2023年9月までの祝日取引スケジュール
2023 / 03 / 06 ( Mon )
皆さん今日もお疲れ様です。
ぴよ。です。
2023年9月までの東京商品取引所及び大阪取引所における
祝日取引実施についてお知らせ致します。
2023年9月までの祝日取引実施日は以下の通りです。
2023/3/21(火) 春分の日
2023/5/3(水) 憲法記念日
2023/5/4(木) みどりの日
2023/5/5(金) こどもの日
2023/7/17(月) 海の日
2023/8/11(金) 山の日
2023/9/18(月) 敬老の日
※4月29日(昭和の日)及び9月23日(秋分の日)は土曜日のため、実施されません。
弊社では上記の全日程でお取引が可能となっております。
昨年9月からスタートした祝日取引ですが、出来高は平日の50%強といったところでしょうか。
大きな障害も無く、週初・週中・週末での取引や新甫発会絡みの祝日も乗り越えましたのでここまでは順調かと思います。
2023年は初めての連続した祝日、ゴールデンウィークにおいて祝日取引が実施されます。
5月2日(火)夜間立会から5月8日(月)日中立会までの計8セッションが1営業日という長期の祝日取引となりますが、このような大型連休というのは海外を見てもなかなか存在しておりません。
祝日取引においては、当業者やファンド等からの注文が少ないのか、ゴム・原油市場の板が金・白金と比べてより薄くなっているように思います。まして、このような大型連休ともなると、今までの祝日よりも値段が飛ぶ可能性や出来高にも影響が予想されますので注意して臨みたいところです。
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夏時間移行
2023 / 02 / 28 ( Tue )
皆さん今日もお疲れ様です。
ぴよ。です。
まだまだ寒い日が続いておりますが、夏時間への移行の時期がやってまいりました。
このブログでも毎年のようにお伝えをしておりますが、"夏時間廃止"はいつになるのでしょうか。
弊社で取り扱っている"くりっく365"、"くりっく株365"、"海外先物取引"は夏時間の影響を受けることになります。
アメリカにおいては、3月の2週目から11月の1週目までの間、通常よりも1時間早くオープンし1時間早くクローズする訳です。
そう考えると、1年の中で夏時間の期間のほうが長いというのはなんだか"通常"とはなにか考えさせられます。
ちなみに南半球のオーストラリアは10月1週目から4月1週目までとサマータイム期間が反対です。
そして、オーストラリアの中でも採用しているのは"南東部の州のみ"と全土が実施する訳ではありません。
サマータイムを実施していない日本人からすると少し頭が混乱してしまいますね。
アメリカと欧州でも下記の通り実施期間が異なりますので、それに伴い海外先物取引では一部変則運用となります。
アメリカ:3月12日(日)からスタート
欧州:3月26日(日)からスタート
CME市場のみをお取引中の方は12日(日)以降、全ての銘柄が1時間繰り上げとなりますが、
ICE市場をお取引中の方におかれましては、3月13日(月)から3月24日(金)までの間、下記銘柄の取引時間が変更となります。
【ICE US】
・Sugar No,11
標準時:NY時間3:30~13:00(日本時間17:30~翌3:00)
期間中:NY時間4:30~13:00(日本時間17:30~翌2:00)
・Coffee C
標準時:NY時間4:15~13:30(日本時間18:15~翌3:30)
期間中:NY時間5:15~13:30(日本時間18:15~翌2:30)
・Cocoa
標準時:NY時間4:45~13:30(日本時間18:45~翌3:30)
期間中:NY時間5:45~13:30(日本時間18:45~翌2:30)
【ICE EU】
・ICE Brent Crude
・ICE Low sulphur Gasoil
・ICE Heating Oil
・ICE RBOB Gasoline
・ICE WTI Crude
・Dubai 1st Line
原則的には、NY時間20:00~18:00(日本時間9:00~翌7:00)
3月13日(月)、20日(月)はNY時間18:00(日本時間7:00)より取引開始
ご留意いただきますよう宜しくお願い致します。
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President Day
2023 / 02 / 14 ( Tue )
TTのバージョン
