NYMEXで取引しよう♪ブレント原油

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~

先月から動きの幅が10,000円近くになっている原油。
今最もホットな銘柄の一つですが、皆様、海外の原油は、どの市場をお使いですか?あるいは、TOCOM原油の取引において、海外のどの銘柄を指標になさっていますか?

海外の原油と言えば、やはりWTI北海ブレントがメジャー油種になるかと思います。米国産のWTIはNYMEX、北海のブレント原油はICE_EUがいわばホーム取引所ですが、今や、必ずしも別々の取引所で取引する必要はありません。
つまり、NYMEXにもブレント原油が、ICEにもWTIがあるのです。

8日取引日の出来高です。
ICEのWTIこと、Futures Daily Market Report for ICE WTI Crude Futures(コード:T)は、全限月の合計で317,156枚の取引。
個別では多い順に、2017年2月限の101,825枚、2017年1月限の76,279枚 となっております。
NYMEXのブレントBrent Last Day Financial Futures(コード:BZ)では、全限月の合計が121,982枚、個別では2017年2月限44,044枚、2017年3月限が22,938枚です。

それはまあ、本家はそれぞれ、全限月の合計でNYMEXのWTIは1,664,588枚、ICEのブレントは963,017枚ですから、規模は違います。
でも、TOCOM原油の、先物2017年5月限が32,952枚、2017年4月限30,587枚なのですから、十分な流動性はあると言えるのではないでしょうか。
CMEも、ブレント原油については、出来高増に向け力を入れており、取引所費用の割引も設けられておりました。それも2016年いっぱいで終わりですので、目標レベルには達したということでしょうか。

何も新しい方で取引しなくても…と思われるかもしれませんが、取引所を集約させることのメリットはあります。
1つには、証拠金の計算です。
WTIとブレントでスプレッドを組む場合、ポートフォリオ全体のリスクはそう大きくはならないはずです。
しかし、取引所が別々ですと、それぞれのクリアリングで、それぞれのポジション単独で証拠金計算が行われますので、片張りの証拠金額が適用されます。
アウトライトとスプレッドの証拠金額の違いは歴然ですので、まとめることによって必要な投下資金額を低く抑えることができるようになります。

それから、データ料金の問題です。
日本ではまだ馴染みがありませんが、海外の取引所では、取引所の価格データを受信するユーザーに対し、使用料を課しています。
海外の取引所の定義でプロ認定されると、その額は月で1万円を越えることもあります。しかも、工業品と農産物とで別々です。
NYMEX、ICEそれぞれに料金を払うより、まとめることができればコストが削減できます。

NYMEXでは、WTIとブレントのスプレッド銘柄も上場されています。
TOCOMのGASOCRUD(ガソリン-原油)のような、取引所がサポートする商品間SCOです。
これなら、自動売買機能で合成しなくても、両者の鞘取りの注文を入れられます。
NYMEXでブレントの取引、悪くないでしょう?!


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11月の出来高は前月比45.3%増?!

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~

CME、TOCOM両取引所の11月の概況が発表されております。

CMEのプレスリリースでは、「出来高の1日平均が前年同月比52%アップ」の文言が見出しに踊っていましたが、
これは株や金利、通貨先物を含みますので、コモディティ単独では、28.8%増でした。
また、同じくコモディティ単独の先月10月比は、21.7%増でした。
一方、TOCOMはというと、前年同月比21.9%増、同年前月比45.3%増でした。

TOCOMについては、6月から月間の出来高の減少が続いていたので、久しぶりに明るいニュースです。

ただ、11月は、序盤のアメリカの大統領選挙を分岐点にマーケットの様相が大きく変わりましたし、OPECの減産合意など投資家心理をくすぐるトピックもコンスタントに出てきました。
このような、マーケットの力によって増える出来高は、いわば特需。マーケットが再び凪になれば、まるっと退出する恐れのある浮動票ですので、TOCOMが自力で増やした分を見極める必要があると言えます。

10月比45.3%増について、もう少し細かく考えてみましょう。
各部門別の前月比を算出してみますと、
金単独:69.8%
貴金属全体:49.3%
原油、ガソリンなどエネルギー部門:28.2%
農産物:マイナス です。

つまり45.3%という数字は、TOCOMの出来高の30%以上を占める金を中心とした貴金属の功績で底上げされたものだ、ということが言えるのではないかと思います。

次に、CMEについて、部門別の前月比を見てみましょう。
金属・非鉄金属部門:86.0%
エネルギー部門:15.0%
農産物:14.3%

含む銘柄が異なる影響は多分にありますが、ざっくり、マーケットによる出来高への影響は両取引所でおおむね同じと考えてよいのではないかと思います。
その前提で見比べますと、金属・非鉄金属部門でのTOCOMの伸びは、物足りないと言えます。CMEでは、今、銅の取引をしきりに宣伝しているので、そのような努力が形になったのかもしれません。
一方、原油をはじめとするエネルギー部門は、健闘したといってよいのではないでしょうか。ファンド玉の流入等が続く、TOCOM一番の成長株らしい結果です。
そして、農産物。CMEではエネルギーと遜色ない増加を見せているのにTOCOMではマイナスというのは、マーケット云々ではない市場からの退出があった証拠でしょう。

世界でトップのCMEでさえ、日々新しい銘柄の上場や規程の変更等対応し、出来高を増やす努力をしています。いわんやTOCOMを、です。
表面の数字に胡坐をかくことなく、どうしたら投資家がTOCOMに定着してくれるのか?を我々取引参加者も一緒に考え、実践していかねばなりません。

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年間利益の理想額?

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~

早いもので、今年も師走。
お歳暮の手配は?年賀状は?大掃除は?やるべきことが山盛りです。
何かとせわしく、身体もつらい時期ですが、忘れるわけにいかないのが、個人取引の損益の調整ですね。

こちらの回でも取り上げましたが、個人の課税対象額となるのは確定した損益のみで、値洗いの前年比は加味されません。ですから、個人名義でのお取引では、まあ、いろいろ工夫できます(笑)

それから、ターゲットにする利益の額には、通算ができる他の損益も加味する必要があります。
個人の場合は、株価先物取引やFXの損益が該当します。

では、これらを合算した利益額を、いくらにするのがちょうどよいのでしょうか?


