2018年9月、電力先物市場上場へ

皆さん今日もお疲れ様です。
ぴよ。です。

遂に電力先物の上場が固まってきたようですね。
TOCOMは既存の取引システムを利用し、2018年9月18日か25日を目途に開始予定だそうです。
かねてより総合エネルギー市場の創設を目指していたTOCOMは、この電力先物市場の上場の後に「LNG市場」「石炭市場」の上場するために関係各所へ商品設計の準備を進めているとのことです。

電力先物市場創設にあたっては、

①既存電力会社の燃料輸入に対してのヘッジによる価格安定化
②電力小売り自由化に伴う新規電力事業者の電力現物市場に対するリスクヘッジ

この2点が主な理由として挙げられるかと思います。

これに加えて、現状TOCOMの主力である「金」「原油」の伸び悩みの打開策として、新たな参加者を引き込める可能性のある商品の上場を待ち望んでいたからでしょう。

さて、現在判明している電力先物市場の概要をまとめてみます。

・タイプの違う4市場(いずれも1ヶ月分の電力を売買)
①東日本 ベースロード型
 東日本における、1ヶ月まるごとの電力の平均価格

②東日本 日中ロード型
 東日本における、1ヶ月の内"平日8時から20時"までの電力の平均価格

③西日本 ベースロード型
 西日本における、1ヶ月まるごとの電力の平均価格

④西日本 日中ロード型
 西日本における、1ヶ月の内"平日8時から20時"までの電力の平均価格

・1ヶ月単位、最長15ヶ月先まで取引可能

・最終決済価格はJPEX(日本卸電力取引所)の月間平均価格を活用

以上となります。
ほぼ当初の計画通りといったところですね。

LNGと電力、石炭と電力、こういったスプレッド取引が可能となる日がようやく1歩進んだ気がします。


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18 : 13 : 36 | Tokyo Commodity Exchange | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

台風、ハリケーン

皆さん今日もお疲れ様です。
ぴよ。です。

台風18号の急角度の進路変更で3連休が台無し?!なんてニュースに私は悲しみを抑えきれません。
まあ、18日は日本の祝日、海外は平日と思えば少しは気が楽になる(?)気がします。

そんな中アメリカでは、テキサスを"ハービー"が襲ってすぐに今度は大西洋に"イルマ"。カリブ海のバージン諸島やアンギラ島では死者も出ており、服役囚の脱走もあったようですね。
今回のハリケーンの影響としては、為替市場において、北朝鮮の動きも相まっての過剰反応から一服、ドル円は110円台といった動きを見せております。イルマに関しては、綿花・コーヒー・シュガー等ソフトコモディティへの影響が見られます。

過去のハリケーンによる商品市場への影響を考えてみますと、直前の"ハービー"はSPRの5年ぶりの緊急放出などエネルギー市場へ大きく影響を与えました。
2012年の"サンディ"は、NY直撃によりニューヨーク証券取引所・ナスダックの休場、コモディティではNYMEX・COMEX共にオープンアウトクライの立会停止をもたらしました。
そんなオープンアウトクライの立会も今や無くなり、電子取引へ移行してしまいました。
私は一度もその立会姿を見ることが出来なかったので、少し寂しいような悔しいような気持ちになります。

話は逸れましたが、ハリケーンリスクのような天災の場合、一般論としては被害額が大きいほど復興特需による反発が起こるかと思います。今回のような2連発ハリケーンも収束後の経済成長の押し上げがあるかもしれません。

そして今や、こういったニュースをいち早くネット上等から抽出し、精査し、注文発注を行っていくマイニング等AIの技術進捗は侮れません。

少しでも早く動く。
トレードにおいて、より大切な時代ですね。

マイニングで思い出しましたが、ビットコインの今後についても見逃せないですね。


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16 : 14 : 23 | etc | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

【期間限定】X_TRADER利用料1ヶ月無料キャンペーン

皆さん今日もお疲れ様です。
ぴよ。です。


さて、今日は皆様に遅ればせながらお知らせがございます。

【期間限定】X_TRADER利用料1ヶ月無料キャンペーン 

を開催致しております!!


X_TRADERを利用するにあたっては通常、以下のISV利用料を頂戴しております。

標準版 "月額 70,200円/1License"

PRO版  "月額 163,800円/1License"  

(また、こちらは為替レートに応じて徴収させていただいておりますので、上記の金額は2017年9月7日のレートで計算した仮の金額となっております。)


今回こちらを以下の条件を全て達成の方に限りまして、1ヶ月分のISV利用料を無料とさせていただきます。

なお、新規のお客様は、標準版・PRO版どちらでも1ヶ月分の利用料が無料!

既存のお客様は、標準版分の料金を1ヶ月分無料とさせていただきます!
(PRO版をご利用いただいているお客様はPRO版-標準版分の料金となります。)

★新規のお客様

① 2017年10月31日にまでに弊社Net Trade Proコースにて口座開設並びにご入金
   がお済みで、2017年12月29日までにお取引を開始された方。

② 2ヶ月以上の取引継続かつ同2ヶ月間の取引累計枚数が200枚以上であること。


☆既にNet Trade Proコースでお取引をされているお客様

① ご紹介をいただいた新規のお客様が上記の条件を達成すること。


このブログでもX_TRADERの機能性やスピードについて触れさせていただいておりましたが、板画面からの取引を可能としている「MD Trader」やPRO版にてお使いいただけます「Autotrader」「Autospreader」等デリバティブ取引の最先端のツールを是非ともこの機会に皆様に体感していただきたく思っております!