2023 / 01 / 27 ( Fri )
Martin Luther King Jr. Day
2023 / 01 / 12 ( Thu )
大納会2022
2022 / 12 / 30 ( Fri )
皆さん今日もお疲れ様です。
ぴよ。です。
本日は国内の大納会となりました。
皆様1年間お疲れ様でした。
そして当ブログをご覧いただきましてありがとうございました。
2022年の国内商品先物取引では、LNGの上場、金・白金ミニの刻み値変更、そして祝日取引と新たな試みが実施された年となりました。
それらが取引活性化に繋がったかといえば、そうともいえないかもしれませんが今後も出来ることを実行していくしかないと思います。
来年も非鉄金属の取引単位変更やインボイス制度導入による受け渡しに関する変更、証拠金制度のがSPANからVaRへ移行するなど様々な変更が行われる予定となっております。
2023年もそうした変更点を正しく伝えること、その結果の検証や各種取引ツールの小ネタなど少しでも皆様のお役に立てるような情報を発信し続けてまいりたいと思いますので、来年も宜しくお願い致します。
さて、この後は毎年のことながら、16時30分から1月4日付けでの夜間取引が通常通り行われます。
そして年明け、三が日の最終日1月3日には祝日取引が行われます。
例年よりもお休みが短いかもしれませんが、ゆっくりと身体を休めていただき、良いお年をお迎えください。
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年末年始のスケジュール
2022 / 12 / 15 ( Thu )
2022年を振り返って
2022 / 12 / 08 ( Thu )
2023年4月までの祝日取引について
2022 / 11 / 30 ( Wed )
皆さん今日もお疲れ様です。
ぴよ。です。
祝日取引開始から3ヶ月、既に4日間の祝日取引が行われました。
弊社では、この4日間を対象に祝日取引キャンペーンを開催させていただきました。
多くのご参加をいただきまして、誠にありがとうございました。
ご参加いただいた方におかれましては、来月の抽選結果を楽しみにお待ち下さい。
さて、2022年の祝日取引は以上となるわけですが、来年2023年4月までの実施日は以下の通りです。
・2023/1/3(火):年始休業日
・2023/2/23(木):天皇誕生日
・2023/3/21(火):春分の日
1月2日(月)は年始のお休みとなりますが、三が日の最終日3日は取引が行われます。
大発会よりも前に終日取引が行われるというのはなにか不思議な気も致しますが、弊社でももちろん開放致しますので引き続きご活用いただければ幸いです。
1月9日(月)の成人の日はJPXグループのテスト予定日のため、実施致しませんので予めご了承ください。
2022年も残り1ヶ月となりました。
今年のクリスマスは土日となっておりますので、是非ともゆっくりと身体を休めていただければと思います。
クリスマス前後、年末年始の海外先物市場のスケジュールについては、別記事にてお知らせさせていただきます。
今年の商品先物においては、LNG市場の上場、ミニ商品の呼値単位の変更、祝日取引のスタート等が実施されました。
残念ながらLNG市場は盛況とはなっておりませんが、祝日取引は一定の効果があったのではないでしょうか。
2023年も制度変更等が様々行われますので、そちらも改めてお伝えさせていただきます。
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日本の祝日、アメリカの祝日
2022 / 11 / 17 ( Thu )
銀・パラジウムの取引単位見直し
2022 / 11 / 08 ( Tue )
皆さん今日もお疲れ様です。
ぴよ。です。
先日、JPXより銀・パラジウムの取引単位の見直し予定が発表されました。
現行では、銀が10kg単位、パラジウムが500g単位で取引が行われておりますが、2023年6月に発会する24年6月限から、銀が30kg単位、パラジウムは3kg単位へ変更となる予定です。
なぜこのような変更となるのか。
取引所はこのような変更を行うことで受渡決済の利便性向上、取引の活性化を図るとしております。
これまでは流動性などを加味した結果として取引単位と受渡単位が異なっていたそうですが、その効果があまり見られなかった、受渡決済を考えた場合に単位が異なる点が単純に分かりづらかった、といったところでしょうか。