答えは…それぞれの方の事情によります。
が、これでは話が終わってしまいますので、もう少し具体的に取り上げてみましょう。

まず、所得制限のある控除や助成を受けることを考えていらっしゃいますか?
税金の調整より大きな額になることがありますので、まず、内容を確認していただく必要があります。

それから、ご自身が、確定申告をしなければならないか?

利益は原則申告するものですが、申告しなくても良いケースがあります。
給与所得が2000万円を超えない人で、会社で年末調整を受けられ、給与所得及び退職所得以外の所得の合計で20万円を超えないとか…イメージとしては、小口です。源泉徴収で大半は受け取っているので、おおむねとりっぱぐれてはいないわけですし、国としては、手間を考えれば4万円くらい見逃してもいいよ、ということなのでしょうか。
されど約4万円。該当する方は、利益を20万円に抑えるというのが、一つの目安になると思います。

なお、毎年確定申告する専業の方は、常に利益全額に課税されますので、利益を翌年へと繰り越していかれる方が多いようです。今は利益でも、いつ大きな損が出るかわかりませんものね。

損と言えば、繰越控除もお忘れなく。損失となった年、敢えて申告することで、翌3年間の利益額を相殺可能となる繰越控除の適用を受けることができます。

しかし、繰越控除を受けるにも確定申告が必要なため、使うのが常に得かというとそうでもありません。
例えば、前年に申告しておいた10万円の繰越控除を適用するためだけに利益20万円の今年に確定申告するというのは理に適っているでしょうか?

一方で、突然の入院で医療費控除を受けることにしたら。
別の事情で確定申告が不可避なのであれば、利益20万円全額が課税対象となるより、繰越控除で10万円でも相殺されることに意味があるでしょう。
さらに、確定申告することが年末までにわかっていれば、予め益出ししておくことで、翌年以降の利益を20万円に抑えやすくしようという考えもあるかもしれません。

まとまらない話になってしまいましたが、まさにこの通りで、ベストな選択はその人のその年の状況によりますし、
翌年事情が変わることで、去年こうしておいた方がよかった…となることもあります。
ご自身の見通しに基づいて、目先無駄のなさそうな選択をしていただければと思います。


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明けないDCB?基準価格更新のしくみ

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~

またまた、DCBの話です。
DCBの基準価格は直近約定価格と説明されていますが、これに該当しないケースがあります。

まず、昨日のおさらいから。
直近約定価格=33,000円で、買注文が32,800円と32,500円にそれぞれ5枚のところへ
32,500円の売注文が10枚出てきた場合について取り上げました。
直近約定価格=33,000円でDCB幅を判定するため、32,500円はDCB幅=400円の外での対当となります。DCBの発動と同時に、DCB基準価格が直近約定価格32,800円へと更新されるので、30秒の中断明けには、DCB幅内に収まり約定する、というしくみでした。

では、同じ例で、32,800円の買注文がなかったら、どうなるでしょうか?
DCB幅=400円の外の32,500円で対当することになりますので、DCBが発動するところまではよいですよね。では、DCB基準価格は?

このケースでは、直近約定は33,000円のままなので、DCB発動時の基準価格の更新は行われません。
ということは、30秒の中断が終わっても、32,500円は幅外のため、約定しません。
さらには、新たな買注文が出てくるか32,500円の売注文が取り消されるかしないと、引き続き32,500円がDCB幅外で対当するため、再びDCB発動の憂き目となります。

あれ?これではいつまでも取引が再開しない?!
というわけで、2回目のDCB発動時には、DCBの基準価格が更新されます。といっても、新たな約定があったわけではないので、33,000円-400円=32,600円の、さっきまでのDCB幅の限界を基準値とします。
30秒の中断が明ければ、32,500円はDCB幅内に収まっているため、約定するというわけです。

このように、DCBが連発した場合には、現在値がDCB基準価格ではないことがあり、板の薄い銘柄では、現在値からかけ離れた値位置で約定しないとも限りません。

こちらで、発生の履歴は追いかけることができますので、期先以外の限月や、商いの少ない時間帯に取引されるときにはご活用いただければと思います。


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クイズでおさらい!DCBの発生要件

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~

またしても、DCBの話です。
金で40円、オイル系400円、ゴム1.5円と言えばDCB幅、とここまでは、システム移行から2ケ月を越え、そろそろ定着してきた頃合いかと思います。

では、こんなクイズを出してみましょう。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------
1)DCB幅=400円、直近約定価格=33,000円 とします。 買注文が32,800円と32,500円にそれぞれ5枚あります。
この状態で、まず、32,500円の売注文5枚が出てきました。
次に、もう5枚、32,500円の売注文が出てきました。
DCBは発動しますか?

2)1)と同じ前提で、32,500円の売注文が10枚出てきました。
DCBは発動しますか?
-------------------------------------------------------------------------------------------------------


答え、1)は発動しない、2)は発動する となります。

まず、1)から。
売注文が出てくる前は、直近約定価格=33,000円を基準に、32,600円がDCBの下限です。
32,500円の売注文5枚は、買注文32,800円の5枚と対当、32,800円が新しい直近約定価格となります。
同時にDCBの下限は32,400円となり、32,500円の売りと買いとが対当しても、DCB範囲内であるため、問題なく約定します。

次に2)は、最初のDCBの下限が32,600円というところは同じです。
また、32,500円の売注文10枚の内、5枚が32,800円の買い、残り5枚が32,500円と対当するところも同じです。
しかし、1)と異なり、32,800円と32,500円とが同時に対当し、DCB基準価格は33,000円のままなので、
32,500円はDCBの下限を下回ってしまいます。よって、32,500円はすぐには約定せず、DCBが発動、30秒間の中断に突入します。

いかがでしたか?
2)も、相手気配を食いながら下がっていくので、かくいうたぬきも、話を聞いた当初は、DCBは発動しないものと思っていました(汗)もし、同じように勘違いされていた方の気付きとなれば、うれしいです。

