向けて
2018 / 12 / 05 ( Wed )
12月5日ブッシュ追悼、国内では来年5月に10連休。
2018 / 12 / 04 ( Tue )
皆さん今日もお疲れ様です。
ぴよ。です。
明日12月5日は、平日、ではなくアメリカでは休日となります。
ブッシュ元大統領の死去に伴い、追悼の日として休日指定がされました。
金融市場も急遽休場となりますが、コモディティに関しては通常通り取引が行われますのでご注意ください。
マーケットの目線はとりあえずはFOMC、動きづらい週の立ち上がりなのではないでしょうか。
休日といえば、来年のGW。
天皇陛下の退位・皇太子様の即位ということで10連休となることが閣議決定されましたね。
単純に休み!と言われれば嬉しいですが、そうもいかないのが相場の世界。日本国内の話だけではないですからね。
TOCOMも休祝日となれば休場となります。海外市場は開いているため、連休明け・連休前の相場は玉整理の関係で動くでしょうし、
10連休ともなれば、大きく様相が変わっていておかしくありません。
そう考えると、最初から海外の取引所でトレードをするのも一つの手かな?とも単純に考えてしまいます。
弊社では、法人様のみ海外先物取引をお使いいただくことが可能です。
もちろん、国内から取引を行う以上、距離によるスピードは現地には勝てません。
ボラティリティに関しても国内の場合は為替を考慮することなどから、純粋な商品のボラティリティというわけにはいかないといったこともあります。
ただ、一つの選択肢としては有りなのではないでしょうか。
ドル建ての取引にもなります。市場のデータを取得する費用もかかります。
ご不明な点も多くあると思いますが、どんなささいな質問でもお答えさせていただきますので、お問い合わせお待ちしております。
プロトレーダーやシステムトレードに関するお問い合わせはこちらまで

CQG Desktop
2018 / 11 / 27 ( Tue )
皆さん今日もお疲れ様です。
ぴよ。です。
現在、弊社の海外先物取引でお使いいただいているプラットフォーム"CQG Trader"が今月いっぱいでサポート終了となります。
それに伴いまして、CQG Traderユーザーの皆様は"CQG Desktop"への移行が必要となりますので、両者の料金や違いについてご紹介したいと思います。
まず、料金面については以下の通りとなっており、
両者に違いはございません。
"CQG Trader"
基本使用料$25+従量課金($0.25/枚)。$395cap。
"CQG Desktop"
基本使用料$25+従量課金($0.25/枚)。$395cap。
お取引いただく際は、この他に市場データ利用料や弊社取引手数料等が発生致します。
続いて機能面ですが、
"CQG Trader"
基本的には発注機能のみ。
"CQG Desktop"
発注機能に加えて、チャート分析機能がデフォルトでお使いいただけます。
但し、つなぎ足をご利用になりたい場合は、別途$25の追加費用が発生致します。
となっており、チャート機能が使えるメリットがDesktopにはあるかと思います。
RTDについては、Desktopの場合でもご利用いただくことはできません。
もう1点、大きな違いといえばリッチ型からブラウザベースに移行する点があります。
これにより、インターネット環境が整っていれば、
どこでも、お使いのスマートフォンからもアクセスが可能ということになります。
ワークスペースの作成も用途に併せて複数ページ用意することができますし、保存も自動で行われますので、どこでログインしても常に同じものを利用することができます。
ブラウザベースのプラットフォームは、昨今増えてきております。
確かにアプリのインストールの必要もなく、
ver.アップデートに関してもベンダー側で行われるため、
ユーザーとしては手間が少し減るのかもしれません。
ですが、どうしてもWebブラウザを介して発注を行うとなると、ネット環境・ブラウザの能力等に左右されてしまう部分であったり、普段使っているブラウザが推奨されていない場合は使い勝手も気になってしまいます。
そうはいっても、変化はつきものです。
どうやって順応していくか、使いやすいものにしていくか考えて進む必要がありますね。
プロトレーダーやシステムトレードに関するお問い合わせはこちらまで