倍率が銀は30,000倍、パラジウムは3,000倍という商品になるということは、1tickで取れる金額が跳ね上がる訳です。
これだけ聞くと魅力的に映るのかもしれませんが、取引にかかる1枚あたりの証拠金所要額は銀なら3倍、パラジウムなら6倍近くになると考えるのが自然です。
パラジウムの取引証拠金が現在1枚あたり約48万円ですから、来年の6月以降は約288万円必要になるかもしれません。
ただでさえ取引高が少ない商品を今の何倍もの証拠金で取引したい方がどれだけいるのでしょうか。
余談ですが、倍率の変更というのは我々ブローカーにとって神経を使う変更の一つです。
新規商品の上場や呼び値の変更ももちろん事前のテストや準備を丁寧に行いますが、倍率の変更というのはそれらに比べて確認する事項が多いのです。
変更後の新甫が発会し、全限月が新しい倍率のものに移行するまでの間、"違う倍率"の"同商品"が存在する訳です。
カレンダースプレッドの取引可能な組み合わせが増減する点や値洗いや損益の計算が正しく行われているのかどうか等、実際に稼働し始めてからもいわば心配事がつきないのです。
私の記憶が正しければ、7年ほど前の一般大豆以来の倍率変更かと思います。
国内の非鉄金属は売買高がほとんど無く、寂しい状態が続いておりますが、活性化を願いながら対応させていただきたいと思います。
また、取引単位と受渡単位が異なる商品としては、TOCOMのガソリン・灯油がございます。
こちらに関しても同様の動きがあるかと思われますので、今後正式な発表がありましたらお伝えさせていただきます。
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2022年の夏時間が終了となります
2022 / 10 / 26 ( Wed )
皆さん今日もお疲れ様です。
ぴよ。です。
10月も終わりに近づき、すっかり肌寒い日々となりましたね。
毎年のことですが、3月から始まった2022年の夏時間の終了時期がやってまいりました。
欧州とアメリカでは夏時間のタイミングが1週間違いますので、それに伴い海外先物取引のタイムスケジュールが以下の通り、一部変則運用となります。
欧州では現地時間10月30日(日)、
米国では現地時間11月6日(日)に
夏時間が終了し通常時間に移行致します。
そのため、10月31日(月)から11月4日(金)までの間、
一部銘柄の取引時間が変更となります。
【ICE US】
・Sugar No,11
通常時:NY夏時間3:30(日本時間16:30)より取引開始
変更後:NY夏時間4:30(日本時間17:30)より取引開始
※取引終了時間の変更はございません
・Coffee C
通常時:NY夏時間4:15(日本時間17:15)より取引開始
変更後:NY夏時間5:15(日本時間18:15)より取引開始
※取引終了時間の変更はございません
・Cocoa
通常時:NY夏時間4:45(日本時間17:45)より取引開始
変更後:NY夏時間5:45(日本時間18:45)より取引開始
※取引終了時間の変更はございません
下記の弊社取扱銘柄につきましては、
UTC時刻での立会時間が1時間繰り上げとなりますので
11月4日(金)まで日本時間での取引時間の変更はありません。
【ICE EU】
・ICE Brent Crude
・ICE Low sulphur Gasoil
・ICE Heating Oil
・ICE RBOB Gasoline
・ICE WTI Crude
・ICE Dubai 1st Line
6銘柄全て: NY夏時間20:00~18:00(日本時間9:00~翌7:00)
なお、11月6日(日)以降は、全てのICE US、ICE EUの取扱銘柄における
日本時間での取引時間が1時間繰り下げとなります。
さて、ご存知の方も多いかと思いますが、欧州では2021年に全体的に夏時間を廃止する法案が可決されており、2022年から廃止の予定でした。
しかし、コロナ禍による各国の施行に関する議論が進まず、なし崩し的に今年も夏時間が実施されることとなりました。
では、来年はどうなるのでしょうか。
まだ終結には至っていないコロナ問題ですが、そのまま宙に何年も浮く事なく、徐々に議論も再開されることでしょう。
2023年はこのままかもしれませんが、いずれ"最後の夏時間"が決まっていくと思います。
そんな中、アメリカでは今年3月に"夏時間の恒久化"が上院で可決となりました。
年2回の修正に伴う混乱を避けるという意味では欧州と同じですが、全く逆の発想ということになります。
2023年は夏時間を今まで通り採用しますが、それ以降はアメリカは常に夏時間になる可能性があるということです。