ご興味をお持ちの方は是非ともこちらまでお問い合わせください。




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11 : 16 : 44 | X-TRADER | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

X_TRADER®での発注について

皆さん今日もお疲れ様です。
ぴよ。です。

今日はX_TRADER®の発注についてお話したいと思います。

X_TRADER®では大きくわけて2つの発注方法がございます。

1、MD Traderを利用した板画面からの発注。
こちらは板画面を利用しながら、直感的に、よりアクティブに、ワンクリックで発注・取消が可能となっております。

MD Trader

画像は、MD Traderを用いて「TOCOM 金 18年8月限」を開いている例です。

①…前日比の表示

②…発注枚数の選択ボタン
こちらのボタンを使って発注枚数を設定、またはキーボードによる入力で枚数を設定することができます。

③…設定した注文方法の選択ボタン
こちらはデフォルトではなにもボタンはありませんが、ご自身で注文方法のボタンを設置することで様々な注文をワンクリックで行えるようにすることができます。
また、初期設定時はリミット注文がデフォルトとなっております。

④…現在の注文状況
こちらは「4660円に5枚、買い指値を出しているが、まだ5枚とも未約定(wait)」の状態であることを表しております。
また、指値を変更したい際はこちらを右クリックホールドしたまま、板画面上を移動させることで可能となっております。

2、Market Window(相場状況)を利用したマーケットグリッドからの発注。

Market Window

①…発注領域
こちらで枚数や発注を行います。

②…注文タイプ設定欄
こちらで様々な注文方法を設定することができます。

③…発注済みの約定待ち枚数

④…現在の買い・売りの先頭気配値

このマーケットグリッドからは取引に必要な情報をリアルタイムで見ながら選択ができ、複数のグリッドをタブで表示させておくことができます。


今回は基本のキ、今後も様々な機能についてどんどんご紹介していきますので、よろしくお願いします!

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11 : 31 : 20 | X-TRADER | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

EV革命のコモディティへの影響

皆さん今日もお疲れ様です。
ぴよ。です。

EV革命(電気自動車)が加速度的に進み始めているようです。
自動車の年間販売台数が2,800万台を超えてきた中国をはじめ、世界的に大気汚染や温暖化等環境に配慮した製品設計が求められていることが背景として挙げられます。
先月末、ルノー日産は中国にEV開発会社「eGT」の設立を発表しました。また、このルノー日産は2017年上半期販売台数において、トヨタやフォルクスワーゲンを抑えて初の世界首位を獲りました。

EVシフトの動きは、米EV大手のテスラ・モーターズの時価総額にも表れており、ゼネラル・モーターズ(GM)を8月29日時点で7,000億円も上回っているそうです。
販売台数はGMの100分の1の8万台にも関わらず。

こうした中、様々な投資が加速するのは言うまでもありません。
当然、省エネやバッテリー持久力のために電池の開発等の車載事業への投資もありますが、殊コモディティに関して言えば、製造の原料となるニッケル、コバルト、銅といった非鉄金属となるでしょう。

実際LMEでの昨年1月から2017年9月1日までの相場を見てみると、

アルミニウム 44%上昇
銅      57%上昇
ニッケル   55%上昇
コバルト    157%上昇

というように軒並み価格上昇しております。
特にリチウムイオン二次電池の材料となるコバルトに関しては、EV需要に加えて、供給面での不安要素も価格に影響を与えております。コバルトは銅やニッケルの副産物となるため、環境規制による減産の影響で需給が引き締まったままとなってしまっているようです。

TOCOMにおいては非鉄金属の取扱いは現在ありませんが、EVの普及は石油需要減退にも影響を与えることでしょう。
こういった産業の移り変わりのタイミングは逃したくないチャンスと言えますね。


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12 : 21 : 23 | etc | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

X_TRADER®

皆さん今日もお疲れ様です。
ぴよ。です。

今日から9月に突入しましたね。関東は夏らしさに欠けた8月が終わり、9月もなんだか寒気の強めな天候となりそうだとか。天候の予想を目にしますと、どうしてもコモディティ相場の動向を考えてしまいます。

さて、今日は一つ。皆様に弊社で利用させていただいているTrading Toolについてお話させていただきます。

X_TRADER®。
すでにご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、私達がサポートをさせていただいている「Net Trade Pro」では、こちらのTrading Toolがお使いいただけます。
こちらは、Trading Technologies International, Inc. (TT社)が開発した高性能トレーディングプラットフォームでして、性能は世界TOPレベル!世界中の投資銀行やファンド、プロップファームでも使用されているものになります。

Excel上で作成したストラテジーに基づいた自動発注も可能となっておりますし、APIライブラリを搭載しているためC言語やJAVAなどによるアルゴリズムトレードの開発が行える機能も持ち合わせております。
そして、世界の四大先物取引所における電子取引の50%以上がここから発注されている、そんなトレーディングプラットフォーム「X_TRADER®」。

速度・安定性・機能性はトレードするにあたって、非常に重要な要素だと思っております。
そんな期待に応えうるX_TRADER。
ご興味を持って頂いた際はぜひ、こちらまで、お問い合わせお待ちしております。

もちろん、こちらのブログでも機能等を紹介していく予定ですので、よろしくお願いします!