なお、2)のその後の動きですが、発動と同時に、DCB基準価格は、直近約定価格である32,800円へと代わります。
±400円である32,400円~33,200円が即時約定可能値幅となり、DCB発動から30秒後、板状況が変わっていなければ、板合わせで32,500円の5枚同士が約定します。

こう言ってしまうと、結果的に1)でも2)でも同じような気がしてしまいますが、実際はこんな単純な話ではないことでしょう。
30秒も中断すれば、注文が取り消されたり、優先される価格の注文が出てくるなどして、必ずしも32,500円が約定するとは限りません。
注文の件数、ロットの大きさ、さらし方…注文の出し方によって約定のしやすさが大きく変わるのは、トレーダー様はご存知のことではありますが、そこに、DCBの問題も関わることをご留意くださいね。

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寄板合わせとDCB

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~

先日のことですが、朝9:00頃、お客様からお電話をいただきました。
「出したい指値を出すと、DCBを発動させてしまいそうなんだ…」

もう少しお話を伺うと、それは原油の2本目で、寄板合わせが不調に終わった限月でした。
「問題ありません、是非出してください。」
というのが、その時の答えですが、どんな状況であったか、想像つきますか?
ヒントは、時間と寄板合わせの下りです。

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その日は、朝から為替が動き換算価格が急変、先物は、夜間立会の終値から大きくかい離してスタートしていました。
2本目も、本来であれば先物同様、窓空きでスタートし、先物と2本目の価格差は、前夜と同じような状態になっているはず。
例えば、夜間の終値が、2本目:31,000円、先物:39,000円だったとして、先物の日中始値が40,000円なら、2本目は32,000円あたりが妥当な価格でしょう。

ところが、寄板合わせが不調に終わったため、2本目は、夜間の終値31,000円を直近値としたまま、ザラバに突入しています。
あるべき値位置の32,000円は、もはや400円のDCB幅外です。

しかしながら、32,000円の指値は、市場原理に叶った注文と言えます。
DCBの適用のない寄板合わせで跳ねた分をザラバ中に埋めるので、DCB発動は仕方のないこと。そうしなければ鞘が壊れたままです。

そこで、お客様には、問題ありません、とお答えさせていただいた次第です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

いかがでしたか?寄板合わせの特例やDCBの発動の仕組みをおさらいする上で、なかなかよい例ではないかと思います。

と、もう一つ称えたいのは、お客様のご配慮です。
DCBは突然の価格変動に警告を与えるものですが、他方、個人で市場機能を妨害することもできてしまう面もあります。
自分が勝ち残ることを何より優先しがちな世界で、市場全体に思いを馳せ、禁止行為ではないが、みだりに行うべきものではないからと一言ご相談くださったお気持ちが、何よりありがたかったです。

なお、DCBの発動に悪意の有無は関係ありません。限月を間違えて出した値位置の違う指値や、タイプミスで意図せぬ事態を招かぬよう、皆さま、どうぞお気をつけください。


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トウモロコシの2020年問題?!

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~

CBOTで取引されているトウモロコシの新甫発会が遅れる旨、通知がありました。

シカゴトウモロコシの限月は、3月/5月/7月/9月/12月ですが、新甫発会の日が異なり、7月限と12月限が納会の4年前年の12月、残る限月が3年前の12月となっています。
直近で1年分5限月が揃っている2017年を例にとりますと、7月限と12月限の発会が2013年の12月16日で、3月、5月、9月限は2014年12月15日という具合です。

従って、今年2016年12月15日には、2019年の3月、5月、9月限と、翌2020年の7月、12月限とが発会するはずだったのですが、このうち、2020年の2本が延期されることになりました。

TOCOMにおいて新甫が出ないというと、取引休止に向けたプロセスのように思ってしまいますが、CBOTでは事情が異なるようです。
今回については、受渡し場所となる港にセントルイスを加えるか?で協議が行われているため、という説明がなされています。
それに、発会停止は、今回に限ったことではありません。証拠に、大豆ミールの発会再開のお知らせも届いておりました。
これは、昨年12月、標準品の条件と格差の調整の見直しのため、2019年の限月が発会するはずでしなかったものです。

標準品の条件が変わるということは、取引対象の価値が変わるため、発会できないというのは理解していただけるかと思います。対象となったのは、大豆ミール中のタンパク質の含有割合で、従前48%だった最低ラインが、47.5%に引き下げられました。
なんでも、大豆の産地の変化により、アメリカ産大豆のたんぱく質の含有量が落ちているのだそうです。

発会を停止するということの是非はありますが、取引対象やその条件を時勢に応じて見直すのは、必要なことでないかと思います。
例えばトウモロコシ。東京トウモロコシの受け渡しは米国産に限られており、南米産は認められていませんが、日本に入ってくるトウモロコシが米国産一辺倒であったのは過去の話。今の実情とはマッチしていません。実際に購入している方から、今はむしろ南米産の方が良いという声を聞いたこともあります。
産地限定の方が都合が良い方もいらっしゃると思いますので、対象を拡大するのが一概には言えませんが、より多くの参加が見込める市場を目指して、機動的に対応する姿勢がTOCOMにもあっていいんじゃないかなぁと思います。


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17 : 10 : 37 | Foreign Exchange | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

CME/ICEの立会スケジュール~Thanksgiving~

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~
朝の地震では、皆様、お怪我や被害はなかったでしょうか。
東京では、そう大きな揺れではなかったのですが、揺れていた時間の長さや、発生時刻に、過去の大きな災害が頭をよぎりました。

さて、明日、日本は勤労感謝の日、祝日です。
かたやアメリカは、24日がThanksgiving。翌金曜日、俗にいうブラックフライデーも休日になるところが多いようで、市場も変則スケジュールです。抑えておきましょう。