総合取引所構想
2018 / 11 / 22 ( Thu )
皆さん今日もお疲れ様です。
ぴよ。です。
先月末、TOCOMが日本取引所グループとの秘密保持契約を締結したことで、総合取引所構想が一歩前進致しました。
株式・債権デリバティブと商品デリバティブの一体化は、2007年に構想がスタートして以来、金融庁・経産省・農水省など行政的な部分から議論が止まっていました。
諸外国に比べると、それぞれを取り扱う法律に違いがあることもあり、実現する姿が見えてきませんでした。
取引をされるトレーダーや投資家の方にしても、1つの大きく清算面でも安定した取引所で売買できるというのは非常に利便性があるかと思います。
また、昨今のTOCOMの出来高や各商品の売買高の低迷からの脱出の可能性もありますし、今後、天然ガスや電力先物といった総合エネルギー市場を国内に用意していくのであれば、TOCOMに対しての経営不安を解消できるのではと感じております。
世界のデリバティブ市場がここ10年で約8倍になっている中、日本は出来高が5分の1にまで減少してしまっているのは驚きと同時に危機を感じてしまいます。
損益通算のための法改正の必要も裾野を広げるためには必要だと思いますし、動き始めればきっと早いと思います。
TSR20の上場もRSS3との相乗効果が出ているとは言えない状況で、取組高も日々の売買枚数に比べるとやや少ないのかなぁといった印象を受けます。
海外からの玉が増えていることも資金流入や市場の魅力をアピールできる部分ではありますが、国内からの玉の減少を止めるものでは無く、投資先が多様化してる中でも投資家を引き戻す魅力のある市場となることを期待しております。
プロトレーダーやシステムトレードに関するお問い合わせはこちらまで

TSR20取引スタート
2018 / 10 / 10 ( Wed )
皆さん今日もお疲れ様です。
ぴよ。です。
10月9日(火)よりTOCOMに新商品「TSR20」が上場されました。
初日の先限の出来高は、2,053枚(日中立会のみ)
RSSの先限出来高が3,748枚(前日比1,960枚増)と
予想されていたようなTSR20への流出などは今の所は無かったと言えるのではないでしょうか。
ちなみにRSS3、TSR20共に上場しているSGXのSettlement価格を
単純にドル/円を113円として円換算してみますと、
SGX RSS3 3月限が¢152.30ですので、
円換算価格は、¢152.30÷100×113=172.1円
TOCOM RSS3 3月限の終値の172.0円と
ほぼ同じとなります。
TSR20を同様に4月限同士で比べますと、
SGX TSR20 4月限が¢138.40ですので、
円換算価格は、¢138.40÷100×113=156.4円
TOCOM TSR20 4月限の終値が160.0円ですので
4円程割高に写ります。
RSS3においてはTOCOMがベンチマーク、
TSR20においてはSGXがベンチマークとすると、
TOCOM TSR20もSGX価格に収束していくのかもしれません。
SGXのRSS3の出来高が少ないことやTSR20のザラバ中の板の状態や、現物の渡し条件等を考慮していない単純な換算ですので、なんとも言えないですが。
月末から来月以降の出来高には注視しながら、
ゴム市場が再度盛り上がることを期待したいと思います。
プロトレーダーやシステムトレードに関するお問い合わせはこちらまで

TSR20上場
2018 / 09 / 28 ( Fri )
皆さん今日もお疲れ様です。
ぴよ。です。
TSR20の上場がいよいよ迫ってまいりましたので、改めて取引要綱等を以下にまとめました。
(新甫発会までに変更となる場合があります)
新甫発会日:2018年10月9日
発会限月:2018年11月限~2019年4月限の連続6限月
取引単位:5,000kg/枚(受渡単位:4枚)
呼値:10銭/1kg
立会時間:8:45~15:15,16:30~19:00
納会日:当月限の前月最終営業日の日中立会まで
DCB幅(SCB幅):5.0円(20.0円)
建玉制限(一般):当月限500枚、翌月限1,000枚、合計10,000枚
SCO注文:限月間SCO、TSR-RSS同番限SCO
以上が現時点での取引要綱です。
X_Traderにおいて、銘柄名は"TSR2"となりますが、誤表記ではありませんのでご了承ください。
TSR20は現行のRSS3と比べると、用途は似通っていますが、RSS3よりも耐久度が低くその分安価で取引をされており、需要が年々増えている天然ゴムです。
先物取引の商品としては過去にも上場をしておりましたが、今回から新しくRSS3との鞘がうまく機能するのであれば、TOCOMゴム市場がより盛り上がるはずです。
実際、お客様からのお問い合わせもいただいてますので、石油スワップ商品上場の時よりは少し期待したいと思います。
余談ではありますが、納会日の説明にある"当月限の前月最終営業日"のような、正確に表すためにわかりづらく感じる言い回しというのが契約書やら何にしろ業界問わずあるかと思います。
私も入社した当初、そういったものを読み解いて理解するのに苦労した覚えがあります。
先物取引の限月にしても、納会日はどちらも9月なのに9月限の商品と10月限の商品があり混乱しました。
ちなみに、現在お客様にお使いいただいているX_Traderでは、限月表記は納会日が表示されるため、東京灯油11月限ですと"KERO 25Oct18"となっております。
また、少し気が早いですが、TOCOMより来年の5月1日の新天皇御即位に伴う納会日や発会日変更の通知が行われました。
詳しくはTOCOMのHPにてご確認いただければと思います。
プロトレーダーやシステムトレードに関するお問い合わせはこちらまで