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17 : 36 : 23 | X-TRADER | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

個人の価値を仮想通貨で売買する時代

皆さん今日もお疲れ様です。
ぴよ。です。

今、SNS界隈で良くも悪くも注目を浴びている「VALU」。
簡単にいえば、個人の価値(人気)をビットコインを用いて売買できる新しい仮想株式のようなものといったところでしょうか。

・通常の仮想通貨と違い、金銭によらない優待のような対価を前提に発行・流通していること。
・通常のクラウドファンディングと違い、道中の売買も可能でなおかつ投資型CFと違い、金商業の登録の必要も無いこと。
・会社が上場するとなれば紙くずにならぬよう厳しい審査もあるのに対し、その必要も責任も当人次第であること。

様々な点からスタートアップ時もある程度の懸念はされていたようですが、ここに来て某youtuberによる価格誘導、そして売り抜けという問題が発生しました。

VALU側も新しく利用者保護のルールを策定するとのことではありますが、まだまだ抜け道も問題点もあるでしょう。
優待を持ちかけておいての不履行の可能性や、企業と違い価値を維持する代替者の存在が無いこと等考えればキリがありません。

今後どのようなルールができていくのか、仮にうまくいかなかったとしても同様のビジネス・プラットフォームの台頭の可能性は高いでしょう。

コモディティ業界、金融業界に関してもルールの改定はつきものです。
改正金融商品取引法には、高速取引の規制が盛り込まれております。
システムトレードやロボアドバイザー等、どんどん高度化されてきている中での改正となりますので、投資家の登録制然り、高速取引の定義次第では流動性の低下にも関わってくることは容易に想像がつくかと思います。詳細等判明しましたら、こちらでもご報告させていただければと思っております。

新しい技術やツールを過度に賞賛することなく、厳しい規制による排斥を行うことなく、価格形成や投資家保護、円滑かつ透明な取引というものを保っていけるような改正となると良いですね。


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16 : 53 : 47 | etc | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

久しぶりの更新、そして、はじめまして!

皆さん今日もお疲れ様です。
はじめまして、ぴよ。と申します!

国内外のマーケット関連やTrading Toolのお話から、その他金融・経済、他愛もない日常に至るまで(?)このブログで皆様へお伝えできればと思っております。
よろしくお願いします。

さて、今日は朝から北朝鮮のミサイルには驚かされましたね。
直接の被害が無かったことは幸いですが、12道県へのJアラート発令等緊迫感が増していることを改めて思い知らされました。
いざという時にどう動くのか、考えておかねば。
トランプ大統領との電話会談において、今回の発射について「これまでにない重大で深刻な脅威」とし、日米韓のみならず中国やロシア含め国際社会に働きかけ、北朝鮮への圧力を強めることで一致したようですしね。
まあ、発言としては当たり障りのないものではありますが。。。

マーケットにおいては、北朝鮮の影響もあり朝から為替・商品共に動きがある一日となりました。
Bloombergによれば、金スポット価格が昨年11月9日以来の高値(1,322.41ドル)を付けたようで、米金融政策の不透明感に加え、アジア情勢への不安や米国と北朝鮮の緊張の表れが見てとれます。
TOCOMの金においても、本日発会の18年8月限は昨年3月14日以来の4,600円台目前まで迫り、1年半ぶりの水準まで上昇といった状況となっております。
ドル円に関しては、109円台から108円32銭まで円高に動き、クロス円についても豪ドルが85円台まで一時下落と投資家心理を動かしているようです。

「自分の身の安全の確保」、「こういったタイミングを逃さない」どちらも大切というのが皆様や私達のつらいところかもしれません。

そんな折、少し話は変わりますがTOCOMリアルトレードコンテストも8月31日までと佳境を迎えております。
最後にこのような動きがあったことは上位陣の入れ替わり等様々ドラマがあるかもしれません。
日本初の今回のコンテスト、こちらの動向も注視していきたいと思います。


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16 : 33 : 16 | X-TRADER | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

TOCOMでリアルトレードのコンテストが開催されます

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~ 
TOCOMにおいて、「TOCOMリアルトレードコンテスト」が開催されます。"リアル"ですので、実際にTOCOMで取引した結果で競うわけです。
たぬきも業界に入って10年以上になりますが、東京工業品取引所だった頃を含め、TOCOMがこのような実弾でのコンテストを催したという記憶はちょっとありません。上位10名が表彰されるとのことですが、正直、入賞する方々がどのくらいのパフォーマンスを
挙げておられるのか、には興味があります。

参加要件は「委託者」とありますので、自己売買となる企業トレーダーの方はエントリーできません。しかし、セミプロ、自動売買はOKです。

TOCOM上場全商品の、2017年6月19日~2017年8月31日計算区域、すなわち、6月16日 16:30(夜間取引)~8月31日 15:15(日中取引)までの取引について
集計されます。