まず、わかりやすいICEから。
ICE_USの銘柄の内、ココアやコーヒーなどのいわゆるソフトコモディティは、23日(水)は平常通り、24日(木)は休み、25日(金)は早上がりです。ただし、SugarNo.11こと粗糖だけは、25日も平常通りです。
かたやICE_EUのブレント原油などは、休みなし!ただし、24日(木)、25日(金)とも早上がりです。
CMEグループのWTI(NYMEX)、金(COMEX)、FX(CME)も、多少の終了時刻の違いはあれど、24日、25日ともに取引は行われます。
しかし、ICEのブレントと異なるのが、24日(木)は、清算機関はお休みです。
TOCOMには馴染みのない習慣ですが、CMEにおいては、取引所と清算機関の休みは、必ずしも一致していません
両方とも完全に休みとなるのはクリスマスや元旦など限られたケースで、立会は行われる(=取引所は稼働)けど清算業務が行われない(=清算機関は休み)というパターンが多いです。
清算業務が行われないというのはどういうことかといいますと、24日に行われる立会と25日に行われる立会をまとめて、25日分取引とみなします。帳入価格は出ませんし、値洗い計算もされません。24日の立会での約定は、25日計算区域での約定となり、24日に有効期限をGTDで出した注文は、25日の立会終了時まで有効です。

裁定取引などへの影響に対する配慮だとは察しますが、どうなんでしょうね?休みの日まで市場を開くというのは。
「常にマーケットが開いている方がよいのか?」という疑問を持ったのは、東日本大震災のときだったな、とふと思い出しました。


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17 : 02 : 51 | Foreign Exchange | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

再延期…SCOのBaitオーダー

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~

非常に、申し上げにくいご報告です。

先週張り切ってお伝えした、SCOのBaitオーダー生成再開の予定が、白紙となってしまいました
直前の試金石のはずであった27日(日)の休日テストも、「Baitなし」でいくことが決定しております。延期して、ではいつになるのか?といった日程もまだ出ていない状況ですが、年内は絶望的なようです。
Baitオーダーの復活を待ち望んでおられた皆様に、要らぬ期待を持たせてしまい、大変申し訳ありませんでした。

しかも、今回の延期、不安な点があります。根拠は、アナウンスのタイミングです。

そもそも、Baitオーダーの生成が見合わせされたのは、TOCOMに先行して稼働したOSEにおいて、Baitオーダー生成にかかるシステム負荷増が、全体の注文処理遅延を引き起こしたことに依ると聞き及んでおります。

仮に、9日の前に再開を決定しており、9日の窮状を踏まえて延期というのであれば、すべての根底にはシステム負荷増があるということでつじつまが合います。

しかしながら、先々週、「再開するよ」、という取引所からの連絡は、間違いなく、11月9日の後でした。システム負荷増という観点からは、9日のデータをもってしても問題がないとの判断をしたからではないでしょうか。
にも関わらず、再び延期を決めるに至った…これは、システム負荷増以外の大きな問題に行き当たったから、と考えるのが自然なように思います。
顧みれば、先述の通り、TOCOMにはOSEという先行市場がありましたので、そこで稼働していることが一つの正常性の証明となっており、また、早くからBait生成の見合わせが決まったことで、8月末や9月の直前のテストでも、TOCOMの参加者がBaitオーダーの挙動を目にする機会はありませんでした。

28日のターゲットデーが決まり、ステージング環境でBaitオーダーの確認が行われ、これまでの過程で気が付かれていなかった問題が明るみに出たとしたら…その修正に今、イチから取り組むとしたら…SCOの正常化には、まだだいぶ時間がかかってしまうのではないか?!というのがたぬきの推測です。

Baitオーダーのない状況は、もはや、一時的なものではなくなってしまったようです。
会員に属する者としてこのようなことを言うのは図々しいですが、皆様、どうかいましばらく、このマーケットで勝ち残ってください。切に願っております。

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18 : 05 : 14 | Tokyo Commodity Exchange | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

CME出来高最高記録と、TOCOMの信頼回復のために

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~

少々遅くなりましたが、CMEグループから計算区域11月9日の取引について、誇らしげなレポートが出ておりましたのでご紹介です。(原文はこちら)

1計算区域での出来高が、過去最高の44,516,949枚を記録したとのことです。
それまでの最高である2014年10月14日の39,567,064枚から、約500万枚オーバー!
商品別においても、当社でも取扱っておりますWTI、COMEX GOLD、Japanese Yen Futuresなどなど多くの商品で、過去最高を達成しております。
ご参考までにTOCOMの2015年1年間の出来高は、24,399,068枚でした。スケールが違いますね。

ボリュームもさることながら、何よりも素晴らしかったのは、これほどの大幅記録更新であっても、障害を起こさなかったことに尽きるのではないでしょうか。

もっとも、システムへの負荷は、約定の数で図ることはできません。
気配を参照して注文を置き換える自動売買システムでは、秒間に何十回という注文取消と再発注を行うことがあります。トレーダー様は、システムを走らせるためのスイッチオンを1回なさるだけですが、取引所は取消等のアクションの都度、データの送受信を繰り返すことになります。1枚の約定のため、100回のCancel&Replaceが行われていたとしたら…お心当たりのある方、あなたも、取引所をいじめているかもしれません(笑)

トランザクション数は知るすべがありませんが、11月9日のTOCOMの出来高は、636,086枚でした。システムの処理能力に対する評価は人それぞれですが、処理能力を理由に取引を停止する事態を再発させてはいけないということは、共通認識でよいのではないかと思います。

では、どうすべきか?
取引所が処理能力の高いハードを導入するのも一つの方法です。ただし、これは取引所のコスト増になりますので、定率会費の引き上げにつながるでしょう。会員の負担が増えるため、委託手数料に転嫁して、最終的にはトレーダー様の負担となるかもしれません。
さらに、どこまでの処理能力を求めるか?というのは非常に難しい問題です。
過去の記録をベンチマークにしてもそれを超える事態が起こる可能性だってありますし、常に最高の状態を求めて最新機種を購入しても、それに足る出来高がなければ要らぬコスト増です。