果たしてそれはもはや夏時間と言えるのでしょうか。
私にはわからない細かなニュアンスがあるのかもしれませんが、欧州の夏時間廃止、アメリカの夏時間恒久化が実施されれば、つまりはどの季節でも固定された時差の中で取引を行うことができるようになるわけです。
システム的にも年2回定点での改修も必要無くなりますので、関係する方にとっても悪い話ではないかと思います。
これとは別に"うるう秒"の扱いについても世界的に議論がされております。
1時間も1秒も多くの方の日常生活にとっては小さくとも、関係者にとっては大きな話題ですので、こちらもどうなるのか見守っていきましょう。
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祝日取引初日を終えて
2022 / 09 / 30 ( Fri )
皆さん今日もお疲れ様です。
ぴよ。です。
先週23日(金)は、初めての祝日取引が行われました。
取引参加ブローカーは、商品先物会社やネット証券を中心とした30社程ということでしたが、取引所発表の出来高はOSE・TOCOM合計で592,723枚と平日の5割程という結果となりました。
日経225ミニ先物が出来高の大半を占めているわけですが、商品に関しても、23日の夜間取引において大きく動いたこともあり出来高としては上々だったのではないでしょうか。
とはいえ、祝日日中の板状況は貴金属の先限は比較的厚みがありましたが、RSS3や原油といった銘柄は板の薄い状況が続いていたように思います。
海外市場が動いている中で無防備な状態でリスクに晒されることを防ぐ、反対にその動きを無駄にせず取引を行うことができる、祝日取引に求められていた機能を確認するにはいい初日だったと言えると思います。
システム的にも問題なく終えることができましたので、その点も良かったと思います。
今年の祝日取引は残り3回。
10月10日(月)、11月3日(木)、11月23日(水)にそれぞれ行われます。
弊社はすべて参加予定となっており、先日お伝え致しましたキャンペーンも実施しておりますので、祝日にお休みしたい気持ちも十分承知しておりますが、参加していただけますと幸いです。
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祝日取引スタートキャンペーン
2022 / 09 / 21 ( Wed )
皆さん今日もお疲れ様です。
ぴよ。です。
今週末の23日金曜日は"秋分の日"の祝日です。
そして、国内商品先物取引の祝日取引が開始される日でもあります。
そんな祝日取引を記念しまして、弊社では個人口座をお持ちのお客様を対象にキャンペーンを実施させていただきます!
キャンペーン内容は以下の通りです。
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<キャンペーン対象日>
・2022年9月23日(秋分の日)
・2022年10月10日(スポーツの日)
・2022年11月3日(文化の日)
・2022年11月23日(勤労感謝の日)
<対象口座>
個人口座
※法人口座は対象外となります
<対象銘柄>
大阪取引所及び東京商品取引所の上場商品
※ストラテジー取引による約定は含まれませんのでご注意ください。
<キャンペーン条件>
キャンペーン対象の祝日セッションにおいて、
合計で"新規4枚以上"の建玉を行っていただいた"個人口座"のお客様を対象とし、
"抽選で30名様"に"約1万円相当のカタログギフト"をプレゼント致します。
※ミニ銘柄(金ミニ、金限日、白金ミニ、白金限日)は10枚で1枚換算となります。
当選者の方には2022年12月末までに賞品の送付をさせていただきます。
また、発送時点で当社口座の解約(全額出金)をされていた場合は本キャンペーンの対象外となります。
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かねてより海外からの要望や国内でもリスクの観点から実施が検討されていたこの祝日取引。
当日の板状況等の商い環境はどのようなものとなるのかまだわかりませんが、国内先物取引の新たな試みとして見守りたいと思います。
そして本キャンペーンも、より多くのトレーダーの方々に参加していただけますと幸いです。
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9月5日は労働者の日
2022 / 09 / 01 ( Thu )
2022年の夏枯れ相場