16日16:30というと、もう始まってますが(汗)、エントリーはTOCOMのホームページから行うことができますし、参加申し込みは7月31日まで受け付けられており、あくまで、コンテスト開始時の資金額(下限100万円)からどれだけ資金を増やしたか?ですので、
不利を被ることはありません。

そうそう、評価方法は重要なので、詳しく記しておきましょう。
基本は、以下の式で求める利益率で争われます。
 ( コンテスト終了時の資金額/コンテスト開始時の資金額 )×100
ここでいう「資金」には、現金で預託している証拠金だけでなく、充用有価証券、そして、値洗い損益も含まれます。
だから、スタート時点で持っていた、既に利の乗ったポジションをコンテスト終了時まで持ち続けるなら、終了時の含み益と、スタート時の含み益との差が、コンテスト期間中の利益に算入されます。

そして当たり前ですが、コンテスト期間に行った入金や出金の影響は除かれます。
入金によってコンテスト終了時の資金額を何十億円に引き上げても、入金に依る分は減算されますので意味がありません。

あとは、手数料でしょうか。TOCOMの紹介ページで「手数料を含めて計算を行います。」というどっちともとれる言い方になっておりましたので確認したところ、コンテスト期間中に発生した手数料及び消費税は、利益から差っ引かれる、ということでした。
手数料の額や徴収時期(決済時往復/発生主義)は業者によって異なるので、この点はちょっと意外でした。

なお、利益の集計は、商品取引業者が行い、TOCOMへ申告することになっています。よってコンテストに参加するには、コンテストへの協力を表明している商品取引業者で取引する必要があります。
もちろん我々も参加企業ですので、本コンテストにご関心をお持ちのトレーダー様は、是非ご相談くださいね~。


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18 : 30 : 00 | Tokyo Commodity Exchange | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑

HFT業者への規制

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~ 

少し前のことになりますが、先月17日、金融商品取引法の一部改正法案が国会で成立しました。
本ブログでも時折取り上げておりましたHFTへの規制が盛り込まれた内容となっており、5月24日の公布日から1年以内の政令で定める日、に施行となります。

トレーダーの皆様に直結するポイントを挙げると、
・高速取引業者を登録制とし、その手続等について定められる。
・高速取引業者の業務管理体制について定められる。
・高速取引業者の違反行為に対する罰則が定められる。

ところが、詳しいことがわかりません。「高速取引」とは何ぞや?ひとつとってみても、法律の文章をかいつまんで読んでいくと、
「取引行為を行うことについての判断が電子情報処理組織により自動的に行われ」かつ、
「取引所等への伝達が情報通信技術を利用する方法であり」かつ、
「伝達に通常要する時間を短縮するための方法として"内閣府令で定める方法"を用いていること」
となっており、キモの部分が内閣府令に譲られた格好となっております。同様に、登録申請書に記すべき内容は内閣府令、高速取引行為を行う法人に求められる資本金額、純資産額の下限等については政令と、義務罰則が設けられることは確かでも、その内容は関係制令の発表を待たねばならない状態なのです。

というわけで、ある程度推測を交えながら、お話しを。

まず、「高速取引」に該当しなければ、今までと何ら変わりなく取引を続けられるわけですが、この可能性には期待しない方が良いかもしれません。
欧州の基準では、コロケーションなどサーバーの設置場所の工夫やDMA等を採用している場合や、秒間4トランザクションもあれば、高速取引であるとみなされるようです。あくまで欧州の話ではありますが、内閣府令でもこれに近い水準となることが予想されます。

では、高速取引業者に該当してしまう場合に、どんな負担が増えるのか?
登録申請は、言ってしまえば一過性のものですが、帳簿の作成や、業務管理体制整備が懸念されます。我々が金商業者として作成しているものもそうですが、法定帳簿は記録すべき項目が実に細かく決まっているため、こっちのデータから作るにはあの項目が足りず、あっちのデータではこれが足りず…と悩まされることも。何より、秒間に何十件も発注&取消を繰り返しているわけですから、データサイズがとにかく大きい。その処理に耐え得るソフト、機器を準備してコスト増な上、作業に時間も費やされます。
さらに業務管理体制という言葉から連想されるのは、人的要件です。金商業者も、登録時や新たな業務を始める際には経験者を確保するのが通例ですが、高速取引業者でも稼働時間や規模に応じた人員配置が必要となれば、ランニングコストが大幅に上がってしまいます。そもそも、取引システムの管理・監視業務の経験者って、容易に見つかるものなのでしょうか?