前出のCMEグループは、1つの解法を示しています。
Messaging Efficiency Programという、単純に言えば、トランザクションに対する約定の割合が規定を下回るトレーダーに罰金が科せられる制度です。
取引が集中し易い米国の主要時間帯において、アルゴ等トランザクションが一定量を超えたトレーダーに対して、判定が行われます。
従って、ストラテジーに工夫が必要になるわけですが、たぬきとしては、この制度、悪くないのではと思う側面があります。
取引所との接続は、ハードの面では単純に、口が大きければ一度に大量にやり取りができるわけです。そうしますと、環境に巨額の投資ができる人ほど有利になるわけです。いかに利益を上げているトレーダー様でも、個人と機関投資家とでは、キャッシュフローの大きさが違います。
お金を持っている人が有利になるとか、配慮してトランザクション量を抑えた優しい人が馬鹿を見てしまうくらいなら、制度として確立している方が受け入れ易いように思います。

今後どのような方向に進んでいくのか?は取引所のみが知るところですが、先日のようなことは勘弁していただきたいと、切に思います。


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18 : 38 : 19 | Foreign Exchange | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

SCOのBaitオーダー生成再開へ

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~

先週、立会停止の混乱冷めやらぬ中、TOCOMよりSCOにかかるBaitオーダーの件で通知がありました。

10月に一度延期となったBaitオーダーの生成再開が、今月28(月)の見通しとなったのです!!
27(日)の最終テストの結果を以ってという条件付きではありますが、大きな問題がなければ実施のはこびとなります。
Baitオーダーは、従前のTOCOMシステムから使われていた言葉で、JPXではインプライド機能という表現をするようですが、要は、「SCOと通常の指値・成行とが対当するようになります」ということです。
単純に、今までの注文に上乗せしてBaitオーダーが加わるとすれば、板は厚くなるはずです。さらに、大量に待機するであろうSCOが鞘の動きをコントロールすることで、9月20日からのマーケットとはまた、様相が変わるかもしれません。
28日の日中立会から、気を付けていていただきたいと思います。

ただ、このお知らせ、TOCOMのホームページには載っておりません。休日テストの実施後も、28日から始まるよ、とPRする気はないようなのです。
あるべき状態に戻すことに過ぎないからと言えばそうなのですが、TOCOMの、なんというか、消極的との取れるこの姿勢が、どうも気にかかってしまいます。折しも、石油製品の新甫発会。もっともSCOが殺到しやすい日の一つですし…。

あってはならないことですが、TOCOMの「システム障害にかかるコンティンジェンシープラン(緊急時対応計画)」を紐解いてみましょう。

「1.想定される障害ケース及び当社の対応等 」の(3)に該当するものと考えられます。

(3)スタンダード・コンビネーション注文による限月間スプレッド取引又は商品間スプレッド取引の障害により立会が困難となった場合
・限月間スプレッド取引の場合、障害となった商品の全限月の立会を停止する。商品間スプレッド取引の場合は、関連する商品の全限月の立会を停止する。


なんと、この文章の通りであれば、SCOを止めるのではなく、該当商品の立会自体を止めるようですね。
もっとも、システム移行後、Baitオーダーだけなし、という状態でやってきていますので、その状態に戻すということも考えられます。
28日から再開となっても、当日は、皆様、お取引のブローカーと連絡を密に取り、状況把握に努めてくださいね。


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20 : 27 : 24 | Tokyo Commodity Exchange | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

お詫び~本日の立会について

TOCOMでお取引されておられます皆様、今日は本当にお疲れ様でした。

9日夜から10日朝にかけて行われていた計算区域10日の夜間立会については、
本来5:30(ラスト5分は引板合わせ)までの取引が、3:15にてザラバのまま終了。

明けた今朝からの日中立会は通常通り行いますというアナウンスでしたが、10:00からの30分間、立会停止という事態となりました。

TOCOMからの原因に関する言及は今のところこれだけで、詳細はまだ発表されてはおりません。

TOCOM_20161110181006ceb.png

状況を報告できず心苦しいのですが、まずは、取引所の会員としてお詫び申し上げます。
申し訳ありませんでした。

取引員やシステムによっては、8:45からの付け合わせにも参加できなかったと聞いております。
その影響か、朝方の板は、銘柄によって異様に薄くなっておりました。
お取引いただけていた方でも思わぬ価格で約定している場合がございますので、ポジションや約定履歴を今一度ご確認いただきますようお願いいたします。



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18 : 27 : 52 | Tokyo Commodity Exchange | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

冬時間と復員軍人の日と大統領選と

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~

今週から、朝のスケジュールに違和感を感じていらっしゃる方もいらっしゃるでしょうか?
ご連絡がおそくなってしまいましたが、冬時間に入っています。
10月最後の日曜日に欧州の夏時間が終了、そして11月の最初の日曜で米国の夏時間が終了し、今週が完全なる冬時間の始まりです。

単純にスタートが1時間遅れ、クロースが1時間延びるだけですが、念のため、主な銘柄について、日本時間と併せて確認しておきましょう。

<COMEX貴金属/NYMEX原油等/CME FX>
シカゴ17:00~翌16:00 = 日本時間 8:00~翌7:00

<ICE Brent>
ニューヨーク20:00~翌18:00 = 日本時間 10:00~翌8:00    
※月曜はスタートが2時間前倒し

<CBOT農産物>
シカゴ19:00~翌13:20 ただし7:45~8:30は中断  
  = 日本時間 10:00~翌4:20 ただし22:45~23:30は中断


なお、今週11日(金)は、米国の祝日Veterans Dayです。
訳して復員軍人の日、あるいは退役軍人の日と訳され、連邦政府も州政府も定めた祝日ですが、その実、多くの企業や学校は休みでないそうです。CMEの商品系取引所も、まったく平日と変わりありません
戦争絡みの祝日でも、戦没将兵追悼記念日と訳される5月のMemorial Dayは取引日ではありません(立会は短縮で行われるのが通例)し、なかなかややこしい。
そうそう、米国の祝日にはPresidents Day「大統領の日」なんてものもあります。来年のこの日を大統領として迎えるのはどちらの方?注目の投票は今夜からです。


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17 : 47 : 12 | X-TRADER | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

ビットコインはお金かモノか?