2022 / 08 / 23 ( Tue )
皆さん今日もお疲れ様です。
ぴよ。です。
2022年の夏もお盆を越え、9月に向けて雨の日も増えてくる、そんな時期になってまいりました。
今回は、果たして2022年の夏枯れ相場は本当に夏枯れしたのか、を見ていきたいと思います。
国内においてはお盆の時期周辺での薄商いによる小動き、海外においても9月の新年度前の整理等、確かに夏枯れしてもおかしくない条件は揃っているように思われます。
過去10年の相場の騰落をまとめているサイトやブログも多くありますが、今回は下記の銘柄における今年の7月1から8月9日まで(お盆前)と8月10日から17日までの一週間(お盆期間)の値動きの幅、日々の変動率、出来高を比べてみました。
グラフの左軸が出来高(枚)、右軸が値段、赤枠内がお盆前後(8/10~8/17)です。
・ドル円(くりっく365)

期間:高安差,平均変動率,平均出来高
7/1~8/9 :9.035円,1.052%,59,759枚
8/10~8/17:3.795円,1.286%,52,105枚
日々の平均変動率はお盆期間が大きいものの、値動きはお盆前の方が大きく、一日の平均出来高はお盆期間中は7,000枚程落ち込んでおりました。
お盆時期には消費者物価指数(CPI)の鈍化によるドル安、長期金利の低下等ドル側の弱気要因と若干の薄商いが値動きを後押ししたと思われます。
・ユーロ円(くりっく365)

期間:高安差,平均変動率,平均出来高
7/1~8/9 :6.890円,1.199%,6,437枚
8/10~8/17:3.555円,1.113%,5,312枚
値動きは半減、出来高もお盆期間中はいつもより少なかったようです。
・日経225(くりっく株365)

期間:高安差,平均変動率,平均出来高
7/1~8/9 :2,454円,1.487%,28,977枚
8/10~8/17:1,456円,1.211%,38,899枚
値動きはお盆期間中の方がやや小幅でしたが、出来高は10,000枚程多く出来ておりました。
10日のアメリカ消費者物価指数発表がインフレ懸念をやや後退させる内容だったこともあり、米株価指数の上昇と共に日経225も高値を付けることとなったと思われます。
・金先限(JPX)

期間:高安差,平均変動率,平均出来高
7/1~8/9 :543円,1.385%,27,092枚
8/10~8/17:221円,1.188%,21,672枚
値動きは半減、出来高も6,000枚程少ない結果となりました。
・原油アクティブ限月(JPX)

期間:高安差,平均変動率,平均出来高
7/1~8/9 :11,360円,5.028%,7,494枚
8/10~8/17:5,730円,4.380%,7,748枚
値動きは半減、出来高はほぼ同程度となりました。
原油自体の出来高の低下はさておき、8月2週目は大阪取引所のまとめている投資部門別取引状況によると、1週目に比べて個人投資家が減少し、当業者や投資法人の取引高が上がっている様子が見られました。
数ある商品のほんの一部ではありますが、この期間の動向を振り返ってみますと、相場を動かすニュースがあったとしても全体的に商いは細り気味で値動きも少なかったといえるのではないでしょうか。
単純に10日の始値と17日の終値を見比べても日経225以外は下がっているところを見ると、確かに夏枯れ相場がそこにあったのかもしれません。
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June Teenth Holiday
2022 / 06 / 16 ( Thu )
0.5円刻みとなった金ミニ・白金ミニの動向
2022 / 06 / 15 ( Wed )
Auto Spreaderのルール設定
2022 / 06 / 13 ( Mon )
皆さん今日もお疲れ様です。
ぴよ。です。
今回は前回に続き、AutoSpreaderについてお話します。
作成した合成板に基づいて、原市場において指定したサヤ価格に応じて指値変更を繰り返し、約定を待つこのAutoSpreader。
ヘッジ注文を飛ばす側の気配値を参照して原市場に発注した注文の指値変更を行うため、どうしてもトランザクションが増えてしまうわけですが、いくつか設定を行うことでいわば無駄な指値変更を減らすことが可能です。
・Active Quoting
原市場に発注し、指値変更を繰り返すレッグを指定します。
両レッグにチェックをしてしまうと指値変更を行うレッグがその分増えてしまいます。