こうして考えていくと、既存業者への猶予期間を考慮しても施行まで約1年半というのは、準備期間としてあまりにも短くはないですか?!
一刻も早く、内閣府令・政令の内容が明らかになることが一番ですが、トレーダーの皆様のお役に立ちそうな情報をつかみましたら、随時アップデートしていきたいと思っております。


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CMEヨーロッパ 閉鎖へ

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~ 

4月にお伝えし損ねてしまっていたのですが、CMEグループからCMEヨーロッパを閉鎖する方向である旨、お知らせが出ておりました。
その時は、閉鎖時期は2017年末とされていたのですが、今月になって、終了時期を今年の8月末に前倒しする旨告知がありました。
もちろんこの日以降売買は行われませんので、建玉を保有している投資家は、8月末までの決済が求められています。
アクティブマンスが期近、ルール上は90日以上前の告知とはいえ、投資家にとってはなかなかに性急な話です。

さて、その背景ですが、CMEヨーロッパの拠点はロンドンとはいえ、投資銀行やヘッジファンドらのシティ脱出とは話が異なるようです。ブレグジットなら、当初予定を繰り上げる必要はありませんものね。
CMEグループのアナウンスでは、「ヨーロッパの投資家も、インフラ(市場・クリアリング)はアメリカのものを利用する傾向がある」といった表現をしてはいましたが、ありていに言えば、人気がなく収支が悪いので見切りをつけた、ということのようです。

確かに、約定は市場外やブロック取引ばかりで電子取引は振るってはいませんでした。とはいえ、取引が始まったのは、まだ2014年の4月のこと。
1992年にGlobexを立ち上げて以来、倍々に取引量を伸ばし、わずか20年強で今日の栄光を築いたCMEにおいては、新規のプロジェクトであっても、すぐに結果を出すことが求められるのですね。

まあ、TOCOMを例にとってみれば、先日発表された2017年3月期の連結決算が10億9900万円の赤字。うち、4億3400万円分の旧システムの償却費用の前倒し計上を除いて6億6500万円の赤字。前の期が4億8900万円の赤字でしたので、3年このペースが続けば、赤字はざっくり15億円に達するわけです。
生き馬の目を抜くようなマーケットの世界では、3年というのは、十分に長い期間なのかもしれません。

少々珍しいことかもしれませんが、取引所が合併等ではなくクローズすることによって、投資家が決済を迫られるケースとして、ご記憶に留めていただければと思います。


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18 : 30 : 30 | Foreign Exchange | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑

イベント盛りだくさんのメモリアルデー

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~ 

日本時間昨日夜の海外市場では原油が大幅安、WTI7月限が50ドルを割りました。
同限月のセツルは前日比-2.46ドルとなり、ここまでの下げ幅は約1ヶ月ぶりです。
もちろん東京市場も呼応して、26日取引の期先10月限の帳入価格は同-2,180円に至りましたが…皆様、うまく対応していただけたでしょうか?

きっかけは、産油国の減産合意の内容と伝わっています。
石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどのOPEC非加盟国が、今年6月末に切れる減産合意をあと9ヶ月、2018年3月まで延長することに合意したものの、新たに減産に加わる非加盟国のないことや、以降における減産継続については未定となったこと
から、市場の期待には届かなかったようです。
さて、どうにも落ち着かない週末ですが、明けた29日(月)は、アメリカはメモリアルデーの祝日となります。

こちらが、取引スケジュールです。
Memorial Day

29日(月)は、清算の行われない日となります。CBOTやCMEの畜産品は、立会もお休み。
COMEXや先述の原油のNYMEX、CMEの通貨先物などは、終了時間を切り上げて取引が行われます。清算は行われないので、この日の約定は、30日に行われた取引と合算されます。

普段と比べて、4時間程度立会時間が短くなるだけで大して影響はない?
いやいや、ちょっと待って!
戦没将兵追悼記念日という名前からは想像しがたいのですが、メモリアルデーの連休は、各地でパレードやイベントが催される華やかなものなんだそうです。
家族で出かける方も多く、29日を丸々休みにしたいトレーダーも少なくないかもしれません。
となると、今夜の取引で手仕舞が進んだり、29日は閑散として、値段がとんだりしないとも限りません。
ブレント原油7月限の納会も迫っていますし…

とまあ、不安を煽るわけではないのですが、この週末は、建玉管理等にいつも以上にご留意いただければ、と思っております。


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CME、圧巻の取組高

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~ 
大変ご無沙汰してしまい、失礼いたしました。
その間、TOCOMでは、Baitオーダーの生成停止、現金決済型石油6商品の上場等いろいろありましたが、これらはおいおい触れていくとして。とりあえず、今日は海外のニュースから。

CMEグループから、取組高の最高記録更新の報が届いております。
記録したのは、5月11日(木)、1億2570万枚とのことです。
この日突然跳ね上がったわけではなく、4日かけて徐々に増やしていった結果らしいので、5月2週目、日本のゴールデンウイーク明けから、このような動きになったことになります。

TOCOMの方も、この間の日々の大引けの取組高は、
5/8(月)526,046枚、5/9(火)525,339枚、5/10(水)529,936枚、5/11(木)528,538枚と、
4月末の523,121枚に比べ増えてはいるのですが、どちらかというと、対CMEでの絶対数の違いの方が気になってしまうのは、私だけでしょうか。

特に、TOCOMにおいては、仮に数年前と比べ数字が大きくなっていたとしても、価値の評価は難しいところです。
というのも、ここ最近のTOCOMが押しているのは、金限日取引にしろ、白金限日取引にしろ、小口商品。新たな商品分が純粋に上乗せになれば問題ないのですが、標準取引から流出した分で小口商品の取引が多少増えたところで、取引所の扱う金額の規模は、むしろ縮小していることになります。個人投資家の取り込みのためには、小口だったり、限月がなかったりといった商品に走るのもやむを得ないとは思うのですが…