お疲れ様です。たぬきです~

CMEのビットコイン関連銘柄の上場日が決定しましたね。
今月14日の取引日からで、銘柄はこの2つ。
・CME CF Bitcoin Reference Rate (商品コードBRR)
・CME CF Bitcoin Real Time Index(商品コードRTI)
前者は、ロンドン16:00の米ドル建定点価格、後者は読んで字の如くリアルタイムのレートです。
CMEが指標を提示することで、ビットコインの価格形成の公正性が高まることが期待されております。

ビットコインというと、どうしてもMt.Gox社の事件を思い出してしまっていたのですが、世界では、ビットコイン普及が既定路線のようです。流れに乗り遅れ気味のたぬきが慌てて調べたところ、日本もかつてないほどのスピードで、着々と準備が進んでいるではありませんか!!

今年5月、資金決済に関する法律の改正が成立、「仮想通貨」が定義されました。また、仮想通貨の取扱業者が登録制となることが決まっています。さらに、まだ特ダネの段階ではありますが、仮想通貨の取得時に諸費税を課さない方向で財務省と金融庁とが調整に入ったという噂もあります。

来年あたり、国のお墨付きを得た業者が取り扱い始めれば、最も注目の投資対象の一つとなってもおかしくないでしょう。

なお、仮想通貨の捉え方は、国によって異なります。
欧州諸国では仮想通貨をVAT(=付加価値税)の対象外とした一方で、中国は通貨とみなさないようです。CMEのあるアメリカでは、CFTCが商品取引業の登録のないビットコイン業者に対し業務停止を求めた、すなわちビットコインの取引はトウモロコシや原油といったコモディティの取引と同じであるとした一件もあります。

日本の法改正の方向を見る限り、「仮想通貨は貨幣」であり、金商業者が取り扱うことになるようですが、万が一“モノ”寄りに方針転換なんてあれば、ちょっと面白いこともあるかもしれません。


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15 : 24 : 54 | etc | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

いつかは!現株と商品先物の損益通算

お疲れ様です。たぬきです~

今日、自民党本部で2017年度税制改正に関する会合が開かれ、日本商品先物振興協会の杉原常務理事が出席、金融所得税の損益通算範囲の拡大を要望したそうです。

現行の税制では、商品先物取引の差損益は、株価先物や取引所FX、店頭FXといったデリバティブの範疇で損益通算が可能です。
また、現物株式の譲渡所得や配当所得は、今年から、公社債の譲渡所得や利子所得と損益通算が可能になっています。
今回の提言は、デリバティブと現株とのグループを越えた通算を認めることを訴えるもので、こういった活動は、是非積極的にお願いしたいものです。

税制改革が叶えば、取引中の投資家の利便性が向上することも勿論ですが、現在デリバティブ取引をやっていない方にも影響を与えるものだと思います。
株式で上げた利益を握りしめて、商品先物にチャレンジしてはくれないでしょうか?配当や優待だけでなく、高金利通貨買いのスワップポイントも立派な不労所得じゃありませんか?

税制に限らず、商品先物やFXは、ちょっと仲間外れにされ過ぎていると思うのです。
少子高齢化で年金制度が破たんしそうだから、個人の老後の資金は、自分で資産運用して確保してもらおう。
インフラ整備や企業の発展のために注入してあげる予算はないから、ファンドや株、社債で資金を回させよう。
そこで、個人の資産を貯蓄から投資へ。良いでしょう。だからと言って、NISAはじめ個人の投資環境整備が株や投信一辺倒、デリバティブが置き去りなのはなぜなのでしょう。商品先物は投資ではなく投機?!インフレ対策に有効な投資の一つですし、価格形成の場という経済的役割があるのですよ!!

壊せ税制の壁!!もっとも、一番先に取引所の壁がなくなっているかもしれませんがね・・・


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18 : 17 : 53 | Derivatives | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

Baitオーダーがなくても!!Autospreaderで組むスプレッド

お疲れ様です。たぬきです~

こちらでSCOに係るBaitオーダーの生成開放の延期についてお伝えして2週間になります。
当初1ヶ月の話でしたので、様子見、あるいは1ヶ月は休憩とされていた方もいらっしゃったようですが、開始時期が延びたことで、専業トレーダーの方を中心に、今後の方向に悩んでいらっしゃるお声をお聞きするようになりました。

引き続き様子を見る方、スプレッド以外のストラテジーを研究される方、いろいろあると思いますが、新たな費用負担や約定面のリスクを覚悟するなら、取引所に頼らずスプレッドを組むことは可能です。

といいますのも、ISVでは、スプレッド専用の自動売買機能を用意しているものです。X_TRADER®では「Autospreader」が相当します。

たぬきの考えですが、Autospreaderの最大の強みは、約定のし易さをご自身で調整できる点にあると思っています。
取引所サポートであるSCOは、指定価格差での約定が担保されています。また、絶対に片張りになることもありません。しかしながら、Baitオーダーが生成されない今ほどではないにせよ、なかなか約定しづらい点も否めません。

Autospreaderはというと、結果のリスクと約定のし易さとのバランスをとることができます。
例えば、Autospreaderは、ヘッジ注文の相手気配の状況を参照して、クォート注文のエントリーをするのですが、参照する際の相手注文量に対する条件付けができます。1枚以上あればエントリーとすれば、注文を出す頻度が増える、すなわち約定の機会も増えるのですが、相手が少ないので、クォート注文は約定してもヘッジ注文が約定せず、片張りになるリスクがあります。
ヘッジ注文の相手気配が、こちらの注文数量の2倍以上あるときに注文を出すという設定にすれば、ヘッジ注文が約定しないリスクは大幅に減るでしょう。しかし、注文エントリーの機会も減るため、ひいては約定の減少につながります。
他にも、
・最少参照枚数
・ペイアップティック(ヘッジ注文の指値のスリップの許容幅)
・プレヘッジルール(ヘッジ注文の条件、例えばヘッジ注文を成行で出すなど)
といった条件を、シナリオごとに設定することができますので、対象とする銘柄・限月の板状況等に応じてリスクの度合いを変えるなど柔軟な対応が可能です。

銘柄と言えば、取引所がサポートしているのは、異商品間スプレッドは石油のクラックと、新システム移行後に始まった金ミニ―白金ミニのみですが、Autospreaderであればこの限りではありません。また、枚数比率も自由に決められるため、金標準1枚と金ミニ10枚の組み合わせも可能です。

使っていただくと面白いと思うのですが、費用対効果を考えねばなりません。
このような機能が、月額費用でざっくり10万円くらいで出されているとして、収益が10万円以上アップしなければ、使う意味はないわけですから。
なお、当社では、一定の枚数をお取引いただいた方へは、利用料を割引させていただくサービスもあります。月間何枚くらいの取引になりそうか?を見積もっていただくシミュレーション環境もありますので、是非お気軽にご相談ください。


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17 : 18 : 42 | X-TRADER | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

大納会のスケジュール変更が節税に有利に?!