国内・海外先物取引にかかる端末利用料について
2018 / 08 / 31 ( Fri )
皆さん今日もお疲れ様です。
ぴよ。です。
今回は、先日お客様からお問い合わせをいただきましたので、こちらでも改めて国内・海外のアービトラージを考えた場合の費用等についてご説明したいと思います。
現在、弊社では一つのプラットフォームによるワンスクリーンでの国内外のアービトラージに対応しておりません。
そのため、国内・海外それぞれの端末をご利用いただく必要がございます。
・国内
TOCOMでのお取引に関しては、TradingTechnologies社(以下、TT社)の"X_Trader®"がお使いいただけます。
こちらは、標準版($600/月)・PRO版($1,400/月)の定額の利用料が発生致します。
原則としては、利用月翌月5日(土日祝日の場合は前営業日)の為替レートに応じた日本円での徴収をさせていただいておりますが、海外先物取引を並行してお使いいただいている場合は、海外口座でのドル建て一括徴収も可能です。
・海外
海外先物取引に関しては、TT社の"TT®"またはCQG社の"CQG IC""CQG QTrader""CQG Trader"から選んでお使いいただけます。
こちらの端末利用料につきましては、
"TT® 標準版"
基本利用料$50+1枚当り$0.30の従量課金。
合計で$1,000がcapとなっております。
"TT® PRO版"
基本利用料$400+1枚当り$0.30の従量課金。
合計で$1,800がcapとなっております。
"CQG IC"
基本利用料$595+CQGTrading$250(or CQGSpreader$1,400)の固定。
こちらは追加でAutoTrading$250やAPITrading$245などを組み合わせることも可能です。
"CQG QTrader"
基本利用料$40+1枚当り$0.25の従量課金。
合計で$595がcapとなっております。
"CQG Trader"
基本利用料$25+1枚当り$0.25の従量課金。
合計で$395がcapとなっております。
料金としては、CQG Traderが一番費用がかからずにお使いいただけますが、他の4つと違いRTDのご利用ができない等機能面で劣る部分がございますので、ご注意下さい。
具体例を出しますと、もし仮に国内先物取引で"X_Trader®標準版"を利用し月に1,000枚、海外先物取引で"CQG Trader"を利用し、NYMEXのWTI・ICEのBrentを合計月に1,000枚のお取引をいただいた場合、
X_Trader®利用料 $600(固定)
CQG Trader利用料 $275
($25+1,000枚×$0.25の従量課金)
マーケットデータ使用量 $228
(NYMEX $111+ICE EU $117)
合計 $1,108
これに加えて弊社の手数料や各取引所経費がかかりますのでご了承下さい。
(各端末利用料やデータ利用等は2018年8月時点のものであり、変更となる可能性があります)
また、プラットフォームの利用料に関しましては、お取引いただいた枚数によって無料や割引等も行っておりますので、ご興味がお有りの方はお問い合わせください。
プロトレーダーやシステムトレードに関するお問い合わせはこちらまで

海外先物取引プラットフォーム"TT"
2018 / 08 / 28 ( Tue )
海外先物取引のプラットフォームについて
2018 / 08 / 14 ( Tue )
国内商品先物・海外先物取引のプラットフォームについて
2018 / 07 / 20 ( Fri )