個人投資家がいてこそ、プロが活躍する場が保たれることもまた事実。
とはいえ、小口商品というのは、Tickでの取れ幅も少なく、取引所の経費割合も高くつきがちなため、トレーダーの皆様にとっては、厳しさが増しているような気がします。
順調な成長を遂げている海外の取引所への進出を視野に入れるのも、一つの手かもしれませんね。


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Bait機能提供停止について

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~ 
大変ご無沙汰しております(汗)

久しぶりとなる更新で、非常に残念なお知らせになってしまいますが、TOCOMから、SCO注文にかかるBait機能提供の停止が通達されました。
今月4月24日(月)の日中立会から停止となり、再開の見込みはないとのことです。

Baitオーダーとは、SCO同士のマッチングに加え、SCOと原市場のアウトライトの注文とを対当させるもので、SCOの指値に応じた注文を原市場に置くインプライドアウトと原市場の気配の価格差を基に合成した注文をSCO板に置くインプライドインとがあります。
TOCOMでは、9月のシステム更改まで、このうちインプライドアウト機能が提供されてきました。

しかしながら、新システムでは移行当初から導入の一時停止が続き、先々月2月20日(月)に、ようやく再開したばかりでした。

今回の停止の理由といたしましては、5月の連休明けからスタートする石油の現金決済型商品の影響が挙げられています。

詳細は、また回を改めて取り上げたいと思っておりますが、現金決済型の石油が6商品上場され、さらに、それらや、それらと既存のガソリン、灯油、軽油や原油との組み合わせの商品間SCOが導入されるため、商品間SCOの組み合わせが従前の9から33にまで増えます。
現状のシステムでは、Baitオーダーの生成をしつつ、商品間SCOの種類を拡げることは(商品間SCOもBait生成の対象になりますし)不可能という判断に至ったようです。

システム増強をすればいい、という意見もあると思いますが、すると取引所の経費負担が増え、それは、定率会費や委託手数料といった形で川下へ転嫁されていき、トレーダー様方の負担を増やすことにもつながりかねません。

仕方のないこととするには、スプレッダーの皆様にとってあまりにも酷なことで、また、発表から実施までにあまりにも日がないのが心苦しいのですが、取引員に相談するなどして、何とか対応していただければと思います。


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電力の先物ではない市場

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~ 

来る4月、新しい電力市場が創設されます。
でもこれ、現物の話。取引所もTOCOMではなく、「日本卸電力取引所」です。
「ネガワット(節電量)取引」により余った電力を取引するための市場です。

「ネガワット(節電量)取引」とは、今年4月1日から始まる制度で、事前に契約した企業や家庭が節電に協力すれば、その対価として現金などを受け取ることができるというもの。
ただし基本的な構図は、大手電力会社と協力企業・家庭との間には、ネガワット事業者(またはアグリゲーター)と呼ばれる取りまとめ役が存在します。大手電力会社は、この取りまとめ役と契約し、まとまった節電量を確保することになりますが、より柔軟な取引のために用意されたのが、この電力市場というわけです。
確かに、節電に失敗した場合の手当てや、逆に集まり過ぎた場合に売ったりできたらいいですものね。

なお、節電した分を大手電力会社が買い取ることになりますが、電力会社にとって負担が増すものではないそうです。
節電の協力が求められるのは、主にピーク電力が想定されています。
電力会社は、1年の内の数日の限られたピーク電力に対応するため、普段は高コストゆえに使わない発電所を抱えているのだそう。節電により、これらの維持管理の必要がなくなれば、節電分を買ったとしても、電力会社の採算は良くなるのだとか。
経産省は、最終的には、川下の電気料金の低下までを見越しているようですが…。

いっそ、自分が節電した分を自分で売ったりできれば面白いのにな、と思いますが、受け渡しが伴う取引ですからね。
とはいえ、電力事業者同士の取引とはちょっと違うこの取引、どのような発展を遂げるのか注目したいと思います。


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時間延長の功罪

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~ 

先週のニュースになりますが、大証の夜間取引について取り上げられていました。
16日(木)計算区域について、16日早朝3:00~5:30までの取引高が、夜間立会全体の取引高の33.3%を占めた、というものです。
大証では、2016年7月に行ったシステム更改から、従前午前3時までだった夜間立会が、5:30までに延長されています。
よって、この発表は、取引所の施策を正当化するものと考えられます。

ふと思い立ったのが、TOCOMはどうなのか?です。TOCOMも、昨年9月20日のシステム更改以降、終了時刻が4:00から5:30に後倒しされていますよね。
このニュースと同じ16日計算区域についてTOCOMのホームページ上に公開されているTickデータを基に計算してみると、
夜間立会全体の32,263枚中、16:30~0:00が16,202枚、0:00~4:00が12,782枚、04:00~05:30が3,279枚となり、延長された時間帯が占める割合は10.16%でした。
ん~なんだか微妙。

次に、大証と同じ時間帯3:00~5:30の取引高を取ってみたところ、なんと9,485枚。
夜間立会におけるシェアは、大証をしのぐ39.56%となりました。

ただし、同様の検証を17日、21日それぞれの営業日について行ったところ・・
<17日>夜間立会全体で36,201枚中、3:00~4:00が537枚、4:00~5:30が440枚。時間延長分は1.22%、3:00以降2.70%
<21日>夜間立会全体で23,089枚中、3:00~4:00が411枚、4:00~5:30が847枚。下線文時間延長分は3.67%、3:00以降5.49%