お疲れ様です。たぬきです~

たぬきの住まいに、保険屋さんからお便りが届きました。年間の保険料の払込み証明です。
もうすぐ年末ですね~。
こんな形で四季を感じるのもなんだかな…と思わなくもないですが、気温などの体感以上に正確(笑)です。ちなみに、春の終わりは、自動車税の振込書が教えてくれます。

個人の決算に向け準備を始めねばならない頃合いですが・・・経費として落とせる領収書は揃っていますか?
今年のこれまでの収支は、正確に把握できていますか~?

国内商品先物取引に係る税金で、個人と法人とで大きく異なる点はいろいろありますが、法人が値洗い損益を含んだ額が課税対象となるのに対し、個人は決済の済んだ確定分のみであるという点は、意外と見落とされがちかもしれません。

例えば、両建てで持っているポジションがあり、買建玉が50万円の値洗益、売建玉が50万円の値洗損となっているとします。
年内に同時に決済すれば、買建玉の利益と売建玉の損失は相殺され、課税対象は0円です。
しかし年内に買建玉だけを落とし年が明けてから売建玉を決済すると、買建玉の50万円の利益が、丸々課税対象となります。
脱税指南だと言わると困りますので(笑)細かくは言えませんが、これを応用すれば、今年の利益を減らし、来年に繰り越すことができるわけです。

とはいえこの方法、両建てを外し、片方のポジションのみを持つ時間が生じます。その間に大きな値動きがあれば、目論見が崩れ、売り買い両方で損をする恐れもあります。当然そのリスクは、片建てでいる時間が長いほど大きくなります。

特に今年までのTOCOMは、30日の15:15大納会後、翌計算区域となる取引が年明け4日朝9:00でしたので、1月2日や3日に海外で取引が行われると、大発会が窓開けとなることも少なくありませんでした。
しかし、システム移行とともに年末のスケジュールが変わり、大納会の日、翌計算区域分の夜間立会が行われることになりました。15:15までが2016年分取引、16:15からは2017年分取引です。これにより、片張りによる時間的リスクは、理論上は大幅に少なくなったと言えましょう。

年間の利益の目安は、もし、前年までに確定申告済みの先物取引の繰越損があれば、有効期限と残り枠を勘案してください。
また、兼業トレーダーの方は、確定申告をしないという選択肢があります。
国税庁のタックスアンサーにある通り、大部分の給与所得者の方は、給与の支払者が行う年末調整によって所得税額が確定し、納税も完了しますから、確定申告の必要はないのです。
ただし、「給与の年間収入金額が2,000万円を超える人」、「給与所得及び退職所得以外の所得の金額の合計額が20万円を超える人」については確定申告が必要であるとされているため、この条件に抵触さえしなければよいわけです。皆まで言いませんが、年間の利益の上限ラインがおわかりいただけるかと思います。

なお、利益の申告をしないということは、原則10万円以上医療機関に支払った場合の医療費控除や、流行のふるさと納税等の寄付金控除等も受けられない(ワンストップ特例の適用を受ければOK)ことになりますので、ご注意くださいね~。


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17 : 58 : 18 | New TOCOM | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

注文編集の省力化

お疲れ様です。たぬきです~
昨日触れました、注文入力の省力化についてです。

たぬきのおすすめは、Excel上で作業することに尽きます。
例えば、これはX_TRADERのOrderBookと呼ばれる、注文を一覧表示する画面ですが、
Save.png

表示されている注文を選んで右クリックすると…「Save Order Parameters…」という項目が。
これを選ぶと、選択している注文をcsvファイルにしてくれます。
csvファイルをデスクトップなど適当な場所に保存し、Excelで開くと、編集ができるという寸法です。

Excelで開いているので、通常、注文変更の際に受ける制御は効きません。例えば、注文の枚数を増やしたり、有効期限を延ばすこともできます。
試しに、枚数を1→5 有効期限をGTD→GTDate10/28としてみます。
Excel上でこれらを変更し、先ほどのcsvファイルに上書きします。

Excel展開

さて、X_TRADERに戻り、先程のOrderBookで再び右クリック。
「Load Save Orders…」を選び、保存したcsvファイルを呼び出します。すると…

変更後

上段が訂正した注文、下段がもともとの注文です。枚数と有効期限が変わっているのがご確認いただけるかと思います。
また、訂正後は「Hold」で登録され、取引時間外でも準備できます。
よって、ここまで準備しておいて、取引所が注文受付を開始するタイミングで全選択&「Submit」させることができます。

この方法、特に、SCOで有効ではないでしょうか。
毎営業日GTDateの日付を変更して注文を出し直さす際も、Excel上に展開後、1つの注文について日付を修正すれば、残りの注文はコピーで一斉に変更できます。また、新甫のコードが流れる前に限月部分以外の作り込みを済ませておくこともできます。

わざわざcsvにしてまで…と思われるかもしれませんが、急がば回れ。
お試しいただくと、思いのほか簡単で便利なことがおわかりいただけるかと思います。
ただし、注意していただきたいことも!
ExcelシートはあくまでExcelシートなので、注文画面では拒否される内容も入力で来てしまいます。例えば、間違った限月コードやGTDateの日付表記、制限を超える注文量などです。
もちろん、「submit」した瞬間にrejectが返ってきますが、番手命のSCOで出し直しは致命的。入力内容のご確認は怠らぬようお願いいたします。