板の薄い商品・限月の方にチェックし他方はチェックを外すことで、トランザクション数を減らしつつ、ヘッジ注文発注時に予期せぬ価格での約定や片張りとなることを防ぐことができます。
・Basic Slop-inside/outside
指定したスプレッド価格からのズレの許容範囲を設定します。
inside:クォート注文について、設定した数値+1tick以上に悪化しない限り、指値変更を行いません。(当初の設定の価格差での約定より悪化しても約定を優先する)
outside:クォート注文について、設定した数値+1tick以上に良化しない限り、指値変更を行いません。(指定より有利になる場合の約定を急がない)
・Inside Smart Quote
インサイドマーケット(売り買いの最良気配)から指定した範囲外での指値変更を抑制することができます。
変更後の指値が範囲内に入るときのみ指値変更が行われ、範囲外に遠ざかる変更は通常通り行われます。
・Quote Throttle
原市場に出ているクォート注文の指値・枚数変更の間隔をミリ秒単位(1000=1秒)で指定します。
指定した間隔ごとに参照するため、早い動きの場合は置いていかれることになりますが、inside/outsideで別に設定をすることが可能となっておりますので、そちらで調整を行うことが可能です。
これら4つのルールをお使いいただくことで、変更動作をいくらか抑えたAuto Spreaderでの発注が可能となるかと思います。
設定方法は、Auto Spreaderの設定画面からRuleを追加することができます。

シミュレーション環境でお試しいただくことも可能ですので、ご興味ございましたらお問い合わせください。
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AutoSpreaderと取引所ルール
2022 / 06 / 03 ( Fri )
皆さん今日もお疲れ様です。
ぴよ。です。
今日はTT®PRO版の機能の一つ、AutoSpreaderについてお話したいと思います。
AutoSpreaderとは、一言でいえば"任意の商品・限月間で合成板を作成し、指定したサヤ価格に応じて指値変更を自動で行い、サヤ取りを行うツール"です。
金のカレンダーや金-金ミニのスプレッド、原油-ガソリンのクラックスプレッド、海外市場と国内市場でのロケーションによるアービトラージ等好きに組めるというわけです。
取引所では、商品ごとのカレンダースプレッドや金-白金のような商品間のスプレッドの提供を行っておりますが、これらは原市場とはいわば独立した板となっております。
そのため、板が薄い可能性や、原市場と乖離したサヤで対当することも充分にあり得ます。
少し前までは、Bait order(あるいはインプライド注文)として原市場に発注が行われる形で提供されていましたが、今はその板でのみ約定がつく仕様となっております。
どんなものかについては、過去のブログ1、2でもう少し詳しく説明させていただいておりますので、参考にしていただけると幸いです。
そんなAutoSpreaderを使った取引には避けて通れないポイントがございます。
それは、総発注数の増加です。
指定したサヤでの素早い約定のために、気配値を参照しながら指値変更を繰り返すわけですから避けようがありません。
国内の商品先物取引においてはまだ適用されておりませんが、このブログでも何度か取り上げた約定率規制(OTR)に関係してくる部分です。
似たような規制は海外市場でも存在しており、CMEではMessage Efficiency Programとして運用がされており、違反をするとトレーダー個別に罰金が課される仕組みとなっております。
国内のOTRについてはブローカーに課される規制ではありますが、罰金ではなくサブ参加者コードのサスペンド、つまり取引所への受発注の口が狭まる形での罰則となっています。
トレーダーの方へ向けた対応については、各ブローカーごとのルールが敷かれることになると思いますが、個別のサブ参加者コードを使用せずに共通のものを使っている場合、多くのトランザクションが発生するAutoSpreaderは少し厄介な存在になってしまいかねません。
サヤ取りを主としている方にとっては便利な機能であり、なくてはならないと感じている方もいらっしゃるかもしれません。
今後も使っていくためには約定を増やすか、注文数を減らすしか方法はありません。
次回はその対応策として、いくつかの設定をご紹介させていただきたいと思います。
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