この2営業日の結果とあわせて見るに、16日は必ずしも現状の縮図とは言えず、午前3時過ぎにアメリカの政策金利の引き上げの発表があったことの影響が大きすぎます。
もちろん、時間延長したからこそ、金利発表のタイミングを網羅していたとも言えますが、このような日は月に何回あるでしょうか。
1、2回の、もしかしたら動く日のために、大多数の日をシェア1%とか3%とかの時間延長を耐え忍ぶのはあまり見合わない気がします。

昨今の日本では、金融外の世界では、サービス時間の縮小の流れが起こっています。
長く開いていれば便利かもしれないが、それは本当に必要なのか?
立ち止まって考えるべきときではないでしょうか。
シンガポール取引所では、昼休みの復活を検討していると聞きます。
都合のいい数字だけを拾わず、本質的に取引所の収支を良くする英断を期待したいものです。


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白金限日取引上場とともに

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~ 

昼休みに、詐欺の方から電話を頂きましたたぬきです。
30万円当選しているそうです。応募申込みして欲しい(順番が逆???)と。
せっかくなので話を伺ったところ、応募用紙は某コンビニのクラウド型の印刷サービスで出力する仕組みで、詐欺も時勢に合わせて進化しているんだな、と思いました。個人情報の取得自体が目的なのか、受け取るためにどこへいくら振り込んで…という展開になるかは、これ以上身体を張る気はないのでわかりませんが。

さて、話変わって、連休明けの21日(火)、TOCOMに白金限日取引が上場されます。
商品性は、今も取引されている金限日取引のプラチナ版で、そう目新しいことはありません。敢えて言うなら、倍率が金限日と同じ100倍なので、異商品間スプレッドが併せてリリースされます。
金限日取引があっという間に、主力商品の一つに躍り出たことから、この白金限日に対するTOCOMの期待も相当なもののようです。標準やミニの取引量を削ってしまっては本末転倒なのですが…

で、この話題はどこでも目にされると思いますし、トレーダー様にとって限月がないのは…というところもありますので、もうちょっと先の話題を少々。
年頭の挨拶でも触れられていましたが、TOCOMでは、5月の連休明けに、石油関連の6銘柄の上場が予定されております。
ガソリン、灯油、軽油それぞれの、陸上渡し、海上渡し相当の価格を取引するもので、最大の特徴が、原油と同様に現金決済型ということです。
カレンダーはもちろん、既存の現物決済型との商品性や、取引スケジュールの差を生かしたスプレッド等も期待されます。
これらの銘柄コードが、今回の白金限月とともに配信開始になりますので、ISVでお取引される方は、画面上に火曜から見慣れぬコードが現れるかもしれません。お取引はできませんが、5月を楽しみにしていただければと思います。


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TOCOMの2017年度は

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~ 

TOCOMから2017年度から2019年度の「中期経営計画」が発表されております。
経営戦略としては、
1.安定した経営基盤の構築
2.総合コモディティ市場整備に向けた取組みの推進
3.他取引所等との連携強化

1.について細かくは、取引高増に向け多様な市場参加者の獲得に取り組むことや、システム等インフラの整備、税務基盤強化に向けた手数料の見直し、広報活動の強化が挙げられております。
2.には電力市場の創設、LNG・石炭上場や現物市場の活性化といった聞き覚えのある言葉が並び、3.は読んで字の如く、です。

これを受けての2017年度の事業計画も併せて発表されております。
1)個人投資家の市場参入促進に向けた取り組みの強化
2)総合コモディティ市場整備に向けた取り組みの推進
3)電力市場の創設
真新しいものはありませんが、個人投資家の市場参入促進を最優先に掲げたことは、ちょっと最近にはなかったことで、期待したいところです。

2016年のプレスリリースを見返しても、TOCOMがやってきたことは、タイ先物取引所とMOU締結、華泰期貨とMOU締結、SGXとLNG・電力市場開設で提携、金現物取引の開始、石油現物市場の開設…と、将来を考えれば必要な布石かもしれないね、とくらいしか言いようのないトピックが並んでいます。

将来の心配も良いですが、今の状況を打破しなければ、未来はありません。
それには、やはり参入の段取りに時間を要する法人より、長くTOCOMを支えてきてくださっている個人投資家層を増やす努力を
忘れてはいけないでしょう。

さらに言うなら、躍起になっている大口当業者の取り込みもマーケットに流動性を持たせる効果は確かに高いですが、相手がいなければポジションを取ることはできません。当業者ばかり見ていては片手落ちです。
ヘッジ玉が増えるか、スペキュレーション玉が増えるか、は、どっちが卵かニワトリかという間柄にあると言えます。

個人投資家を増やす努力と言っても、情報発信やセミナー企画など、ブローカーと同レベルでは意味がありません。
取引所には、かつて株が成功させた、業界のイメージを刷新するプロモーションや、あまりに性悪説に偏った勧誘規制の見直し等を主務省に迫るといった取引所ならではの働きをしてもらいたいものです。


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クラックスプレッドが有利に?!TOCOM証拠金制度変更

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~ 

JCCHから、16日計算区域以降に適用されるSPANパラメーターが発表されております。
月の前半、後半で見直しが行われるのは定期のことなのですが、商品間スプレッド割引の項目を見てびっくり!