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18 : 17 : 53 | X-TRADER | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

新甫(シンポ)・納会スケジュール

お疲れ様です。たぬきです~

今月も残すところあと3営業日。毎月、この頃は納会ラッシュです。
昨日はガソリン・灯油などの石油製品とゴム、今日は金、白金など貴金属と小豆。
というわけで、納会、新甫発会のルールについて確認しましょう。

まず、納会のスケジュールについては、ミニ取引以外は、従前と比べ大きな変更点はありません。
あえて言うなら納会値の決定方法と納会日の大引けも引板合わせが行われること。
しかし、現物の受け渡しを伴う銘柄についいては、トレーダーの皆様は、納会の引板と言わず、少なくともその前営業日のうちには、決済を終わらせておくのが賢明かと思います。

で、ミニ取引ですが、従前は、標準取引の納会日の夜間立会まで取引が行われていましたが、今は、納会日の前営業日が最終取引日です。
ただ、最終決済日は、標準取引の納会と同じ。つまり、最終取引日の取引が終わった時点で残ったポジションは、標準取引の帳入価格で値洗われて、翌営業日に、標準取引の納会日の日中立会始値で決済されます。
最終取引日が終わってもポジションが消えないというのは、これまでも原油で起こっていたことですが、慣れない方は余剰証拠金が増えず驚かれるかもしれません。

次に新甫発会ですが、銘柄問わず、納会日の翌営業日の日中立会からになります。
納会してすぐの夜間立会は行われません。
普段SCOのGTDate(計算区域有効)を夜間立会の開始時に仕込んでいらっしゃる方は、この日だけスケジュールが異なりますのでご注意ください。

それから、これは実際にトレーダー様から頂いた質問です。
新甫の限月コードはいつから配信されるか?
答えはFUTUREが納会後の夜間立会SPREADが納会日翌営業日の日中立会となりますが、これが何を意味するかというと、新甫の注文の入力や板画面等の準備時間が極端に短くなっています。
従前は納会日を待たず新甫分が用意されており、トレーダー様は、空いた時間にこれらの準備を少しずつ進めることができました。
しかし、今やSPREADは取引開始当日。当日の取引所のデータ配信開始が7:00過ぎくらいからなので、番手が重要なSCOにおいて、受付開始の8:00に間に合わせるには1時間足らずの勝負となってしまいます。

この時に限らず、プレオープンに出す注文の入力は効率化、省力化したいもの。
X_TRADERでできる工夫についは、別の回で取り上げたいと思っています。

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11 : 15 : 47 | New TOCOM | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

DCBと新しくなったCB

お疲れ様です。たぬきです~

制限値幅に関するご質問をいただきました。
CB(サーキットブレーカー)」が、同じような言葉で異なる状況を指すのが、どうも、以前からTOCOMでお取引くださっていた方に混乱をきたしてしまうようです。

まず、従前のCBについて思い出してみましょう。
前日の帳入価格±CB幅より上、または下の価格で注文が対当するとCBが発動します。5分間の休みを経て、CB幅を当初の2倍に拡げて、取引が再開します。
それでもCB幅外で対当するなら、今度は当初の3倍に。しかし、それ以上は商品によって拡大したりしなかったり、その時々の取引所の判断に依っていました。
前日からあまりにもかけ離れた値段にならないことに重点をおかれた措置と言えましょう。

これに対して、今の制度では、DCB(ダイナミックサーキットブレーカー)と、CB(サーキットブレーカー)とがあります。
DCBは、直近約定価格±DCB幅より上、または下の価格で注文が対当すると発動します。つまり、DCBが護っているのは、約定の連続性ということになります。
DCBが発動すると、まず、30秒間取引が停止します。30秒後、直近約定価格±DCB幅外で約定が対当しているかを再度確認します。注文の片方が成行だったり、指値価格が幅内に変更されるなどして、対当状態が解消されれば取引再開です。
しかし、両方とも指値で変更も取消もしない、対当状態が解消されない場合は、基準とする価格を直近約定値から、さっきまでのDCB幅の上限又は下限に変更します。
例えば、東京原油(DCB幅=400円)直近約定価格が、32,500円のときに、33,000円の売指値と買指値とが対当したとします。
即時約定が可能な値段幅は32,500円±400円(32,100円~32,900円)のため、DCB発動、取引中断します。33,000円の指値が中断中も取り消されなければ、30秒後、DCBの基準値が直近約定価格から、さっきまでの即時約定可能値段幅の上限である32,900円に変更されます。取消や新たな発注がなければ、32,900円±400円(32,500円~33,400円)の範囲である33,000円で対当している注文が約定します。

では、CBとは?
現在のCB幅は、従前のCB幅が最大にまで広がったとき(3~4倍)と同じくらいに設定されています。
前日帳入価格±CB幅外で対当すれば取引中断という認識はあながち間違いでもないのですが、現実には起こり得ません。なぜなら、この幅外となる指値は、取引所が受け付けないからです。つまり、サーキットブレーカーの発動は、取引所の裁量により決定されるもので、目安が、もし取引を継続させたら、前日からこのくらい値段が跳んでしまう時、ということになります。

というわけで、平時はDCB幅を中心に意識していただけばいいのかな、と思いますが、トレーダーの皆様の中には、入れば美味しい離れた指値を置かれる方も少なくないかと思います。
発注時CB幅を意識していただくのはもちろんですが、GTCで置きっぱなしにされる場合も注意が必要です。というのも、前日帳入価格は日々変わります。前日帳入価格の変化により、置いた指値がCB幅外になりますと、たとえ有効期限がGTCであっても、取引所側で指値が取り消しされることになるからです。

以上、いろいろ端折ってはしまいましたが、制限値幅のご説明でした。
枠にはまった取引では、マーケットで打ち勝つのは難しい。でも、注文は、CB幅をはみ出さぬようお願いいたします。

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プロフィール

Author:M.J.
岡安商事株式会社
マーケティング部
「Net Trade Pro」 の方を対象に
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