3月15日までと16日以降のものとを並べてみます。
商品間スプレッド

今回の数値の発表日付で「SPANパラメータの取扱について」が改定された影響のようですが、事象としては、
1)金-白金、パラジウム-白金等の組み合わせが新たに割引対象に加わった
2)商品間デルタ/スプレッド比率がシンプルになった
3)商品間スプレッド・クレジット・レートの数字が大きくなった
という3点が見て取れるかと思います。

1)は、来る白金限日取引を使い易くするための措置と考えればしっくりきます。
2)と3)は、なぜ今、これが行われたかはよくわかりませんが、必要証拠金を引き下げるように作用します。

原油(PSR=145,000円)の先物5枚売、ガソリン(PSR=140,000円)4本目5枚買のポジションに適用される商品間スプレッド割引額を、おおまかな計算で比べてみましょう。

15日までなら原油:ガソリンは1.21:1なので、原油5枚とガソリン5/1.21枚のセットに対し、商品間スプレッド・クレジット・レートの数字50%の割引が適用されます。
原油のPSR145,000円*5枚*0.5=362,500円
ガソリンのPSR140,000円*5/1.21枚*0.5=289,256円
よって、合計651,756円の割引です。

16日からは、原油:ガソリンは1:1なので、それぞれ5枚すべてが割引対象となります。
商品間スプレッド・クレジット・レートは93%!!なので、
原油のPSR145,000円*5枚*0.93=674,250円
ガソリンのPSR140,000円*5枚*0.93=651,000円
なんと!合計1,325,250円の割引です。

この差は大きいですよね!?

さらに不思議なことに、所要額で考えますと、上記の原油、ガソリンのポジションを保有する場合に必要な金額は、
原油のPSR145,000円*5枚*(1-0.93)=50,750円
ガソリンのPSR140,000円*5枚*(1-0.93)=49,000円
の合計99,750円です。

一方、原油の4番限と6番限とをカレンダースプレッドで5セット持つ場合、
原油の商品スプレッド割増額 = 30,000円*5セット=150,000円

あれ?異商品間の方が、同じ商品の限月違いより、少ない証拠金で取引できる?!

ちょっとおかしいような気がするのですが、提示されている数字から計算すると、こうなっちゃうんですよね…

15日の日中大引け15:15と、夜間注文受付開始の16:15とでは、必要証拠金の額が急に変わっているかもしれません。
しかし、パラメーターの計算方法が変わったことによるもので、リスクが急に減ったわけではありません。ポジションの持ち過ぎには、今まで通りご注意ください。


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アメリカ夏時間入り!海外市場は変則スケジュールに

今日もトレードお疲れ様です。たぬきです~ 

今週の初めを新潟で過ごした弊社のお米部隊は、高速道路で猛吹雪に遭ったそうですが、都内では梅の花が咲いております。
早いもので、この冬も終わりのようです。

さて、アメリカは来週から、ヨーロッパよりひと足先に、夏時間に入ります。
そう。ここから2週間、海外取引マスターの方にはおなじみの、"変則スケジュール"の期間となります。

北海ブレントを例にとれば、
<標準時>NY20:00-18:00=ロンドン01:00-23:00=日本10:00-08:00
<夏時間>NY20:00-18:00=ロンドン01:00-23:00=日本09:00-07:00
という具合に、夏冬問わず通常は、NY20時は、ロンドン1時なわけです。両方の時計の針を進めたり、戻したりすれば当然ですよね。
しかし、この2週間は、アメリカの針だけが進んでいるので、NYの20時は、ロンドンの0時となってしまいます。

<変則期>NY20:00-18:00=ロンドン00:00-22:00日本09:00-07:00

というように、ロンドンの参加者にとってこの2週間は、通常期より1時間スタートが早くなります。

一方、このような調整を行うタイプの銘柄もあります。
Sugar No.11は、
<標準時>NY3:30-13:00=ロンドン01:00-23:00=日本17:30-03:00
<夏時間>NY3:30-13:00=ロンドン01:00-23:00=日本16:30-02:00
ですが、この2週間は、NY時間での開始時刻を、1時間遅らせます。

<変則期>NY4:30-13:00=ロンドン01:00-23:00=日本17:30-02:00

よって、ロンドンの参加者のスタート時刻は、通常と変わりません。代わりに、アメリカの参加者が影響を受けます。
他にはCoffeeやCocoaが、このように開始時刻をNYの開始時刻を1時間遅らせて対応します。

銘柄によって、アメリカに合わせたり、ロンドンに優しかったりするのは主要参加者の層によるんですかね?

しかしまあ、考えてみれば、アメリカにせよやヨーロッパにせよ、標準時間、夏時間それぞれの終わりの2週間を除けば、
常に同じ開始/終了時刻のもと、取引できます。
その点日本は、今夜の雇用統計の発表ひとつを取っても、今は冬時間だから22:30、来月は夏時間になっているから21:30という具合に対応しているわけです。
意識したことはありませんが、日本人って、柔軟なのですかね?


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